ランカーゲーマー兼攻略班の俺がスキル『貪欲』成り上がる〜神の手違いで死んで転生したと思ったらそこはゲームの世界で、俺の技術と前世のゲーム知識で無双していく
虎井 虎
第一章 転生と序盤無双
第1話 ゲーマー転生する
突然だが俺、『世界一のロイ』こと
そのゲームの名前は、、
『world of conquerors』
通称ワルクロやwocなどの愛称で親しまれているVRMMORPGだ。
このゲームにおいて1番重要な要素の一つが
スキル である
スキルは主に、攻撃、防御、バフ、回復、全の五つがある
スキルには等級があり、
初級、中級、上級、超級、災害級、神級
となっている。(モンスターもスキルと同じ等級の区別がある。)
俺が使っているロイのスキルは全の中の一つで
そして俺は神級スキルを5個持っているがそれは後半でいいだろう。
俺はこのゲームをリリース時、大体四年前ぐらいから毎日プレイしていた。
俺は年げつが経つにつれて、ランクをどんどん伸ばしていき、先月には東京で行われた世界大会で見事優勝。晴れて世界ランク一位の称号を手にしたのだった。
そんな俺は高校生という若さで世界一を取ったのだが、
普通に高校生だから平日は朝から夕方までは授業が入っているのでゲームは夜の時間帯しかやることができないのだ。
俺は学校から帰ってきて、夕ご飯食べて、風呂には入ったあとにやるのが俺の日課だ。
そしていつものように慣れた手つきで俺は風呂上がりの熱った体を動かしてPCを起動し、ワルクロの画面を開いたのだった。
そこからすぐのことだった。
俺が今日のゲームのイベントの予定を立てていた時に、今まで生きてきた中で感じたことのない激しい頭痛に見舞われた。
頭が沸騰するような痛みと、猛烈な吐き気が襲ってきた。
俺は感じたことのない痛みで声が出せなかった。唸り声のようなものしか出ず、いつ間にか気を失っていた。
次に目が覚めたときは部屋の四方が全てが真っ白の立方体の中のような場所にいた。
その中で、一際目立つ椅子に腰掛ける俺と同じくらいの年齢の少女がいた。
だが俺はすごく冷静だった、というより思考を放棄していたの方が正しいだろう。
俺はここがどこか問うと少女は
『本当に申し訳ございません。私の手違いであなたを死なせてしまいました、
ここは私が作り出した神の間です。よくあるじゃないですか異世界ものの神がいるところです』
と急に言われた俺は、神がいることに内心興奮していた。
だって神とかゲームとか神話とか創作のようなものでしか見れないじゃん!だから自分の目で見れたことが嬉しくて、、
ーーとそんなことはどうでもよくて俺はどうやら勘違いで殺され、転生しなければならないらしい。なるべく俺に負担はかけないようにすると言ってくれたのが心強い。
だが、不安がなくなったわけではない。
どこに転生するのかはランダムで、心のイメージが近いところに転生するらしい。
俺は実際ラノベとかを結構読んでいたのでわかりやすかったが、一応何があるかわからないのでワルクロの世界観を思い返していた。
最後にもう一度やりたかったなぁ、、、
とその一言を皮切りに俺の意識は途絶えた。
その中で一つだけ俺は覚えていることがあった。
いや、聞き慣れた言葉があった。
【スキル】
文字変換&
と俺がかつてワルクロで使っていたスキルと同じスキル名が頭の中に流れた。
それが聞こえるとそこからは何も聞こえないし見えない、ただひたすら無の時間が続いた。
ーーあれからどのくらいが経っただろうか、俺はベットの上で寝ていた。このベットのふかふか感でわかったのは、ある程度は裕福な家系そうだということだけ。
そんなことを思っていたのも束の間誰かが聞き覚えのある名前で呼ぶ。
『ロイちゃん〜』
と俺の方を見て名前を呼ぶ両親らしき人の姿。この人たちは一体、、
あとで聞いた話父親はソルカ・アスリアル 母親はクロカ・アスリアルというのだそうだ。
俺が生まれた土地アスリアルがうちの領土らしい。
つまり俺、ロイ・アスリアルはアスリアル辺境伯の子息というわけなのだ。
(アスリアルというと、中央大陸の辺境にある街だったよな、、てことは俺の権限まぁまぁ高いんじゃね?!)
