第36話 1919ー3

=第35話までのおさらい==

 占い老婆・ウラナとエロジジイ・ヨーボの婚約にウラナパパから【レーの鏡】を要求された僕達は【トリックアー塔】へ向かい、【ボスエロール(ウラナのママ)】から鏡を入手。町へと戻ったが、例の如く脱線してプールへ向かい、老婆とマッチョの水着姿を堪能する羽目になった。

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―けいかんの町―


ヨーボ「うひょひょ。ギャルの水着姿は最高じゃったの」


僕「どこがギャルだよ…老婆だらけだっただろ」


ウラナ「なんですって…アルフ。口を慎みなさい。」


ジュード「ところで、みんなもう本来の目的忘れてるだろ?俺たちはヨーボを賢者にするためにダーマシの神殿へ向かっていて、パーティメンバーを増やすために馬車を探しに来たんだよな。さっさとウラナの件を解決して先に進もうぜ」


ヌイーダ「解説ありがとうジュード。作者も忘れていたと思うわ。」


僕「ついでにいうと初期ジュードの中二病設定も忘れられてると思う」


ジュード「ボケキャラが渋滞しすぎだからな…俺はツッコミにまわるしかなくなった」


僕「役割変更できるところがある意味中二病らしいな」


ニコル「ツッコミね…誰にかな、ムフフ」


ヌイーダ「いやん♥やめて、ニコルんたら…」


ジュード「ね…ねぇさん、俺たち、先に宿にいこうか…」


ヌイーダ「やだジュード…どうしたの」


ジュード「い、いや…に…荷物が!!荷物がたくさんあるからさぁ…あはは!!!」


僕「お、じゃあついでにこれ頼むよ」


*アルフは を たいりょうに わたした!!


ヌイーダ「…」


ニコル「転売予定だったインチキアイテムだね…」


ジュード「空気読め」




ヨーボ「さて、ウラナ。パパに鏡を渡してくるぞよ。アルフ、鏡をよこすのじゃ」


ウラナ「ヨボたん…イヤ…ウラナ、あの鏡嫌いなの…」


ヨーボ「なぜじゃ」


ウラナ「レーの鏡は『真実を映す鏡』…ウラナもママも、恐ろしいあの鏡を封印するためにあの塔に封じたのよ。」


僕「今でも充分に恐ろしいのにこれ以上どう変化するんだ」


ウラナ「アルフ……教会に戻りたいのかしら?」


ヨーボ「じゃがわしとウラナが旅を続けるにはパパの同意が必要じゃろ」


僕「なんで婆さんが旅するのに親の許可が必要なんだよ…」



ウラナ「でも…」


ヨーボ「行くぞよ!」


ウラナ「私は行かない」


ヨーボ「我儘いうでない。行くのじゃ!!!」


ウラナ「嫌。我儘なのはヨボたんよ!行かない!!」


ヨーボ「うぬぬ…行くといったら行くんじゃ!!!」


ウラナ「むぅう~!!ヨボたんのわからずや!!行かないっていってるでしょ!!」



ジュード「もうやめてくれ…」(げっそり)













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