比較が齎す脅威

白鷺(楓賢)

本編

つい他人と自分を比べてしまうことって、よくありますよね?特にSNSが発達した今の時代では、他人との比較が日常の一部になってしまっている人が多いように感じます。私もその一人でした。SNSで友達や知り合いが楽しそうに過ごしている姿、成功している姿を見るたびに、「どうして自分はこうなんだろう?」と、自分と比べてしまっていました。さらに、誰かに「あの人に比べてあなたはこうだ」と言われることもあり、その度に余計なことを考えてしまったものです。


しかし、ある日気づいたんです。どれだけ他人と自分を比べても、そこから得られるものは何もないということに。比較するとき、私たちは自分のダメな部分にばかり目を向けがちです。そうすると、自分を過小評価し、絶望の入り口に立ってしまうことになります。


でも、その絶望の入り口から抜け出す方法も見つけました。それは、「何も比べないこと」です。他人との比較だけでなく、過去の自分と比べることもやめました。過去の自分と比べることさえも、無意味だと感じるようになったのです。なぜなら、過去は過去であり、今は今だからです。過去に囚われていると、今この瞬間を見失ってしまいます。


大切なのは「今」です。過去を引きずるのでもなく、未来に不安を感じるのでもなく、ただ「今」を大事にすること。そして、今何をしたいのか、それだけに集中することが、最も大切だと感じています。過去と比べるのでもなく、他人と比べるのでもなく、「今、この瞬間、自分は何をしたいのか?」それを考え、そのために頑張ることが、本当に価値のあることだと思います。


比較ではなく、今この瞬間にフォーカスすること。そうすることで、私は少しずつ、自分らしく前に進んでいけるようになりました。絶望の入り口に立つのではなく、今の自分を大切にし、一歩ずつ前に進んでいくことが、最も大事なことだと強く感じています。

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