第7話 店長

「お疲れ様でしたー。お先に失礼しまっす」

 店長の部屋を小さく開けて挨拶する。部屋と言っても、カーテンで仕切られた一角に、小さな机と椅子が置いてあるだけだ。バイトの面接の時と、多分従業員の評価などを付ける時くらいしかカーテンは完全に閉まってる事はない。店長は、ノートパソコンの前で肩肘をついて画面を見ていた。

「あ、晴馬くん晴馬くん」

「はい?」顔だけ出して店長を見る。

 パソコンをカチャカチャやりながら、「明日晴馬くん休みっしょ?今夜晩御飯どう?うちの奥さん晴馬くん来てくれたら喜ぶからさ」と聞かれた。

「え、いんすか?なんかこの前もお世話になったばっかで」

「いいんだよー。うちの奥さんの喜ぶ顔見れるんだから、こっちからお願いしたいんだよー」

 目線はパソコンから動かずに、左手だけがヒラヒラ振られた。

「じゃあぜひ、お願いしまっす!」

「はーい。7時くらいに来てくれたらいいかな。ちゃんと寝るんだよー」

「ありがとうございます。お先失礼しまっす」

 事務所のドアを開けると、後ろから「後でねー」という店長の声が聞こえてきた。

 店内のパートさんに軽く会釈をして店を出る。いつ降り出してもおかしくない曇り空だ。少しスピードをあげて家まで歩きだす。昨夜は金曜だったせいで、酔っ払いがともかく多くて辟易した。店内に平気で電子タバコを吸いながら入ってくるわ、よろけて棚の物落とすわ、しまいにはトイレ目前で吐くわ、酔っ払いより動物園の猿の方がずっとマシなんじゃないかと思う。最近店の近くの商店街が、期間限定ビアガーデンを始めたのも拍車をかけている。午後3時を回った頃には、もう子連れのママ達がほろ酔いで来店してくる。多分誰かの家で2次会をやるのだろう。酒にヘルシーなツマミに子供のお菓子。会計になると、「さっきリナちゃんのジュース、うちの子が殆ど飲んじゃったしー」「そうそう、ヒロもちゃんとありがとう言ったー?リナちゃん、ヒロにグミ沢山分けてくれて」「ダメダメそうゆうのやめよー!お互い様なんだからきっちり割り勘しようよ!すみません、3人で割り切れるようにお釣りもらえますかー?」が始まる。とりあえずリナちゃんになんか買ってやれ。

 頬に一粒水滴が付く。

 さっきよりも更に雲が暗くなっているように見える。足早に大きい通りから路地に入り、空き地を突っ切って近道する。右側にチラリと公園の端っこが見えた。今日は真っ直ぐアパートを目指す。あ、店長家になんかお土産持ってった方がいいかな、と一瞬頭をよぎる。でも以前一度ケーキを持参したら、「店長が従業員にお金使わせちゃダメじゃない!」となぜか奥さんに店長が怒られていたから、今回は手ぶらで甘えさせてもらうことにする。

 空からはパラパラと本格的に降ってきた。

 二階建ての古いアパート。郵便受けを開けると、ハガキが1枚届いていた。今流行りのアニメの絵。週刊雑誌の名前が下に書いてある。付録に付いてきたはハガキだろう。プリクラが3枚貼られており、裏には差出人とメッセージが書かれていた。


 元気?


 こっちめっちゃ暑い

 ゴブリンBBAってまだいるの?

 ラインへんじおそいよ。

 プリクラとったからはってみた。ムネってよんでる。

 今1番仲いいやつ。

 オタクでさ、めっちゃウケるやつだよ。

 これ、新しい住所。

 いつか遊びにきてよ。

 返事はラインして。


 表に貼られたプリクラを改めて見る。

 坊主頭の子がムネだろう。どのプリクラも、ゆいとは可笑しくて楽しくて仕方がないという表情をしている。日に焼けて2人とも真っ黒だ。その中の一枚に、下手くそな字で「ゆうじょーサイコー ユイ&ムネ 最強」と書かれていた。

「何が最強だよ、チビのくせに」俺はニヤニヤしながら呟いた。

 ハガキを濡れないようにTシャツの中に入れて急いで外階段を上がった。


「お邪魔しまーす」

「晴馬くーん!あらやだちょっと痩せた?パパ働かせ過ぎなんじゃないの?」

 店からさらにバス停3つくらい離れた場所に店長の戸建の自宅があった。天気が良ければ歩いて伺う事が多い。薄黄色の外壁に、丸いフォルムの可愛い窓がついている。それぞれの窓には花の鉢植えが飾られ、海外の絵に描かれていそうな雰囲気がある。40歳過ぎてから買ったから、まだ当分ローン地獄だよと店長はよく苦笑いしている。

