第3話

「トードル大将、われわれのバニラエルフも稼働せねば!反人間主義の連中がまた地球政府にたてついていますぞ!」

「まあまて、エベレースト。われわれの群生モビルアーマーならかれらのおもちゃロボットごときにはやられはせんよ。」

「やはり、人工接続媒体は完成されたんですね!?」

「口外はするなよ。すでにわたしのなかにノセルナノマシンがはいっている。首筋にも人工接続弁も埋め込んだ。問題は起きない。人間の反射速度0,05秒の壁をゆうに超える速度をもつ、機動だ。彼らには突破できんよ。部下にも接続端子はやや古いものをつけておいた。君もそのうち、付けることになる!」


バナージは地球連邦解体と、所有兵器のすべて破壊解体と現存消去をおこなうため、シンジオンに組みしていた。

ガンダムゼビリオンは、バンシイノルンを改造チューニングされた機体である。

変形形態は削除され、通常時から二本角展開し、全体も”キツネ”の形をかたどっている。

獅子たるライオンから、黒きキツネへと変貌を変えた機体は、”黒い彗星”と呼ばれている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ガンダムZEVILLION くろみつ @kuromitu77

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る