王女様、元パーティメンバーの性癖暴露するってよ

第5話

1:スレ主

皆様、お久しぶりです

先日同タイトルにて、スレ立てをした者です


2:名無しの冒険者

ん?


3:名無しの冒険者

おや、このスレタイは


4:名無しの冒険者

王女様か!!


5:名無しの冒険者

一週間ぶりくらいか


6:名無しの冒険者

続き??

旅の話の続き聞けるの??


7:スレ主

えぇ、毎日協力者の方とお会いできればいいのですが

そうもいかないので

協力者の方も冒険者としての仕事がありますし

そのため、予定をすり合わせる必要があり、少々日が空いてしまったのです


8:名無しの冒険者

あぁ、なるほど


9:名無しの冒険者

たしかに、協力者は冒険者だもんな

そっちの仕事もあるから予定をすり合わせて立てないとだもんな


10:名無しの冒険者

ヤッター(((o(*゜▽゜*)o)))

続きだ続きだ!!


11:名無しの冒険者

勇者と戦士のクズっぷりに、なかなかどうして親近感がわいたなぁ


12:名無しの冒険者

じゃあ、今日はどの話をしてくれるの??

砂漠の国の話??


13:スレ主

そうですねぇ

今回も安価をしましょうか

その方が私も悩まなくて済みますし


14:名無しの冒険者

安価だ♪


15:名無しの冒険者

戦士の加入までのクズエピソードはなかなか面白かった


16:スレ主

あぁ、そうでした

戦士について書き忘れていたことがありました


17:名無しの冒険者

書き忘れていたこと?


18:名無しの冒険者

なになに?

またクズエピソード??


19:渡航者

あ、やった

スレ立ってるー⸜(*˙꒳˙*)⸝


20:スレ主

皆様、不思議だと思いませんか?


21:名無しの冒険者

???


22:名無しの冒険者

なにが?


23:スレ主

戦士は妹想いで、彼の視点からすると最愛の妹を、勇者によって助けてもらったので

その恩を返すためにパーティに加入した、ということになってますよね?


24:名無しの冒険者

まぁ、うん


25:名無しの冒険者

そうなってるな


26:名無しの冒険者

勇者と戦士、それぞれの書いた本の中でも、そう記されてるな


27:スレ主

フフッ

ちょっと変だと思いません?


28:名無しの冒険者

???

なにが??


29:渡航者

あー、うん

僕、この一週間で二人の本読了したけどさ

戦士がパーティに加入するエピソード、違和感あったんだよ


30:名無しの冒険者

>>29

え、なんで??


31:名無しの冒険者

>>29

どうして??


32:渡航者

戦士の両親は、戦士と妹が幼いうちに亡くなってて

戦士が外で働き、妹が家の事をやっていた

なんなら、戦士もいい歳だからそろそろ嫁をもらう時期でもあった

とはいえ、妹が瘴気に侵されたがために縁談が先延ばしになってた


33:名無しの冒険者

つーことは縁談相手がいたのか


34:名無しの冒険者

>>33

本、読んでないのか、お前?


35:33

んー、なんか流行ってるものに手を出したら負けかなって思って


36:名無しの冒険者

むしろ、戦士の立場からすると

妹の看護要員としても嫁は欲しかったはずじゃね?

なんで結婚しなかったんだ??


37:名無しの冒険者

>>38

縁談相手が渋ったとか?

娘に苦労させる家には嫁がせられない、とか


38:名無しの冒険者

本だと、どう書いてあるんだ??


39:渡航者

>>38

まんま、僕がさっき書き込んだ通りのことが書いてある


40:名無しの冒険者

つまり、妹のせいで結婚できなかったんだ、と??

そう書いてあるの?


