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後宮の弔い人

後宮の弔い人

白川明

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★14
5人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 早坂知桜
    175件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    亡霊が見える妃と女官が紡ぐ、静かで痛切な後宮悲譚。

    後宮を舞台にしながら、華麗さよりも静かな悲劇と情念を描いた短篇。
    本作の魅力は、何より“亡霊が見える妃・雪月”を中心にした語りの構造にある。彼女は怖ろしい存在ではなく、むしろ静かで優雅で、どこか寂しげ。依依の視点を通して、読者は少しずつ彼女の抱えている嘆きと、到底癒えない喪失へと歩み寄っていく。

    依依が日記を焼くラストも象徴的で、喪失と解放の余韻が深く残る。

    • 2025年11月28日 10:22
  • 悠鬼よう子
    1113件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    祈りは灰に、言葉は風に――後宮の終焉を見つめて

    このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(174文字)

    • 2025年10月24日 15:34