7 覚醒

「はーい、お待たせ。ハンバーグセット二つね」

 赤いチェック柄のスカートと白いブラウスの女の子がミトンで運んできた。

 鉄皿の上でソースが散る程熱されたハンバーグとベイクドポテト、焼きたてパンにコーンスープを、手慣れた手つきでテーブルに置く。


「おおーっ! す、凄い! なぁじっちゃん、本当にいいのか?」

「合格祝いじゃけんの。今日は好きなだけ食べていいぞ」

「……おい……おい」

「うん……うまいよ……」


「ヒース、おい、起きろ」

 ミツヤがヒースの肩を揺さぶった。

「! ……って……ああ……夢、はぁ……」

 木の根元で上半身を起こしたまま、うたた寝してしまったヒースは現実に戻るなり肩をガックリ落とし、その後ゆっくり空を見上げた。


「ヒース……大丈夫か? やっぱ疲れてんな」

 空にはもう星が出ていた。

「……ああ、もう大丈夫だ」


 二人はその日の夕方遅くにはどうにか王都オルレオンの王宮近くに潜伏できた。

 ミツヤはともかく、ヒースは手配が回っているので派手な行動も出来ない。

 腹が減った二人は、ミツヤが屋台で買って来たおむすびを二個ずつ頬張りながら、城門近くの木の陰に座って計画のおさらいをしていたところだ。

 ヒースは飯粒を口元につけたまま、立ち上がると鋤を握った。


「オッケー、じゃぁ、そろそろ行こうかミッチー」

「ああ、はじめよう」


 ◇ ◇ ◇


 王都オルレオンのルーバル宮殿。

 一辺が百メートルのほぼ正方形の主宮殿の両脇に、左右二つの両翼に別れた百五十メートルの回廊がその先の別館に繋がるよう建てられていた。


 中庭を含めたその宮殿は、ぐるっと高さ三メートルの胸壁と張り出し狭間はざまを備えた城壁で囲まれており、装飾などは華麗なフランスの古典的バロック建築に似ている。

 その一角に護衛隊本部駐屯所があった。

 

