第6話 告白の瞬間(卒業式の日)
卒業式後、校舎裏で陸は緊張しながら美咲を待っていた。やがて、美咲が現れる。
美咲「桜井くん、待っててくれたの?何か話があるって聞いたけど…?」
陸は深呼吸をして、美咲に向かって一歩踏み出した。
陸「美咲…俺、ずっと君のことが好きだった。高校に入ってからずっと、君のことを見てたんだ。進学で遠くに行くって聞いて、もう伝えないと後悔するって思って…。俺と、付き合ってくれないか?」
美咲は一瞬驚いた表情を見せたが、やがて穏やかに微笑んだ。
美咲「桜井くん…実は、私も桜井くんのこと、気になってたんだ。君はいつも優しくて、頼りになるから…」
二人はお互いの気持ちを確かめ合い、晴れやかな笑顔で手を繋いだ。
3年目の春に たくろー @akyakun
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