第6話三つ目の謎

俺は三つの違和感から答えにたどり着く


「これたぶん学園側が作ったウソですよね」


「えっ?」


「戦闘訓練のためですよね恐らく俺が学園長の息子だから」


「いやそんなの知らないですけどなんでそう思ったんですか」


「だって三人グループで謎を解くのが急遽作られたといってたじゃないですか」


「それは違うわ」


「えっ?」


「私たちが化けることが急遽作られた謎なだけよ」


「それだけですか」


「ええそうよ」


「でも如月三久が監禁されたのにそんな謎を作りますか急を要するのに」


「まあそうね」


「あとどこから動きを見ているんですか監視カメラしか見れる場所がないのに」


「それはそう」


「それになぜ俺だけで立ち向かわせるんですか危なすぎるでしょ」


「そうね確かに私もそれを注意したわ」


「もしかして……マジなやつですかこれ」


「ええマジなやつよ」


「いやだあ助けてムリムリ」


「あなたかっこいいこと言ってたじゃない」


「だっててっきりウソだと思ったから」


「ドンマイ」


「じゃあ死んだら責任はどうなるんですか」


「さてね」


「さてね……じゃないですよ」


「あはは面白い」


「面白くないわ」


くそやはりこの人からかってきてるな


だが本気でやらないとマジで死ぬ


はあやりたくないけどやるか


俺はだらりと体を垂らして気配を消す


俺は敵に近づいていく


誰も俺の存在に気づかずそのまま銃を近づけて撃ち抜く


撃たれたことすらも気づいていなかった


俺はやがてボスがいそうな部屋にたどり着いた


扉を慎重にあげながら部屋に入ると如月三久とボスみたいなやつがいた


「がっはは我が名はみさら」


なんかボスっぽいやつがなにか喋ってたけど気にせず撃ち抜く


周りを見渡すと誰もいないみたいなので


「うむこれで終わりか大丈夫か」


「うんありがとういつもごめんね」


「いやいいよ」


お金持ちだからっていろんなやつに狙われてしまうのだ


だから実はたまに助けたりするのだが


「はあもう戦うのはやめたんだけどな」


「うんごめん」


「いや悪い」


「こちらこそ」


なんだか変な空気になってしまう二人

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伝説の殺し屋暗号学園に入学する 山田空 @yamadasora

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