第4話 現状確認

あの男が言っていた事は、本当なのか考えていると

一人の男が叫んだ。

「ふざけんな!俺には嫁と子供がいる

こんなことに付き合ってられるか。」

それに同調する様に他の人も叫んだ。

しかしあの男は現れず始まりの街は混乱に陥った。

そこから逃げるように離れ考えた。

最悪を考えろ。もし外れても杞憂で終わるが

もしあの男が言っていたことが本当ならば

最悪だ。

家に未練は無い。

親は育てはしてくれたけど

愛情をくれなかった。

ステータスを確認せねばと思って確認すると

『名前:名称未定 Lv.1

職業:無職

SP0


HP10

MP10


STR6

VIT3

INT3

DEX10

AGI10

LUC6

スキル 隠密 潜伏 (首狩) 』

名前を付け忘れているのに気づいて

俺の本名 宮城蓮魔の蓮魔をカタカナにして

レンマにした。

あと気になってたことがある

首狩に()が付いてたことだ

タップして見ると、こう書いてあった

『おめでとう 

君は人狼の一人に選ばれたよ

君達人狼は3日に1人殺さないと名前と容姿が

プレイヤー側に伝えられる

頑張ってくれたまえ』

こう書かれてて愕然としたまさか自分が選ばれてたなんて

人殺しを強要されるこれほど

恐ろしいことは、無いのかと思うほど背筋が

冷えた。

あの男は言っていたイカれてる奴らが人狼になると自分は学校でも陰キャの分類に入る

そんな俺がどうして選ばれたのか分からない

ひとまず心を落ち着かせて考えた。

現実逃避をしたくスキルを見ると

〈隠密 人、モンスターなどの生き物に対して音や匂い姿が10%見えにくくなる〉

〈潜伏 人、モンスターなどの生き物にたいして存在感が10%薄くなる〉

(人狼が持っているスキルは全て強化される)

そう書いてあり人狼だと再認識された。

実際かなり有用なスキルだ

しかも人殺しに向いている。

首狩の効果が気になり見てみると

〈首狩 生き物を首で狩った場合だけ10%の確率で持っていたスキルが手に入る〉

破格だ

そう言わざるを得なくなった。

殺した分だけより強くなれる。それを体現したスキルだ。専用スキルがこれだけ強いなら他の人狼にも気を付けねばならない

なぜなら他にも強奪系のスキルを手にした奴は他の人狼を殺してスキルを奪う可能性がある

そう思い宿屋に逃げ込んだ

初期金の1000Gを宿屋に使って900Gになった

宿屋でこれからの方針を考える事にした


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