「いらっしゃい。ちゃんと寝てきた?」黒のポロシャツにピッタリしたGパンを履いた店長は、店で見るよりさらに若々しく見えた。白髪の混じったグレイヘアを、後ろで一つに括っている。

「はい。もうめちゃくちゃ爆睡してしまいました」

「昨夜も大変だったみたいだもんなー。お疲れ!ま、とりあえず座ろう。晴馬くん来るって言ったら奥さん喜んじゃってさ、張り切って色々作ってたよ」店長がそういうと、台所の方から「昨日言ってくれればパパに鰻出さないでとっておいたのにー」と奥さんの声が聞こえてきた。

 店長がビール瓶とグラスの乗ったトレーを運んできた。手伝おうとするも「お客様にそんなことさせられませーん」と断られる。食卓にグラスを3つ並べ、「まずは乾杯するぞー」と奥さんを呼ぶ。店長が俺と奥さんにビールを注いで、いいのいいのとそのまま自分のグラスにも注いでしまった。

「はい、じゃあお疲れ!」店長の掛け声で乾杯すると、奥さんはいい飲みっぷりでグラスを一気に空にして「はー!サイコー!」と唸ってすぐ台所に戻って行った。

「あれ、お二人目のお孫さんですか?」

 以前お邪魔した時には無かった、赤ちゃんの写真が飾られている。裸で誰かの手の上で必死に泣いている、正直子猿みたいな写真だ。

「そうなんだよー。ちょうど一昨日産まれてね。このご時世だからまだ会えてないんだけどね。明々後日から里帰りして来る予定だよ。女の子でさ、この写真は娘が写メで送ってくれたんだけどね、産まれてすぐの写真だよ」

「すみませんそんな忙しい時に」

「いいのいいの。パパ見せたくてしょうがないんだから。晴馬くん来る前に、ピアノの上に飾ってたのをここにずらしたんだから」

 すぐバラしますねぇと店長が嬉しそうに笑う。

 店長には2人の娘さんがいて、上の娘さんの子は今年小学校に入学したと言っていた。下の娘さんが昨年結婚されたはずだから、その娘さんの赤ちゃんかもしれない。

「こんな小さいんですねぇ」

 赤ちゃんを下から支える大人の指の大きさと比べると、不安になるくらい小さい。両手を招き猫みたいにあげて、小さな拳を2つ作っている。

「不思議だよなぁ。今はこんなにミニなのに、あっという間に幼稚園、小学校ってなっていくんだよ」

「やっぱ早いですか、お孫さんの成長って」

「あっという間だよ。半年一年じゃこっちはなーんも変わんないのに、いつの間にかご飯を食べたり自分で歩いたり始めちゃうからねぇ」

「自分の子供育ててる時の百倍は早く感じるわよー」奥さんが料理を食卓に並べながら笑った。

 油淋鶏、ポテトサラダ、お刺身、枝豆、納豆餃子、白菜と鰊のお漬物。納豆餃子は店長の家で初めて食べて、すっかりハマってしまった。奥さんから聞いたレシピで何回か自分でも作ってみたが、ここの家の味には未だ届かない。白米とナメコのお味噌汁が最後にそれぞれ配られた。1人暮らしだと、炊飯器で炊いたご飯と具が入ったお味噌汁だけでもう有難い。

「熱いうちに食べて食べて」

 店長の家は、大きいプレート皿が配られて、オカズは各自セルフ式だ。と言っても、遠慮していると思われているのか、気がついたら自分のプレートのオカズが増えていたりする。

「いただきます!」

 相変わらず出される料理何を食べても美味しい。

「この油淋鶏最高っすね」

 皮はパリパリ、噛めば肉汁がジュワっと出て、上にかかった少し酸味のある葱ソースがまたたまらない。

「やだ嬉しい。娘達も大好きでね、鶏モモ肉買ったらだいたいこれ作ってたわあ」

 店長はビールのツマミに、刺身と漬物を交互につまんでいる。右手の中指と小指にシルバーのゴツゴツした指輪を付けている。店長のトレードマークだ。こういう攻めた装飾品が似合う中年に、俺もなってみたいものだ。

「新しい夜シフトの子どうだい?本人の希望で4時間勤務にしたけど、無理はしてなさそう?えーと、峯木くんだったね」

 峯木くんは22歳の男の子で、体育大学生だった20歳の時に交通事故で右脚の膝下を失った。今は大学を退学してパラリンピックを目指してトレーニング中で、夜の短時間だけバイトに入ってもらっている。義足を感じさせないくらいてきぱき動く。

 「そうですね。真面目だし、以前違うコンビニでバイトしていただけあって、覚えは早いですね。レジ打ちとかはほとんど教えなくてもできてます。1時間毎に少しずつ休憩してもらって、辛い時はすぐ言ってもらう事にはなってるんですけど、終わってから脚摩ってるのはよく見ますね」「そうか。落ち着いたら今度彼もご飯に誘ってみようか」

