タヌキングと筋トレ
タヌキング
ムキムキ
タヌキングは筋トレ、ランニングが好きである。
昔から体を動かすことが好きだったのもあるのかもしれない。体を動かすといっても無茶苦茶に動かすのが好きだった。要は落ち着きのない子供だった。
そんな私がトレーニングジムに行き始めたのはダイエットの為、職場のおじさんからしきりに「痩せろ‼」とうるさく言われたので、それにムカついてトレーニングジムに行き始めたのである。
MAX173センチで89キロ。高校時代はバスケをしていたので痩せていたのだが、部活が終わって体を動かさなくなり、食べる量が減らないと途端に体重が増加してしまった。会社に入ると「お前は柔道部だったのか?」と言われる始末で、あぁ太り過ぎたんだなと思った。
特に趣味も無かったので週6でトレーニングに行くという無茶をしていた。重量は上がらくなるし体の疲れが半端無いので、その内に周3,4回に減らしたのは言うまでもない。しかしながら、ただ体を動かせる。それだけで心が晴れやかな気持ちになる事を知った。家でゲームやアニメを見ているだけでは得られない多幸感に包まれ、トレーニングジムに行くのが習慣となった。
イヤホンをしてアニソン、特撮ソングを流しながらトレーニングをするタヌキング。萌えソングを聞きながらベンチプレスを上げていると中々に背徳感があるものである。最近のお気に入りはキン肉マンの「ラブ&ジャスティス」であり、やはり筋トレ時はキン肉マンを聞くとパワーが湧いてくるような気がする。
日によって鍛える部位を変えるのだが、最後の締めはランニングをすると決めている。晴れていたり小雨程度なら外を、雨が降っていたり暑くて死ぬ時はアニメを見ながらランニングマシーン。
外を走る時は今日できる全力を出し、ランニングマシーンを走る際は傾斜を少し上げて時速12キロのペースでアニメを見ながら、これがタヌキングのランニングである。ちなみに昔、ランニングマシーンを15キロぐらいで走ってたら「うるさい‼」とおばさんに言われた苦い経験がある。まぁ、そんな経験すら今となっては良い想い出である。
最初の頃は体に変化はあまり無かったが、継続は力なりと言う言葉は本当の様で今となっては客観的に見て細マッチョと呼んでも良いぐらいにはなっていると思う。ただ上には上が居るので天狗になる暇は無い。ジムには化け物みたいな筋肉お化けが沢山居るのだ。とはいえ、鍛えるということは前を見て、ひたすら自己を高めることに意味があると私は考えている。他人から指を差され笑われようが、自分より凄い人を見て自己嫌悪に陥りようが、ただひたすらに昨日の自分より今日の自分が輝けるように前を見てトレーニングする。それが一番大事。
長々と筋トレについて語ってしまったが、筋トレは本当にオススメである。
小説のアイデアも湧いて来るし、筋肉フェチにも成れるし、良いこと尽くし。
ただ女性にモテるかと言われれば……さて、野暮な話はやめておこう。
とにかく筋トレは良いって話である。
タヌキングと筋トレ タヌキング @kibamusi
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