 城壁の正門に門番が二人、両端に分かれて立っている。

 交代する時間になると、門のすぐ右側の狭い勝手口から交代要員がドアを開けて出てくることになっている。

 ミツヤが門番の前方にある茂みの方へ小石を投げると、門番の一人が気付いた。


「おい、なんか物音が聞こえなかったか?」

「いや何も……? お前、確認してこいよ」

 一人、門番が茂みの奥に姿を消した。


 計画はこうだ。

 ヒースが門番の入れ替わり時間を狙って二人の門番のうち一人を確保し、茂みの中の木に縛っておく。

「ごめん、ちょっと寝てて。あと、制服借りるよ」


 続いて今の服の上からその門番の制服を重ねて着用し、羽帽子を目深に被り、剣も拝借したヒースが何事も無かった様に持ち場に戻る。

「おい、確認してきたか? どうだった?」

「誰も居なかったっす。猫か何かじゃないっすか?」


 定刻どおり交代要員が内側勝手口から現れるとヒースが入れ替わりに王宮内へ入るが、その時密かに勝手口の鍵は開けておく。

「おい、交代だ」

「お勤めご苦労っす」


 ヒースが王宮内の敷地に入ると城壁の内側から勝手口側の門番の方へ石を投げ、注意を逸らす。

「? また物音が……。やっぱり何かいるのか?」

 その隙に鍵が開いている勝手口から素早くミツヤが侵入。


 ミツヤが宮殿の敷地内に入ると、視界に入った護衛隊の隊員を誰か一人確保したのち制服を拝借し、護衛隊に扮して門にいるヒースを公用だと言って呼び出す。

「おい、そこのあんた、隊長がお呼びだ」

「はーい、了解っす」

 ヒースは堂々と中へ侵入。


 昼間の第三隊隊長クロードが話してくれた情報を基に、まずは入って右側にある護衛隊駐屯所内の倉庫へ忍び込み、赤い柄の刀を探す。

 後は総隊長の執務室へ行きトージを倒す、という算段だ。


 警備自体がそれ程厳重でないのは、やはり他国との警戒心が以前より薄らいだ為だろうとその時ミツヤは感じていた。


「ヒース、隠れろ……!」

 ミツヤの声でとっさにヒースは息を殺し、駐屯所の倉庫の影に身を潜めた。

 ミツヤも隣で身を隠す。

 すると護衛隊の隊員たちが、こちらに向かって歩きながら和気あいあいと話をしているのが聞こえてきた。


「あの新米、先週の新年会で総隊長もドン引きのクロード隊長のモノマネやったらしいぞ」

「マジかよ、アイツそんなキャラだったか? で、何やらかした?」

「隊長のあれ、『私の後ろを取れると思いましたか……?』ってヤツ、言うだろ? で、フォーク持ってオショボイ『春・一番!』を繰り出してよ、目の前の食器全部ブチまけやがったんだ。マジ最悪だよな」

「ギャハハ! ウケる――!」

 二人は護衛隊の隊員たちが通り過ぎるのを待ち、その隙に兵舎の中に駆け込んだ。


「ふぅーっ、なんとかここまで来れたな」

 ミツヤは駐屯所に入るまで何度か肝を冷やした場面が確実にあった、と認識しているので心拍数が上がっている。

「なぁミッチー、さっき護衛隊の連中とすれ違ったけど、あいつら俺に敬礼してきたぜ? 暗がりでよかったよなぁ、バレなくて」

 ヒースの方はというと、敵地に忍び込むような隠密行動はしたことがない為、ミツヤとは違う意味でテンション高めだ。


 その緊張感のないヒースに呆れたミツヤが釘を刺す。

「敬礼っていうか、形式的な挨拶だろうな。制服の星の数か何かで階級がありそうだが、そこは知らない。それよりここからは別行動だ。いいな、何があっても関知しないからそのつもりでいろよ」