「喜ぶと思いますよ。僕から店長の話し色々聞いて、アルコールは飲まないらしいっすけどぜひ飯ご一緒したいって言ってました」笑いながらそう言うと、店長は「こりゃある事ない事吹き込んでるな」と睨むフリをする。

「あることあることだと思いまーす」すでに頬がピンク色になっている奥さんが枝豆を食べながら挙手をした。


 2時間程滞在して、雨が止んだのでその間にお暇する事にした。玄関まで出てきてくれた店長にお礼を言うと、「ちょっと待ってね」と言われた。

 「光恵ー!まだかー」店長が呼ぶと、ハイハイハイハイと奥さんが紙袋片手に出てきた。

「ごめんごめん。これ、余ったオカズもらって。夫婦2人じゃ食べきれなくて」

「いつもすみません」

「いいのよー、晴馬くん来てくれたら私も料理のしがいかあるし、パパも若い子とゆっくり色々話せて嬉しいんだから。ぜひまた来てね」

「ありがとうございます」

「明日、オレも峯木くんの様子みたいし夜店に顔出すね」

「はい。顔出すだけじゃなくて、ガッツリ一緒に働きましょう。店長最近昼ばっかりじゃないっすか」

「いやぁ、帰らないと奥さん寂しがっちゃうからさぁ」

「晴馬くん。うちの人帰ろとしたらカウンターに縄かなんかで縛りつけていいからね!朝まで休まず働かせて!」

 縄は酷いなあ、と店長が苦笑いする。

 多分次来る時は、また少し大きくなったお孫さんの写真が飾られているんだろう。

 玄関の飾り棚には、上のお孫さんの七五三の時であろう写真が飾ってある。寄り添うように両端に2体の布でできた可愛らしいフクロウが、こちらをキョトンと見ていた。


 雨上がりの夜道をのんびり歩く。

 水分を吸った草木の甘い匂いがする。

 お腹も心も満たされて、少し涼しい風が気持ち良い。

 ぼんやりと雲の隙間から月が顔をだしていた。

 今朝まで働いていたコンビニが見える。確か今夜のシフトは中石くんと佐々木くんだ。中石くんはミュージシャンを目指して岐阜から来た19歳。佐々木君は介護士をしていたが、手話通訳になるために検定試験合格を目指す広島生まれの23歳。

 そっと外から明るい店内を覗いて見た。今日もまだ店内は賑やかだ。

 店の入り口のすぐ側に、駐車スペースとは別の空きスペースがある。そこに車椅子に乗った男性がやってきた。店内をチラチラ見ながら携帯を操作している。

 数分で中石くんが袋を下げて出てきた。男性は携帯を彼に見せている。中石くんは袋の中身を男性に確認してもらい、袋を手渡した。車椅子の男性が会釈をして去って行く後ろ姿に、「ありがとうございました!」綺麗なおじきをした。

 俺はそっと彼の後ろに近づき、「わ!」と声をかけた。ビクンッとして中石くんが振り返る。

「先輩じゃないっすか。忘れ物ですか?」

「いや、今日休みだったから、店長の家にお邪魔してきた」

「あー、いいっすねー!光恵さんのお料理最高っすよね」中石は佐々木と一緒に一度ご馳走様してもらった事がある。奥さんを名前ですでに呼んでるところが彼らしい。鼻の横には丸いピアスが光る。今時の子だねーと本人に言うと、「今時鼻ピは時代遅れなんですよ」と返された。なんでも90年代のロックバンドに憧れて、真似をしているらしい。

「明日仕事ッスか?」

「うん。」

「オレ8時半上がりなんでいないっすけど。貰い物のゼリー冷蔵庫にあるんで良かったら先輩食べて下さい。付箋に先輩の名前書いて貼っておきますね」

 オレ糖質制限してるんで!と軽く手をあげて中石くんは店内に戻って行った。

 明らかに俺より中石くんの方が痩せてるんだけどな、と苦笑する。

 明日は夜9時からシフトに入る。最近バイトさんも増えて、以前より労働時間が減った。店長の凄いところは、そこで時給も上げた事に尽きる。他のコンビニバイトより、深夜だと時給400円は高い。だからバイトの応募は多いし、入れ替わりも少ない。

