004:匿名コンをぶちのめせ! ~白き狼と二人の式部~ 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093084362861078/episodes/16818093084409448018
ああぁぁ~~~!!!
筆者も昔は自作のクロスオーバー的なやつを大学ノートに書いたものでしたねぇ!!! いや、このお話はオール板野先生の作品の子たちのようなので作者様次第では下手すれば『うちよそ』ならぬ『よそよそ』……いやもはや『よそのうち』と言ってもいいレベルの可能性もありますけどもね!? 当時は『異能力 × 主人公かヒロインのどちらかがそっけないけも何だかんだ仲睦まじいカップル』みたいなお話が多かったので、すぐ死別させたり苦難を強いたりしたがる作者への愚痴やら懲らしめやらをしつつ歓談してもらっていたところでしたっけ。
なんでしょうね、イメージ的には後書きに作者様と「L様」なるナイトメアな御方が共演したりする某名作ライトノベルみたいなイメージでしたっけね。いや、もうそういうことをしていたのも10年近く前なので思い出すのも難しいのですが。
そしてルビ芸お見事でした! ああやると小さい文字列も作れるんですねえ、思わず感心してしまいました、すごい! あとあそこまで書いておいて、この企画があくまで匿名コンだから板野先生の書き方や作品、趣味嗜好を知り尽くした別の方が先生に成り代わって書いている可能性もなきにしもあらずなところも、個人的には好きなのです(さすがにご本人かしら)
成り代わりというと、憑依であったり皮の着脱という手段でヒロインの身体や人格を乗っ取ってしまう手段を手に入れた悪いやつが主人公の漫画って意外と多いんですよね。筆者が読んだことがあるものを例に挙げると、任意の相手の皮膚をまるで衣服のように着脱可能にしてしまう術を会得した悪どい外道忍者が、里に幼い恋人(たぶん声変わりもまだっぽい見た目です。里の跡取りになる宿命を帯びているので、ヒロインは敢えて己を律して交わりを持たないようにしているとか)を残したまま密命を帯びてやってきたヒロインに圧倒されながらも隙をついてその皮を剥ぎ取り、ヒロインが己に課していた禁を破って恋人を籠絡(意味深)して、里を内側から蝕んでいく……という漫画がありました。見た目はおねショタセ(それ以上いけない)ですが、その実おじショタです……しかもおじさんが若い欲望を煽って誘うというシチュエーションですから、一粒で二度美味しいですね。ごくりんこ。
あと興味深いとは、この手の乗っ取りモノの漫画では「強い快楽を受けると肉体の持ち主の主導権が一気に弱まる」というのが、まるで「愉悦」といえば身長193cm体重82kg、12月28日生まれのやぎ座でバツイチ(妻と死別)、娘がひとりいる麻婆豆腐大好きで確かな信仰心と倫理観を持つがゆえに己の性分に苦しんだ過去を持つラスボス系神父を思い浮かべるのと同じように、共通認識として存在している節があるんですよね。それらが広まるきっかけとなった作品とかも、機会があれば調べてみたいものです。
ということで、脱ぐとわりと凄いあの神父が筆者は約20年くらいずっと好きなんだぜという誰得情報を添えて、『匿名コンをぶちのめせ! ~白き狼と二人の式部~』の感想とさせていただきます。
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