シンデレラ パーティー行かずイモを焼く 魔女と焚き火で紅(くれない)歌う
シンデレラ
パーティー行かず
イモを焼く
魔女と焚き火で
王子様とのロマンスもいいけど、仕事で疲れちゃってるし、ダルいしな。やめとくか、ダンスパーティー。焼き芋でも焼くか。ちょうど秋だしな。そんなシンデレラもいるでしょう。
サツマイモをアルミホイルで包んで、焚き火に投入。あとは待つだけ。この待つ時間が長いのです。最初のうちは魔女と雑談なんかしていたけれど、待ち時間が長すぎて、話題もなくなって、沈黙が増えて、それでもまだ芋は焼けません。
じゃあ、歌うか。X Japanの「
あ、でも、英語の歌詞の部分どうしよう。うろ覚えだわ。え、そこは魔女が歌ってくれるの? 暗記してるんだ、すごいね。もともと英語圏の人なんだっけ? そうじゃないんだ、でも歌えるんだ、すごいじゃん。……魔女、めっちゃ歌うまいね。あ、サビね。合唱しよう、せーの。
そんなシンデレラと魔女の秋の夜。
『短歌の秋』投稿作品 秋っていつですか ゴオルド @hasupalen
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