「よし、帰ろ」俺は足早に店を後にした。


「よろしくお願いします!」

 峯木くんが元気よく挨拶をしてきた。「こちらこそよろしくー」と俺も答える。

「今日も一時まで、頑張ろう。つっても、無理は禁止ね。辛い時はすぐ言って。今は試験運転っていうか、君の調子見ながらやっていってもらう時期だからね」

「はい!」

「じゃあまずノート見て引き継ぎチェック。その後にドリンクの品出し入ってもらえる?」

「はい!」峯木くんはキビキビと動いてレジカウンターの下の棚からノートを取り出した。

「晴馬さーん、トイレの清掃表掛かってないんですけど知りません?」古田さんがトイレから顔だけ出して聞いてきた。

「え、マジっすか。事務所にない?誰か新しい紙足そうとしてそのまま忘れてんのかもしれないっすね」

 しばらくして、事務所から「ありましたー」と聞こえてきた。

 古田さんは年齢だけみると、ダントツでうちの店最高齢だ。キムタクプラス6歳と言っていた。面倒くさいから調べていないが、中石くんがスマホで調べて「うちのじーちゃんと同い年じゃん」と唖然としていた。古田さんの見た目はともかく若い。そこそこいい会社に勤めていたが、嫌気がさして数年前早期リタイアしたらしい。「ずーっと独身。ここまできたら死ぬまでだろうね」と苦笑いしていた。今は日中はジムに通い、平日3日間だけ夜コンビニで短時間働いている。別にお金に困っている訳ではなく、若い人と触れ合う時間が貴重だと言っていた。「趣味だけに生きてると、どんどん若い子に置いてかれるからねえ」と言っていた。なんで夜シフトに入ったんですか?と聞くと、「だって昼間ってパートのおばさんばっかじゃん」と非常にわかりやすい答えが返ってきた。

 「お疲れー」店長が店の入り口から入ってきた。片手に大きめの紙袋を持っている。

「お疲れ様です!昨夜はありがとうございました」俺が側に行ってお礼を言うと、店長は「またよろしくー」と片手を軽くあげた。

「どう?あんま混んでない?」

「そっすね。やっぱ金曜、土曜に比べると半分くらいですね。アプリの方では23時までに4件注文きてます」

「本人確認、商品確認しっかりするよう周知してね」

「はい」

「いらっしゃいませー!」と吉田さんの声が店内に響いた。俺と店長も後に続く。

 大学生らしき男子の集団が入ってきた。店長が手に持っていた紙袋を持ち上げて「これ差し入れ。事務所の机に置いとくから、皆んなにも教えてあげて。オレちょっと準備してくるわ」と言って去っていった。どうやら本当に働いてくれるらしい。

「あー!ヤバ!これ今回で連載終わるヤツじゃん」ブックコーナーで週刊雑誌片手に集団が盛り上がっている。

「割り勘して回し読みしよーぜ」

「じぁあオレ見つけたから1番」「そこはジャンケンでしょー」「そこは先日フラれたボクでしょー」「いやいや、再来月誕生日のわたくしじゃないっすかね」「まだまだじゃねーか!」と若々しいやり取りを繰り広げている。世の中には若者の特権みたいな会話が存在する。

「あ、これ根岸めちゃくちゃ旨いって言ってたよ」

「買おうぜ買おうぜ」

「オレこれー」

 ビールやらスナックやらをカゴにポンポン入れていく。

 いつの間にか店のロゴが入ったエプロンを着けた店長が、モップ片手に彼等の近くを掃除していた。

「あ、オレやっぱこっちのチーズにしよっかな」

 一人の男子がそう言った時だった。

「おいタケ、戻すとこそこじゃない」

「え、マジ?」

「その隣。よく見てみ」

「あ、マジだやっべ」

「ダーメなんだダメなんだ」

「点字の意味なくなるからな。注意しようぜ」

「アッくんカッコいいー!」

「結婚して下さい!」

 そんな会話が聞こえてきた。偉いなと思って聞いていると、店長が動きを止めて彼等を見つめていた。泣きそうな表情をしているように見えた。店長は、一瞬目を瞑って、モップを違う方向に進めた。


 コンビニ〝a68〟。

 全国初の、全ての商品に商品名と値段の点字表示が添えられている。さらに専用のアプリを使えば、消費期限、原材料を読み上げてくれる。最初は隣の商品と混ざらないよう、一つ一つの商品の横に仕切りをつけたり、試行錯誤の連続だったそうだ。障害者手帳を持っていれば、12時間前までにアプリから商品の予約ができる。予約した時間に行けば、店内に入らなくても24時間店員と外で受け渡しができる。身体の不自由な人への配慮だ。

 現在クラウドファンディングを募り、全国に障害をもつ人に優しいコンビニを広げようとしている。

 徐々にテレビや雑誌でも紹介され、その取り組みが評価されてきている。

 事務所の壁に貼られている言葉がある。


 〝人生はハードモード一択〟


 以前新しく入ったバイトの子が「これどう言う意味ですか?」と店長に聞いていた。

 店長はニヤニヤしながら、「やる気でない?」と答えていた。

 

 今日も色々な人が来店してくる。

 店内には正木オーナー兼店長の声が響く。


「いらっしゃいしゃっせぇぇぇぇぇ!!」

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特性と個性とコンビニ @6624masa

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