と思ったが、そんなことより、ゲームにあった地名がそのままということは、、、
俺は心の中でこう唱えた。
【ステータスオープン!】
すると、俺にしか見えないであろうワルクロの時と全く同じような透明なウィンドが出てきた。スキルの欄にはやはりあの頭に響いた声の通りにスキルがあった。まぁ、あの時一瞬まさかとは思ったけど、、
______________________
名前:ロイ・アスリアル
種族:ヒューマン 年齢:00
体力:100
攻撃力:10
防御力:10
回復力:10
魔力:10
運気:10
スキル
【貪欲】、【超成長】【言語翻訳】、【文字変換&筆記】
______________________________
となっていた。
やっぱりここはワルクロの世界なんだなと0歳児(中身は高校生)ながらに思うのだった。
ちなみにこの世界のステータスは俺がワルクロをやり始めた頃のステータスとほぼ同じだった。
ーーーこの転生の出来事から実に5年が経ったある日、俺はこの世界が俺のやっていた時のワルクロと同じなのか確かめるために、地図や、本を読み漁っていた。
「と言っても5歳でこんなことやってたら怪しいよな、、本当は少しまだ喋りもカタコトの設定にしてるし、、1ヶ月後ぐらいになったらきちんとしゃべるほうがいいよね!」
と謎の納得を自分に言い聞かせた。
この世界は地球と同じような四季設定で、12ヶ月周期で年が変わる。俺としては地球換算のほうがわかりやすかっったのですごくありがたかった。まぁワルクロの時と同じ季節設定だしな。
そんなことは置いておいて、俺は心に一つの疑問を抱いていた。とても引っかかることがあったのだ。
何を隠そう、ゲームの頃の俺は、貪欲スキルのおかげで魔導書とか魔術書とか、スキルの書を読んだだけでスキルや魔法を習得できていたが、この世界ではどうなのだろうと。
これができればとんでもない成長をすることができる、魔力の循環や、節約とか覚えられたらすごく便利だし、伝説の古文書とか読んで最強のスキルとかゲットしちゃえば世界一位の俺TUEEができるに違いないと、ラノベとゲーム脳に支配されていた。
「こんなところで本読んでる場合じゃない、!父さんに書斎に連れて言いてもらうようにお願いしよう」
それから俺は父さんがいる部屋へ急足で向かった。
「ねぇ父さん」
『ん?どうしたんだい、ロイ』
「俺を書斎に連れていって欲しいんだ」
『いいけど、どうしたんだ急に?』
「本に出てきた人が使ってたスキル、とか魔法がかっこよくって!」
『なるほど、魔導書とかスキル書とかあるからいくらでも読んでいいぞ。』
「わぁい!父さんありがとう!」
、、、計画通り
と、いうことで父さんから書斎の場所を聞いて自分で来たのだが、まるで国会図書館のように広々としている。
某なろう異世界系に出てくる『〜なのよ』口調の精霊とかいそうな雰囲気である。
その中で、俺は基本魔法全集という俺にうってつけの本を見つけたので読んでみることにした。
そんなこんなで俺は見た基本魔法を全て覚えた。
攻撃系から日常系まで幅広い魔法を覚えれてホクホク顔が止まらない俺なのであった。
夜になり、夕食、風呂等を済ませて、俺は寝床についた。
娯楽がないのは辛いもんだと改めて思い知った。
さて明日は何をしようか、と考えているうちに俺の意識は暗闇に遠のいた。
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