偲ばるる姉や嫁ぎし十五こそ欠けたることの無しと思へば

しのばるるねえとつぎし十五こそ

欠けたることの無しと思へば


 姉が十五才で嫁に行ってしまったのを偲べば、(満月の齢だって十五なのだから)一番綺麗なときに結婚したということだろう


──作者より──

 今回は少し無理があるような気もしますが……


 この歌は山田耕作の『赤とんぼ』からインスピレーションを受けました。


 これでおしまいにします。

 ありがとうございました。

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あかかりし 上月祈 かみづきいのり @Arikimi

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