第15話 last・しあわせなデート


「運動場に戻るから、後はお願いしていいかしら。困ったことがあったら、遠慮なく放送で呼び出してね」

「わかりました」


白衣を着た先生が、保健室を後にする。残されたのは、パイプ椅子に座る私と、ベッドに横になった葵くん。


実は……二校合同体育祭。最後の最後で、葵くんは赤チームを勝利に導いた。だけど競技が終わり、応援テントに到着した途端。


『もう無理……』

『キャー!葵くん、しっかり!』


ついに倒れてしまい、すぐに保健室に運ばれた。その付き添いとして私が同行し、今に至る。

現在、運動場では閉会式が行われており、理事長が挨拶をしている。紫温先輩のお父さん、紫温先輩とそっくりだったなぁ。


「っていうか、終わったんだ。赤チーム、優勝したんだ」


葵くんのおかげで勝てた。皆の期待に応えて、最下位から一位に返り咲いて……すごかったなぁ。


「カッコよすぎだよ、葵くん」

「今の言葉……本当?」

「え!?」


見ると、さっきまで眠っていた葵くんが、いつの間にか目を覚ましていた。無理やり起きようとする葵くんの肩を、急いで制止する。


「先生が、軽い熱中症と睡眠不足って言ってた。まだ寝ていないとダメだよ」


だけど鍛え抜かれた体を、どうこうできる力が私にはなくて。いくら押し返しても、葵くんは横にならなかった。ばかりか、起きたばかりとは思えない真剣な眼差し。



「俺にとっては、さっきのひなるの言葉の方が大事。俺、カッコよかった?」

「……うん。もちろん、カッコよかったよ!」


一生懸命に走って、一位をとって、チームを勝利に導いた。そんなのカッコいいに決まってる。

断言すると、葵くんは嬉しそうに目を細めた。


「頑張ったご褒美として、さっきの言葉もう一回いって?」

「え、えっと……か、カッコよかった、です!」

「はは、うん」


恥ずかしくて真っ赤になった私を見て、葵くんは嬉しそうに頬を緩ませた。かっこよ過ぎてどんな表情も絵になるんだから、心が落ち着く暇がない。


「そういえばひなる、明日って暇?」

「学校は休みだし、何も予定ないよ」

「良かった。じゃあ俺と出かけない?デートしよう」

「えぇ!?」


驚く私を見て、満足気に笑う葵くん。でも私の心は、当然落ち着かないわけで。だって今、デートって言ったよね!?


「明日までに元気になるから、絶対いこうね。……っていうか、そのために頑張ったんだし」


最後の方は聞き取れなかったけど、どうやら葵くんは本気みたい。混乱する私をよそに「楽しみだなぁ」と無邪気な顔で笑っている。


(デートって……一体どうなるのー!)


服は?髪は?鞄に、靴は!?なんて迷っている間に、夜は過ぎて朝が来た。

――チュンチュン

天気は快晴。スズメが気持ちよさそうに鳴いている。あぁ、ついにデートの日になっちゃった!



「こ、こんな感じでいいかなぁ?」


夜遅くまでアキラちゃんにコーディネートの相談をして、やっと決まった服。全身鏡で最終チェックをして、いざリビングへ。


「わ~、ひなるちゃんのお出かけ服。可愛いよぉ、ワンピースかわいいよぉ!」

「な、七海先輩!おはようございますっ」


なぜか泣きながらやってきた七海先輩。「俺も行きたい〜」って抱きつかれそうになった瞬間。七海先輩の首根っこを、紫温先輩がつかんだ。


「往生際悪いね、七海は」

「そういう紫温だって、納得いかないって顔してるよ~?」

「あんなルールを作った七海に納得いかないけで、ひなるちゃんには今日を楽しんでもらいたい気持ちでいっぱいだよ」

「え~、うそくさー」


というか、ちょっと待って。「今日を楽しんでもらいたい」って……私が葵くんとお出かけするって、皆しってるの!?

すると「お見通し」と言わんばかりに。紫温先輩が、長い人差し指をピンと立てた。


「門限は17時だからね」

「門限?」

「中学一年生が、遅くまで男女二人っきりでいるのは良くないから」

(やっぱり今日のこと知られてる!)


