秋の味覚!栗拾いとぶどう狩り!!

くさぶえ 舞子

秋の味覚!

令和六年、九月十六日(敬老の日)に夫と四歳になる息子と私の三人で、栗拾いアンドふどう狩りに行くことになった。


なんで栗拾いに行くのかというと、四歳の息子が

「くだもの」という絵本で栗のページで、なんでイガイガがついているのか?とか、どうやったらこれが黄色い実になって食べれるようになるのかが想像できなくて

「なんで〜栗を踏むの?」

「どうやって〜皮を取るの?」

 などと、疑問だらけだったようなので、これは体験させるしかない!と、思って車で約一時間半かかるフルーツランドを予約した。


 ところが、先の台風と、三連休の最終日ということで栗はほとんど残っていないと、言われた。

それでも、イガイガを見せてやりたかったので予約した。保険代わりにぶどう狩りも予約しておいた。


事前に長靴がいると思って三人分用意した。


 当日、朝七時半、天候は晴れ!しかも熱中症警戒アラートが続いている。


現地に着いたときは九時半すでに暑かったし、どうやら、栗拾いを終えて帰って来ている人ともすれちがったが、拾えた栗は片手一杯分くらいだった。


 暑い!まだ朝なのに暑い!受付でもあまり栗は拾えていないことをアナウンスされた。

「昨日も、おとといも、多かったですもんね〜

今日はもう難しいですね~」

と、明るく言われた。

しかし、ここで帰る理由にもいかず、入山料をはらった。


栗拾いの道に既に栗が取られてカラッポのイガイガが沢山落ちている。

これを見て夫が

「この中に栗が入っていたんだよ〜」

と、説明する。


イガイガが落ちていた!……でも、開いていなくて固く閉ざされている。受付で渡された火バサミを差し込んで一生懸命グリグリしてみたり、足でふんでグリグリしてみたりしたけど、中の栗は腐っているような色をしていたので諦めた。

何度かこれを繰り返したけど、パカッと空いていて中身が入っている栗は見つからなかった。まだ、木にぶら下がっていてパカッと空いている……イガイガが緑色のをみてくやしかった。けど、ここで夫がまた

「こんなふうにイガイガがパカッと空いていて、茶色かったら栗拾いできたんたよ〜」

と、息子に伝える。ふんふん興味深げに見ている。


とにかく、暑かったのでぶどう狩りにも体力を残しておきたかったので、泣く泣く収穫はゼロで受付に

火バサミと、バケツをかえした。


そしてふどう狩り。今度は、受付から下った所のビニールハウスに行くようにと言われた。

内心、『良かった〜栗拾いだけにしとかなくて。』と、ほっとした。


ビニールハウスの前にカットバサミと、カゴが用意されていた。台の上に

【ピオーネ クイーンニナ シャインマスカット】

が、並んでいた。試食用らしい。ここで一粒食べて採る品種を選ぶ方式らしかった。もぐもぐ。

どれも種無しだった。

私はクイーンニナという品種が気に入った。当然シャインマスカットは別測りで割高だった。

ビニールハウスに入ってそれぞれの品種がどこらへんか?という説明がされた。袋に入っているので、もう、何を選んでも一緒の様な気がしたけど、一応選んで、ピオーネ一房、クイーンニナ二房、シャインマスカット一房を籠に入れて受付に進んだ。袋を取って

「腐っている所はとりますね」

と、手際よくとって、新しい袋にそれぞれ入れてくれた。

 最後に計量して、五千二百円かかった。

……ちょっと高い気もしたけど、体験料と思うことにした。


 しかし、暑かった。来年は台風と、連休初日に行こうねと、夫と確認し合った。


とりあえず、息子の方は、栗拾い→スーパーで栗購入→ゆでる→食べる


で、完結して満足してもらえたみたいです。

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