 それに対し、ヒースはキョロキョロ周囲に警戒しつつも平然と答えた。

「ああ、けど俺も同じ方向へ行くんだぞ」

 ミツヤは「チッ」と舌打ちを一つ、兵舎の階段を上っていく。


 木造の階段や廊下に、忍び足でも僅かだが軋む音が響く。

 壁から張り出したブラケットが一メートル毎に、蝋燭ろうそくの灯りで柔らかく照らしている。

 この世界ではミツヤの元居た世界と違い、夜は基本的にどこも暗いのだ。

 しばらく進むと倉庫らしき部屋の扉の前まで来た。

 立ち止まり、一か八かドアレバーに手をかけて下に降ろしてみたが、動かない。


「……だよな。ヒース、ちょっと離れてろ」

 結局、後ろをしっかり付いて来るヒースに、ミツヤはせめて邪魔にならないよう指示を出すしかないようだった。

 ドアレバーを制服のマントで覆い、右拳にチカラを溜めると、黄色の光を放つ右拳でドアレバーに一撃を入れた。


「気付かれてないな……?」

 音を殺してドアレバーを壊したミツヤはすぐに周囲を確認した。

「中、暗いぜ……」

 ヒースがそうっとドアを開けて一センチ程の隙間から中を覗いたが、人の気配は感じられなかったのでそのまま中に入った。

 警報システムがあるハイテク世界でなくてよかった、とミツヤは思いつつ、抜き足差し足で後に続く。


「くそっ、マッチが……湿気たか? こんな時に」


 そう言って、ミツヤが他のマッチを出そうとポケットを探っていると、ヒースは腰のサックから何やら小型の細長いものを取り出した。

「これでいいか?」


「ん? ……んん?」

 ミツヤの完璧な二度見だ。


「ヒース、お、お前これ……着火ライターじゃねぇか!?」


 しかも驚きの余り思わず声が張ってしまった。

「しーっ……! 声デカいよミッチー。着火何だって? じっちゃんがくれたんだけどこれ便利なんだ」


 ヒースはミツヤが何に狼狽えているのかわからなかったが、澄ました顔で持っていた着火ライターの赤い押しボタンを押した。

 カチッという音と共に火が点く。

 着火ライターという、元いた世界の代物をなぜヒースが持っていたのか、その謎の解明はいったん頭の片隅に置いてミツヤは小さい灯を頼りに部屋の中を見回した。


「お、おい、お宝だらけじゃねーかミッチー、ビンゴだぜ? ビンゴ!」

「分かったから浮かれてないで早く刀みつけろよ、マジ緊張感ねぇなぁ」

 確かに中はまるで宝物庫のようだった。

 金の燭台、宝石の類、ブレイドはもちろんグリップもガードもすべて純金の剣、護衛隊にはおおよそ関係のない代物ばかりだ。


「これだ……! じっちゃんの形見だ」

 それは意外にもすぐ見つかった。

 ビロードの布で覆われて、持ち込んだばかりのように木製の棚の上に取り敢えず、といった状態で置かれていた。

 ヒースはすぐに中を確認して安堵の息を吐く。


「ちょっと見せてくれ。ほぉー……。なんか凄い……派手な刀だな」

「ああ。じっちゃんがなんでこれ程大事にしてたかは知らないけどね、今となっては形見だ」


 赤い柄の刀を背中に斜め掛けし、部屋を出た。

 そして壊れかけたドアノブを持ってそうっと閉めた時だった。


「ちょっと待て。ここに何の用だ?」


 後ろからヒースの肩に誰かの手がかかった。

 隣に立っているミツヤの心拍数が爆上がりする。


「見たことない剣を装備してるな、お前……」

 護衛隊の隊員の男がヒースの体の向きを変えて顔を確認する。

 男が大声を出そうと口の形が大きく開いた、と見えた瞬間、ヒースは男のミゾオチにブロードソードの柄頭を勢いよくお見舞いした。

 男は腹を丸めてしゃがみ込み、そのまま廊下で気を失う。

 まだやるべきことが残っている二人は目的の部屋へと急いだ。


「見ろヒース、恐らく、この先の突き当りの部屋がビー・クロが言ってた総隊長の執務室だろう」

 ミツヤが指さした先を見ると、廊下の突き当りに他の部屋のドアより少し幅の広いドアがあった。

 ここにトージがいるかどうかが大きく結果を分けるだろう。

 しかもお荷物のヒースが同伴だ、ミツヤは仕方なく予防線を張った。


「ここまで来てお前に邪魔されてトージを討ち損なう訳にもいかない、あまり時間がないが今から計画を言うからよく聞け」

 ミツヤはこれからの行動を簡単に説明した。



「いいかヒース、チャンスは一度だ。ここまで来た今、ヤツがこの部屋に居ることを願うしかない」

「ああ行くぞ、ミッチー」

