「選択」を意識する。
言葉の裏にある言葉。
選択、無意識の選択。
他の選択肢が見えずに、無意識に選んだ行動、言葉。
あることが事情があって、それのせいでするしか無かった行動。
全て考える、脚本から感じる。
温度とか、匂いとか。
ある言葉を聞いて、他のことが伝わる。
空気。
俳優が変わると、空間の空気も変わる。
言わなくてもいいこと、言った方がいいこと、言いたいこと、言いたくないこと、色々考えて、言うという選択をしたものだけを残す。それ以外は脚本にはなくてもいい。
会話、コミュニケーションをうむ。
独り言でも、誰かが聞いている自分が聞いている自分に聞かせている。
俳優の動きを無意識に真似する。その、一言発した瞬間、重くなった瞬間、フワッと緊張がとける瞬間。これをつくる。
匂いが、変わる瞬間。
それを大事にする。
それぞれのシーンをつくるイメージで。
「〇〇みたい」
これも大事。
チワワと大型犬の喧嘩とか、拗ねた子供とか、ちょっとしたかわいいモチーフがあると分かりやすくなる。
隠された比喩を受け取る?
書いてないことも含めて、答えは脚本に書かれている。いま大事なのは必要な言葉だけを残していくこと。普段のコミュニケーションで使うことだけを残していくこと。
セリフはためない。大事じゃないセリフはたんたんと、タカタカと言ってしまっていい。
普段は言葉を悩んで話しているわけじゃないから。
この子がこれをしなければいけなかった理由、これをするべきと思った理由、これを無意識にした理由、これを「選ぶ」理由。
この子にはその理由は思いつかないかもしれない。でもそれを理解する必要がある。
なぜこれをしたの?なんとなくそうだったから。
じゃあそう思った理由はなに、この役に何を思ってそう思ったのか。あるいは私が何を信じてそれをしたのか。私がその役としてその動きをやった理由はなに?ここの人たちにこう受け取ってもはって、この人をこうしたくて、この人たちがこうなって欲しくて。言葉には理由がある。必ず理由がある。それをしっかり。一言一言考える。
突然変なセリフが出てくるんじゃない、その人は脳内でそれが思いついて、それを言ったら何か説得できるんじゃないかとか、自分がここからヒントを得られるんじゃないかとか、とにかく色んな理由がある。本人はそれが無意識に出てきていたとしても。
だから、変なセリフをただ入れてみるというより、この問題に関連してると思ってこれが出てきた。と思えるような流れを脚本でつくる。
演劇は大正解から始まって、もっと良くするために悩んでいく。
もっと良くするためには、今のものを無理に信じるんじゃなくて、思い切ったチャレンジでも1歩ずつ解決していく。
私はずっとぐちゃぐちゃしてる phan @harukatooku
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