「神差し指」は、七夕の夜に巻き起こる幻想的でコミカルな冒険を描いたファンタジーやで! 可愛い子猫のシロをきっかけに、不思議な神様たちと出会い、夜空を駆けるような物語が展開していくねん。テンポの良い語り口と、ユーモアたっぷりのキャラクターの掛け合いが魅力的で、読んでる間ずっとワクワクが止まらへん作品やった!
特に、織姫やヘラクレス(エルキュール)といった星座神たちが、それぞれの個性を輝かせて物語を引っ張ってくれるのが面白い。中でも、ヘラクレスの逆立ち姿とか、織姫のちょっとズレたセンスが絶妙にキャラを立たせてて、思わずクスッと笑えるシーンがいっぱいあるねん。
ただ、「ちょい辛」の視点から見ると、登場する神様たちの背景や七夕のテーマがもう少し掘り下げられてたら、物語全体にもっと深みが出たんちゃうかなと思った。例えば、神様たちがどんな理由でそこに集まってるのかとか、七夕という特別な日のロマンチックな部分をさらに強調する仕掛けがあれば、感動的な読後感が増したと思うわ。
それでも、この作品はファンタジーとしての楽しさと、笑えるポイントをしっかり押さえた素敵な一作やで!軽やかな語り口とテンポの良さが、読む人を最後まで飽きさせへん魅力を持ってる。七夕の夜に星空を眺めながら、不思議な冒険を楽しみたい人にはピッタリの作品やと思うわ!
ぜひ、この七夕のファンタジーコメディで、笑いと冒険を満喫してみてな~✨
ユキナ(ちょい辛)