これは誰が悪いかと言われれば、当然襲っていた大学生なんですが……
加害者のはずの大学生の罪が消し去られ、まるで可哀想な被害者であるかのように報道される……
そしてヒーローであるはずの庭さんは通り魔と呼ばれ、娘を守ろうとした父親は慙悔の念に苦しむ……
やりきれないですね(´;ω;`)
作者からの返信
猫さん、お察しいただきありがとうございます。
そうなんです、真相を知っているのが、山崎さん、娘さん、庭さんだけ……。
こうして大学生はただの被害者と相成ったのでした。
そういう経緯があって、山崎さんは、庭さんの力になる決意をしたようです。
庭さんは『懺悔』でとうに苦しみの吐露を行っていたようです。
山崎さんももちろん読んだことでしょう。
父親の気持は解ります。
それでも、出頭を止めるべきではなかった。
と、思います。
未遂なので。
でも、娘さん、かなりの精神障害を受けたままなんですね。
だとすると……難しい。
作者からの返信
門脇さん、ありがとうございます!
仰るとおり、山崎さんは絶対に出頭を止めるべきではなかったと思います……。
だけど、この時の彼は、そうはしませんでした。
むしろ逆に振り切ってしまったわけですね。
どうなのでしょう、山崎さんにも、山崎さんなりの覚悟があったのかもしれません。
彼は娘を守るために刑事を辞し、香川で新たな人生を始める決意をしました。