「こっちはいつでもいいぞ」

 ノックはいらない。

 ミツヤはドアレバーをつかんで開けようとしたが、動かなかったので力を溜めて蹴り飛ばした。

 勢いよく扉が開き、壁にぶち当たる。

「……居ない!?」

 が、さっきの蹴り飛ばした音は隠せない、すぐに護衛隊員たちが雪崩込んできた。


「くそっ!」

「ヒース、プランBだ」

 ミツヤは心配性のせいか、大した計画でなくても常にプランBを準備する。


 執務室に居なくとも、外に出れば対処はできる。大暴れしていれば必ずそこにトージが現れるはず、とミツヤは考えていた。


「了解だ、ミッチー!」


 護衛隊員達に取り囲まれた程度では二人とも心配はしていないが、狭いところに留まっていると敵の数が増える。

 不要なリスクは避けるべきだ。


電光石火ライトニング・フラッシュ!」


 ミツヤは全身黄色に光を放ちながら、目で追う事が精一杯の速さで廊下から階段下の出口まで走った、その間わずか数秒。

 ミツヤが通った後に黄色い線が残像で残った。

「な、なんだ今のは!?」

 目の前を光が走り去った後、ヒースも護衛隊員たちも目を擦って瞬きをしている。


「すげー、ミッチー、かっけぇ……」


 ひと足先にミツヤが駐屯所を出た所で、王宮内のあちこちから護衛隊たちがわらわらと現れ始めた。

「先にここで暴れてっから、早く降りて来いよ」

 そうつぶやくと、片っ端から電撃グーパンや飛び蹴りで次々と群がる護衛隊員を倒していった。


 さて、ヒースはその時、「自分のプランB」を実行中だった。


(確か、トージの奴が部屋にいなかったら、先ずはその場を一旦離れるんだったよな。……って、めんどくせー。片っ端から片付ければいいじゃねぇか!)

 ヒースは計画どおり遂行するのが苦手だった。


 それに加え、狭い廊下での戦闘は彼にはそう不利でもなく、むしろ狭い廊下を利用して向かってくる敵を確実に一人ずつ倒していく方が有利だと感じていた。

 しかし、その隙にトージがマントを翻し階段を一足先に降りていったのをヒースは見ていなかった。


 ミツヤは30人程の敵に囲まれていたものの、まだ余裕はあった。

 とはいえ三分も経ったのでヒースのことが少し心配になっていた。

(ヒースはまだ来ないのか……?)

 そこにやっとヒースが後ろから声をかけてくる。


「待たせたな」


「なんだよ、ちょっと心配したじゃねぇか……うッ!」

 ミツヤが振り返ろうとした途端、背に短剣が突き刺さったのだ……!

 一瞬でトージだと気付いた。苦痛と悔しさから顔が歪む。


「そのまま動かない方が傷も浅くてすむよ」

 案の定、ヒースの顔がみるみるトージへと変わっていったのだ。


「きっさま……そういうやり方でないと立ち向かえないのか……!」

 短剣の切っ先が僅かだが体の中へ入っていくと、ミツヤは呻き声を上げた。

「うう――――っ!」

 鮮血があっという間に拝借していた制服に滲んでいく。


「実はね、君たちがここへ忍び込んだ時から気付いていたんだよ、よく来てくれたね」

 そうトージは言うと、部下にミツヤを縛りあげるよう指示を出した。

「ミッチー!」

 ヒースが駐屯舎から出たところで、トージに捕まってしまったミツヤを見て立ちすくんでいた。

 

「ヒース! 逃げろ!」

 

「おお、ヒース君かね、ちょっと遅かったのかな? お連れの方はここだよ。おとなしく武器を置いてこちらにゆっくり歩いてきなさい」

 トージが片眉を上げて得意そうな表情でヒースに投降を促したが、ヒースは動かなかった。

 

「お前……じっちゃんだけでなく、友達にまで、なんでだ!」

 じっちゃんの最期の言葉が蘇っていた。

 

 ――仲間は何があっても大切に……しなさい――

 

「私が君の家族に手をかけたとでも? ククッ、なんで私だと知ってるんだ? まぁいい。そうだな、仕事として手配犯の行方くらい追うだろう? あの老人ね、そこでおとなしく君の居所を吐かなかった上にこちらに歯向かって来たんだよ。悪いが、いわゆる仕方のない正当防衛って訳だ」

 そんなはずがないことは現場が物語っていた。

 ヒースは怒りをむき出しにする。


「お前の相手は俺だ! ミッチーには用がないだろ、離せ!」

 

 トージはニヤニヤしながら得意そうに刀のことを漏らした。

「そういえば、家にあった刀は盗難品だ。元々護衛隊の物だ、返してもらったよ」

 