41:渡航者

そこまであからさまじゃないけどな

むしろ、読んだ感じだと

こう、妹がこういう状態だから結婚はできないなー

あきらめるしかないなー、ざんねんだなぁ(棒読み)


みたいな印象を受けた

むしろ、縁談が先延ばしになって嬉しかったような、そんな印象を受けた

あと


『縁談がまとまらなかったのは不幸中の幸いで

縁談相手にとっても、自分のような無骨な者のところへ嫁ぐより、もっと相応しい者のところへ行ったほうがいい』


引用したけど、戦士は縁談についてこう書いてる


42:名無しの冒険者

それは、穿ちすぎじゃね?

あと、書き方としては普通だろ

王女様に対しては塩対応だけど、縁談相手に対しては、思いやってる感じがするんだが


43:スレ主

>>41 >>42

あぁ、なるほど

そういった見方もあるのですね

というか、引用部分は、なんというか書き方がお相手に対して酷すぎますね

卑怯です


44:名無しの冒険者

そういった見方もある??

というか、卑怯??


45:名無しの冒険者

どゆことですか?

王女さま?


46:スレ主

失礼

フフッ

いえ、私が言いたかったのは

フフフフフっ

まず、妹さんとパーティに加わることについてですが

たしかに自力で薬草を集める程度には、彼は妹さんのことを思いやり、愛しているのでしょう


でも、そこまで思いやり、愛しているのなら

どうして旅についていく、という決断をしたのですか??


家には妹さん1人が残されることになるのですよ?

ましてや、病み上がりです

しばらく様子を見るのが妥当では??

真に家族思いならそうするでしょう?

他に家族がいないのですから


47:名無しの冒険者

あ、たしかに


48:名無しの冒険者

言われてみれば


49:スレ主

事実として、あえて書きますが

旅に出る、我々勇者一行についていく、と戦士が宣言した時

妹さんは、馬鹿なことを言うな、と叱ったんです


薬草を取りに行っただけで、モンスターに襲われ、怪我をした人間が何を言っているんだ??

足でまといになるだけだろ

それなら、両親の残した畑でもして(畑は町外れにあるとのことです)少しでも家のためになることをしろ


と、まぁ、こんな感じのことを言って説教をしました

縁談相手のことも考えろ、とそれはもうすごい剣幕でしたね

おそらく、兄の本音を見抜いていたのでしょう


50:名無しの冒険者

妹さん、ド正論


51:名無しの冒険者

ド正論過ぎて草


52:名無しの冒険者

妹さん、病み上がりの私を置いていくのか、みたいなことは言わなかったんだな


53:スレ主

>>52

言いませんでしたね

どちらかというと、兄に対して、夢のようなことを言ってないで現実見て働け、という感じでした


54:名無しの冒険者

でも、結局承諾したんだろ?


55:スレ主

えぇ、まぁ、そうなんですけど

戦士の加入はすんなり決まった訳ではなかったんですよ


56:名無しの冒険者

ありゃ、そうなの?


57:スレ主

えぇ

縁談相手のことがネックになっていたんです

とはいえ、正式な婚約はまだだったのは事実です


58:名無しの冒険者

なんか、家庭の揉め事としては普通なんだけど

こういうの聞く分には楽しいよな

よその家のことだから、余計にちょっと楽しい


59:名無しの冒険者

正式な婚約はまだだった??

それでもネックになってた??


60:名無しの冒険者

まじでどういうことだ?


61:スレ主

縁談相手というのが、戦士達兄妹の亡くなったご両親ととても仲が良く

家族ぐるみでお付き合いがあり

その亡くなったご両親とお相手のご両親が、改めてお見合いをさせよう、ということで話がまとまっていたのです

婚約はしていなかったものの、ほぼほぼ確定していたようなのです


62:名無しの冒険者

ふぅん?


63:名無しの冒険者

( ゜σω゜)

それで??


64:名無しの冒険者

それがどうして、戦士がパーティに加入したいことに繋がるの??


