015:収穫祭のウラの祭り 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093084362861078/episodes/16818093084871057663


 このタイトルでエッッな展開を期待した方々、手を挙げてください。安心してください、筆者もですよ!(ヘェェイ!!)


 これはあれですね、どこかのお祖母ちゃんから受け継いだ友人帖を持った男子高校生が活躍しそうなお話を、更に妖怪の怖さマシマシにしたようなお話に思えますね。そういえばこの秋に第7期が放送されるのだとか。筆者は毎回楽しく観ているので、今回も楽しみなんですよね!

 屋台の食事ということで黄泉戸喫ヨモツヘグイらしきものの話もチラリチラリと出ていたり、肉食獣たちの宴が開かれていたり……この子どもが招かれないといいですけれどもね。というか主催者、まさか子どもに聞かせることでわざと興味を持たせようとしていません……?


 なんてね!!


 さて、収穫祭で『残酷な描写あり』と言われたとき皆様の頭のなかはハイヌウェレ型神話で満ちたのではないでしょうか? 筆者も大学の頃に後輩からそんなことを教わってからはしばらくの間、人々の暮らしを繁栄させるために定期的に殺されては貪られる少女の出てくるお話を書いたものでした。今のようにネットに載せて皆様に見ていただく──みたいな意識のない頃の話なので、そりゃもうとんでもない(エログロスカトロなんでもござれ)話だったのですが、まず殺される少女の年齢が一様に低いことを取り沙汰され、サークルの暗黒面ダークサイドではなく邪悪なロリコンなのではないかと囁かれたものです。

 筆者は邪悪なロリに弄ばれたい願望こそあれ、筆者自身が邪悪になりたいわけではないので『いやいや! 違うよ!?』と否定しましたっけ。そう、人は皆、邪悪ロリを求めているんですよね、わかります。筆者も皆様の仲間です、皆様が望んでいるのと同じように、皆様が渇望しているのと同じように、筆者も皆様同様、邪悪ロリっていいよね、わからされたいよね……と夢想する日々を送っています。いや、敢えて言うまでもありませんよね、皆様にもおわかりでしょうからね。


 最近だといわゆる「メスガキ」という存在が新しい上位存在として私たちの世界に君臨しており、時には邪悪な存在として我々を惑わし、破滅させる物語もあったりしますよね。ただ、「メスガキ」という言葉ができる前、その役割は「邪悪ロリ」が担っていたんですね。もちろん今でも、邪悪なのには違いないけれど「メスガキ」とは違うロリもいます。いるのですが、かつて一世を風靡した「邪悪ロリ」という呼称はすっかり聞かなくなってしまいましたね。筆者が好きな邪悪ロリは大半が成人向け作品の登場人物ですが、皆様が信仰する邪悪ロリはどの邪悪ロリですか?


 邪悪ロリだけが救える世界もある、そんな言葉を添えて、『収穫祭のウラの祭り』の感想とさせていただきます。

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