「これのことか? これはじっちゃんのだ!」

 ヒースは後先考えず背中をくるっとトージに向けた。

 刀の赤い柄を見て、トージの顔色が変わる。

 

「バカヒース、なんで見せんだよ! いいから逃げろ、お互い関知しないと決めたじゃないか!」

 

「さっさとその剣を置いて背中の赤い刀をこっちへ渡せ。早くしないとこの少年がどうなっても知らないよ?」

 トージがミツヤの背中に刺した剣を更に深く押し込み始めた、その時。


「たとえ俺がどうなっても絶対に仲間は見捨てない! 仲間に手を出すな!」


 ヒースの周囲がオレンジ色に包まれていく……!

 そして胸の前で構えているブロードソードのブレイドから炎がジワリと広がり始めたのだ!

 追い詰められた状態の中、ヒースの何かが発動する……!

 

「な、なんだ……? まさか……」

 トージは驚いてミツヤの腕を掴んだ手を緩めてしまう。

 

「えええ? ヒース、まさか……?」

 ミツヤは背中の痛みよりもヒースの剣先の炎に意識が移っているようだ。

 よろよろと数歩歩いてトージから離れる。

 

 ヒースは自分の刀がうっすらと炎をまとっていることに気付かない程、怒りに囚われていたが、トージがミツヤを離したその一瞬の隙は見逃さなかった。

 トージまで距離にして約10メートル、その場から消えると次の瞬間もうトージの目の前にいたのだ。

「……!」

 突然目の前へ現れたヒースにトージの顔が引きる。

(この少年、一瞬消えたように見えた……! なんて速さだ!)

 

 左斜め下からトージの首めがけてヒースの剣が走ると同時に、切っ先から炎が後を追うように空を踊る……!

 トージは避けそこねて、顎先に軽い火傷を負ったが切っ先は外れた。

「ぁちっ!」

「ヒース!」

 トージを追い詰めるまで、もうひと押しだったかもしれない。しかしヒースはミツヤの叫びに我に返る。

 ミツヤが傷を負っていることで、仇討ちより救出を優先すべきだと認識した。

 

「ミッチー、走れるか?」

「かすり傷だ」

 ミツヤは少し無理して笑って見せた。

 

 ヒースは刀を背に装備したままミツヤに肩を貸して走る。

 二人は取り巻く護衛隊員を相手に、炎がちらつく剣を左右に振りながら退けつつ、なんとか入ってきた城門まで戻って来た。

 とはいえ、ミツヤが手当した包帯も通り越し、門番から拝借した制服にまで血が滲んでいる。

(くそっ、走るとビークロにやられた傷が痛ぇ……!)

 勝手口から出たヒースは、入る時世話になった門番に会釈で挨拶し、拍子抜けしたその門番の脇を抜けてそのまま雑木林へ逃げ込んだ。

 後ろを振り返ったが、もう誰に追って来ないことが分かると二人は顔を見合わせる。

 するとどちらからともなくニイッと歯を見せ、笑みがこぼれた。

 

 ◇ ◇ ◇


「ミッチー、なんとか無事でよかったー。どうしようかと思ったぜ、マジ怖かったぁ」

「ううー、いててて……。くっそぉ。トージの奴は仕留め損なったけど、次のチャンスは必ず来る」

 ミツヤは自分の胸に誓っていた。

 

 出会ったばかりの時は終始不機嫌そうだったミツヤの時折見せる笑顔を垣間見たヒースは、少し照れた顔を隠すように制服マントを脱いだ。

 マントの生地を割いて背中の傷にぐるぐると大袈裟に巻くヒースに、ミツヤの表情からはもう嫌悪感は消えていた。

「ヒース、本当に僕は大丈夫だよ」

 と言った後、ミツヤは真面目な表情で改めて真っすぐヒースを見た。

 

「いや、大丈夫じゃないな、僕から聞きたいことが色々ある」

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