水の破片への応援コメント
拝読しました。
「透き通った美しさ」への思いが生む複雑な葛藤に引き込まれました。
確かに、現実は雪野や「絵」を失った宇津井のように様々な色に染まっていくのが普通で、人間社会において混じりけ無く透明なまま生きていくのはとても困難に思えます。
しかし、理想としてはそうでありたいと人々が思うのは、そうした生き方こそが生物としての最も自然なる美であることの証左なのかもしれません。
最後の雪野の叶わぬ願望は、自身が得ることができないその美に対する憧憬の一つの極致として非常に印象的でした。
素敵なお話を読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
わ、素敵な感想をありがとうございます……!
仰る通り、最初の宇津井のように、ある種完結した状態でかつ透明である存在は、現実にはほとんど存在しないものなのかな、と思います。
それでもそれが何物にも代えがたく美しく思えるのは、それが絶対に手が届かない場所にあるものだから、なのかもしれません。宇津井としては、雪野のお陰で違う色に染まったことに対して、悪い感情を抱いていないと思いますが──。
こちらこそ、読んで頂き、重ねてありがとうございました。
水の破片への応援コメント
眩しくて、憧れに似た嫉妬。
自分の本心です。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
私としては、そのたった一文にセンスを覚えずにいられません。