科学的に分析された魔法設定が光るファンタジー
- ★★★ Excellent!!!
オーク討伐まで読み終わった感想です。
冒険がメインのお話ではありますが、メインストーリーをしっかり強化しているのは、この世界の魔法の設定だと思います。
特に印象的だったのは、魔道具の説明でした。
魔道具とは、どういうカラクリで動いているのか?
ほとんど電気回路のような仕組みで働く魔力。単に「発動すれば終わり」というより、仕組みをきっちり理解しなければ使えないこともある。
そういう細かな設定が、世界観をリアルに演出していると思います。
魔法以外でいえば、この作品でもっとも印象に残っているのは、冒険の途中で登場する、とある婆さんですかね。
自分で作った薬を人に飲ませて実験するヤバい婆さんです。
良い感じに濃いキャラクターがゾロゾロ出てくるので、こちらも楽しみながら読んでみてはいかがでしょうか。