第2話 〜フリーアドレスって何ですか?〜

こんにちは、イシマです。

今日はフリーアドレスについて。


コロナ禍が始まる前のことですね。

事務所の移転と同時に役職者以外の席がフリーアドレスになりました。部分的なフリーアドレスと言いますか、ある3部署の中はフリーという感じです。人数は3部署8課で、おおよそ100名程度。

部長は窓際の独立席、課長以下は2列が向かい合う所謂、事務所的な席です。1つの島で、約10席。課長は1〜3島に1人という配置になります。

フリーアドレス化の目的は、他部署との交流促進、それに伴うイノベーション創出的なものです。


イメージしていたフリーアドレスは、毎日違った席で、適度に会話をしながら、同僚と和気あいあい仕事を…というものでした。


ところが、何が良くなかったのか…


フリーアドレスが始まって3ヶ月程経ちますと、固定席的な使われ方がされる席が目立ちます。

間違って座ろうものなら「あぁ、そこ私の席…」という、呟きが…

そもそも、スタート前からとある1つの部署が「フリーアドレスからの脱却」を宣言。

引越をした時点で固定席化したという、初めから暗雲立ち込める状況でした。


そんなスタートでしたから、いつの間にか、真面目にフリーアドレスをしている人が選べる席が少なくなっていました…


比較的良い席を取るには、早めに出社するしかない。少しでも遅くなると、課長の隣席になってしまうという具合です。


結局、いつの間にか固定席になった分を除く、歯抜け状態のフリー席、約10席を取り合う状況に…


とはいえ、皆さんのおおよその出社時間も決まっています。となると、フリーアドレス組も席が固定化されてきます…


フリーアドレスって…、結局何なんですかね…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

おじさんエッセイ〜40代のサラリーマン〜 @Ishimar

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る