65:スレ主

これ書いてしまうと、戦士の評判が地に落ちるので

少し迷って居るんですが、まあ、本であんな風に書いた卑怯者にはいい薬になるでしょうから

書きます


66:名無しの冒険者

大丈夫大丈夫

やっかみひがみのヘイトは、少なからずあるから

気にしないで大丈夫ですよ


67:スレ主

縁談相手の方の容姿が、好みではなかったから、が理由です


68:スレ主

いえ、もっとはっきり書きましょう

妹さんとの口論で、戦士ははっきり口にしていたのです

勇者の飯炊き係よりも劣る化け物じみた容姿の女なぞ、嫁にできるか、と


69:名無しの冒険者

うっわぁ


70:名無しの冒険者

うわぁ


71:名無しの冒険者

ドン引きだわ


72:名無しの冒険者

美醜なんて、歳とったら関係ないのにな


73:名無しの冒険者

あの、その飯炊き係って……


74:スレ主

>>73

えぇ、私のことです


75:名無しの冒険者

あの、ちなみに王女様は戦士の縁談相手とは顔を合わせたんですか??


76:スレ主

はい

見合い用の肖像画を拝見させていただきました


77:スレ主

女性でありながら、筋骨隆々の逞しい方で

そうですね、とても力強い顔立ちの方でした

けっして化け物などと呼ばれるような顔立ちではなかったです

後日、お話をさせて頂く機会があったのですが、思いやりと教養があり

私なんかより、よほど女性らしい方でした


78:名無しの冒険者

話したのか


79:スレ主

えぇ、戦士の加入が正式に決定した時に

こちらからも説明に赴いたほうがいいと判断して

事前に戦士にもそのことは断りました

反対されましたけどね


80:名無しの冒険者

反対されたけど、話を通しに行ったのか


81:スレ主

えぇ


82:名無しの冒険者

度胸あるなぁ


83:スレ主

もちろん、少々策を弄しましたが


84:名無しの冒険者

策?


85:スレ主

そのまま正直に縁談相手のところへ行こうとしても

おそらく邪魔されるだろうと考えて


86:名無しの冒険者

考えて?


87:スレ主

妹さんと協力して、お茶に少々細工を……

(・ω<) テヘペロ


88:名無しの冒険者

やりおったwww


89:名無しの冒険者

でも、睡眠薬なんて用意してるのバレたらまずかったんじゃ?


90:スレ主

あら?

私、睡眠薬を入れた、なんて書いてませんよ?


91:名無しの冒険者

え?

あ、ホントだ


92:名無しの冒険者

じゃあ、細工って??


93:スレ主

睡眠薬を入れたお茶、ではなく

疲労回復効果のある薬草茶ハーブティー、として出しましたから

しかも、その薬草は彼自身が妹のために集めていた物でした、というオチです

効果もちゃんと説明しました

その上で、それを飲んだのは戦士自身です


94:名無しの冒険者

わあ


95:名無しの冒険者

王女様、やり手だァwww


96:渡航者

それ、睡眠効果もある、って言ったのか?


97:スレ主

ちゃんと説明しましたよ

疲労回復効果がある、と

フフフ(´^∀^`)フフフ…


98:名無しの冒険者

嘘は言ってないわな


99:名無しの冒険者

うん、嘘は言ってないwww


100:スレ主

あぁ、そういえば

眠くなるかも、と伝え忘れていたかもしれませんね

うっかりしていました(´>∀<`)ゝ


101:名無しの冒険者

うっかりか、なら仕方ないな


102:名無しの冒険者

うっかりなら仕方ない

*゜∀゜)*。_。)ウンウン


103:名無しの冒険者

うっかりは誰にでもあるもんね


104:名無しの冒険者

なんか王族、王女様って完璧超人だとばかり思ってたから

うっかりしてるところとか、めっちゃ親近感わくなぁ


105:名無しの冒険者

>>104

(´・д・`)ワカルワァ


106:名無しの冒険者

>>104

( ´-ω-)σマジソレナ


107:名無しの冒険者

でもさ、何で王女様はわざわざ、戦士の縁談相手に会いに行ったの?

話すこととかあったの?


108:スレ主

あったんですよ

とても大切なことを話さなくてはならなかったので


109:名無しの冒険者

大切なこと?


110:名無しの冒険者

大切なことって??

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