概要
七夕の夜には不思議なことが起きますよ
七夕さまの夜、ベランダで子猫のシロが鳴いていた。手すりの向こうには半分に透けた女の人が立っている。ここは3階なのに。
「お姉さん誰?」思わず指をさしてしまった僕の右手の人差し指が、付け根から消えてしまった。人を刺す指で、神様を刺すとそうなってしまうのだ。
お姉さんは迷子になった恋人を探していて、僕とシロに手伝ってくれと言う。
天馬に乗ったエルキュールおじさんとともに、僕達は、七夕の空に飛び出した。
「お姉さん誰?」思わず指をさしてしまった僕の右手の人差し指が、付け根から消えてしまった。人を刺す指で、神様を刺すとそうなってしまうのだ。
お姉さんは迷子になった恋人を探していて、僕とシロに手伝ってくれと言う。
天馬に乗ったエルキュールおじさんとともに、僕達は、七夕の空に飛び出した。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!七夕の夜、不思議な神様たちと巻き起こす笑いと冒険の幻想コメディ!
「神差し指」は、七夕の夜に巻き起こる幻想的でコミカルな冒険を描いたファンタジーやで! 可愛い子猫のシロをきっかけに、不思議な神様たちと出会い、夜空を駆けるような物語が展開していくねん。テンポの良い語り口と、ユーモアたっぷりのキャラクターの掛け合いが魅力的で、読んでる間ずっとワクワクが止まらへん作品やった!
特に、織姫やヘラクレス(エルキュール)といった星座神たちが、それぞれの個性を輝かせて物語を引っ張ってくれるのが面白い。中でも、ヘラクレスの逆立ち姿とか、織姫のちょっとズレたセンスが絶妙にキャラを立たせてて、思わずクスッと笑えるシーンがいっぱいあるねん。
ただ、「ちょい辛」の視点から見る…続きを読む