第3話:独りでも。それが現実でも
私も老人の片足をつっこんでるのか。
最初は落ち込んでいたのに今では副業先やメインの仕事を一年ごとに考えながら選んで楽しんでいる。
今回は久しぶりに空いた時間で日常を楽しんでみることにした。
お料理教室に昔は行きたかったのに現代はスーパーでお金の管理をすれば無理に
たまに起業までする友人と話すこともあって比較したこともあったけどさすがにそこまでの力はきり子は使わない。
ただ起業した友人は
思っていたよりも家庭や生活が苦しい人達はおおぜいいて、分かりあえないと思っていても話をしてくれた人達と出会えた。
社会や強者がぶつけてくる幸せからの洗脳が解けた先にこれから自分たちが持てる経験をどこで誰とどのように使い、弱い立場にあってもよりそえるかが重要になってくる。
古い人間の
今日も
セールスを断れなくて買ってしまった
あまったお金で健康にも気をつけて介護されないように子供たちからも自立する。
もう
改めて思い知った。
時代に流されるわけにも取り残されるわけにもいかないと。
できることはまだある。
きり子は今日も気を引き締めた。
でも正直つらい。
だから考えすぎないよう
独りをほこるつもりもない。
ひとりの人間として生きていく。
つきつけられる現実とともに。
〈了〉
主婦タイマー秋月 釣ール @pixixy1O
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