第3話初めての異世界
空間を断ち、そこから出てきた一人の青年。本作の主人公にして名はムンク。そんな彼は自分の住んでいた世界からいろいろ見て回るために様々な世界を旅し始めた人物である。
「あの世界から旅立ったはいいが…ここはどの世界だ?」
(
「ま、取り敢えず寄り道しながら行くか」
俺はその後、5時間ほど森を歩き、いろんなものを採取し、わかったことがあった
「ここ森の中心部だな!なんかでっかくて王冠かぶった虫いるもん」
その大きな虫は全長が40mほどあり、それと比例するように周りの植物も巨大になっており、その様子や圧はまるで、獲物を狙う狩人のようで、俺も冷や汗をかき最大限警戒した。
(動いていない…眠っているのか?)
そう思い、俺が一歩踏み出した瞬間だった
スパッ
その音がすると同時に俺の足が何者かによって切り落とされ、続けて空を切る音がした。バランスを取り遅れた俺は自然と前に落ちる身体を両手で受け身を取り、切り落とされた足を拾ってそのまま2、3回転ほど転がり大きな虫がいた木の
俺は足を切り落とされた原因を見るために、少しだけ顔を出すと"目"の前の空を切り、"ソレ"が現れた。
「カマキリ?いや、トンボ!?」
そこには足が全てカマキリの鎌のようでトンボみたいな姿をした存在がいた。ソレは俺ですら肉眼で捉えるのがやっとの位の速さで動き、空中を飛行しながら急停止、加速、減速、平行移動といった様々な動きを行っていた
(襲ってこない…見失ったのか?いや、さっき空を切ったということは俺の存在がここにあることに気付いているはず…ではなぜ手を出してこない。…………まさか、あの王冠を被った虫がくっついているこの木を傷つけないためか!もし、そうならば…)
俺は木から離れるように右腕を木から少し離れるように出した。その瞬間…
ジュッ
という音とともに俺の腕は切り飛ばされ、舞い上がった。
「なるほど、この木から60cm以上離れたらアレの行動圏内なのか」
俺は切られた腕の長さからそれを測った後、それ以上は出ないようにして木をよじ登り、なんとなくではあるが王冠をかぶった虫の下へと向かった。そして、そこで衝撃的なものを見た。
「こいつは…ひでぇな」
俺が登って見たその様子は僅か5cm程の小さな『魔者』が、その虫の足、
俺はそれを見た瞬間、心で何かを思うよりも身体が先に動いていた
「虹無・白!駄々落とし!」
俺がそれを使うと同時に詰まっていた『魔者』の内87%落とした
「チッ…まだ残るか」
俺が二発目を
「うぉっ!?」
俺が驚いた束の間、その魔物たちは集まり一つの集合体としてそこに集まった
「ギギィィ"キギギギギイ"ィ"ア"アア"!!!」
「こいつが入り込んでたやつか!」
その集合体は全長3mの巨大に集合体なせいか身体がウニョウニョとし輪郭がないに等しい状態だった。
「一瞬で決める!虹無・白!
俺は虹無を発することで出した白い光を指差しに集め、針ではなくドリルのように回転も付け足し、
「手応えがない…」
「ギギギギ!!」
(集合体だから物理的攻撃が効かないのか?いや、一体一体を正確に狙えば仕留めれるのか?だが、あの様子…恐らくコイツは分身する!時間がかかってはダメだ。だが、魔者には虹無で”つくった”攻撃以外は物理的攻撃以外は無効化される…俺の虹無もまだそんな領域には至っていない…どうすれば…)
「ギギギギ、ギィ"ア"ア”アァ”ア゙!!!」
魔者が俺を狙い、輪郭のない腕のようなものを巧みに扱い俺に攻撃を仕掛けてきたその時
スパッ
その擬音が俺の頭の中に入ってきた。そして、俺が気づいた瞬間、俺の両足が切り飛ばされ、身体の前半身は大量の切り傷が付き、魔者は一体一体全て切り落とされて身体がくたばっていた。
俺は『
「………」
その存在は一言も音を発さずに高速移動を行い、王冠をかぶった虫の下まで行き、起こすかのように優しく揺さぶった。
魔者殲滅記〜男は様々な世界を旅し、大切なものを探す〜 すー・パーンプキーン・ターコ @su10
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