第4話 器。
私が…器、?
というか、器ってまず何!?
「器って言うのは、各グループの一番偉い人だよ。赤の器って言ったら、赤のグループの1番強くて偉い人のことだ。」
…考えてること、読まれた、?
「なんで、私なんかが、その、器?ってやつに?」
「あぁ、細かいことは省くが、この世には核心<コア>ってのが人に存在するんだ。そいつの色で器かどうかを見破るんだよ。簡単さ、色が濃ければそれほど強い力に耐えられる。」
私は…その核心<コア>の色が…濃い。この人の言葉が本当ならばそういうことになる。
「器になると同時に、各色の隊長のようなものにもなる。学校で言うイインチョーみたいなもんだ。」
…それって凄いなんか、なんかなんじゃ!?
「私がなるんですか、?」
「そうだな。」
結構あっさりだなぁ、
「そうだ、さっき話しただろう。私は孤児院で育ったと。この団体には基本、孤児院育ちばかりで親や兄弟は居ない奴らしかいないんだよ。君は?」
「両親と弟がいますけど。」
「そうか、特例になるかもしれないか、」
「特例、?」
「そう、さっきこっちに来る時によく分からん魔法みたいなの使ってた小さい子が2人いたろう?あの子らは双子なんだ。生まれて直ぐに捨てられちまってな。あの子たちも器だぞ?2人で器。ただ、2人とも各々の核心<コア>は最高に蒼い。」
「え!?あの子達、かなり小さいですよね、いくつなんです?」
「どちらも7歳だ。小学校だと1年生か、保育園とかだな。どっちか分からんが。」
あんなに小さいのに…親って存在を知らないってことになるんだ…
「だからな。あの子らでも器になれるんだ、君もうちの仕事にすぐ慣れるさ。」
国家秘密団体フルコース 名無し。 @nanashi041439
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