照れくさくて、なんだか気恥ずかしくて。誤魔化すように苦笑を浮かべていると、廊下の奥から声が響いた。


「せめて18時にしてくれない?」

「葵くん!」


長い足がよく映えるズボンで、スタイルの良さが浮き彫りになっている。これから並んで歩くわけだけど……体型が隠れるワンピースを着て、本当に良かった!


「ひなる、ワンピースよく似合ってるね」

「あ、ありがとう……っ」


褒められると照れくさくて、じんわり汗が浮かんじゃう。わ〜、頑張ったお化粧がとれちゃうよ!



「じゃあ、行こうか」

「うん。七海先輩、紫温先輩。いってきますっ」

「「いってらっしゃい」」


二人に別れを告げ、玄関へ。すると外から帰って来た翼くんと、ちょうど出くわした。何やら大きな荷物を抱えている。


「翼くん、行ってくるね」

「……おう」


少し元気がないような?って思ったけど、翼くんは何事も無かったように、手を挙げて去って行く。大きなビニール袋の音を、ガサガサ立てながら。

――ムニッ


「俺が隣にいるのに、他の人のこと考えるの禁止」

「ひゃ、ひゃいっ」


ほっぺたをつままれ、変な声が出る。だけど葵くんに手を握られることで、もう一度変な声が出た。


「ごめん、手を繋ぐの嫌だった?」

「だ、大丈夫っ」

「よかった。今日は楽しもうね、ひなる」

「うん、よろしくね葵くん!」


その後――葵くんは女の子が好きそうな雑貨店に寄ってくれたり、映画のチケットを取ってくれていたり、私が喜ぶことばかりしてくれた。休憩にと立ち寄ったのは、人気のスイーツ屋さん。カップル限定メニューがあって、葵くんは迷わずソレにした。



「えっと。葵くん、カップルって……」

「お店の人気ナンバーワンが、カップル限定メニューなんだ。おかし好きのひなるに、絶対食べて欲しくて」

(そういうこと!)


私ってば、つい「いつの間にかカップルに!?」って思っちゃったけど。危ない危ない。勘違いだった。

納得……って思っているのに。店員さんが持ってきてくれたケーキを、上手く口に運べない。


「ひなる、ほっぺにクリームついてるよ」

「うわ、恥ずかしい……っ」


慌てていると、「はいこれ」と。葵くんからティッシュが渡される。葵くんって紳士だなぁ。比べて私は……。


「変なところを見せてごめんね……」

「ううん、そういうひなるも可愛いから。むしろ、どんどん見せてほしいな」

「!わ、わかりまひひゃ」


わー!そんな言い方、反則だよ……!

ドキドキしすぎて思わず噛んでしまう。だけど葵くんは「照れるひなるも可愛い」なんて言う始末。恥ずかしさが、もうキャパオーバー……!

すると外の景色を見た葵くんが、ポツリと呟いた。


「行きたい場所があるんだけど、いいかな」

「もちろん。葵くんと一緒なら、どこへでも行くよ」

「!」


あ、ちょっと大胆に言っちゃったかな?心配していると、先に席を立った葵くんが、私に手を差し出した。



「ちょっと歩くけど平気?足は痛くない?」

「ありがとう、大丈夫!」


だけどお店を後にして、ほんの少し。葵くんの言う「ちょっと歩く」は、十分もしない内に終わりを告げた。到着したのは、展望台がある広い公園。


「少し階段を上がっただけなのに、すごく見晴らしがいいね!」

「夕日がキレイなんだ。今日は晴れてるからちょうどいいかなって」

(あ、それで)


紫温先輩が門限の話をした時に、あぁ言ったんだ。


『せめて18時にしてくれない?』


私に、この景色を見せたかったからなんだね。


「ねぇ葵くん。私ね、今日がすごく楽しい。このまま終わるのがもったいないくらい、本当に楽しいの」

「ひなる……俺も。今日が終わってほしくないくらい、すごく楽しい」

「へへッ」


恥ずかしいことを言ってるのに、どうしてか落ち着くのは……葵くんと一緒だからかな。葵くんと一緒にいるとドキドキすることが多いけど……それ以上に嬉しい。


「一緒の寮に住み始めて、まだ一か月くらいだけどさ。葵くんには、たくさん助けてもらったね。それに体育祭の時……本当にカッコよかった」


目を閉じると、鮮明に思い出す。必死に走る葵くんの姿。


「葵くんが一位になった瞬間、ずっと忘れないと思う。それくらいカッコよかった!」

「あの時さ……ひなるの姿が見えたんだ」

「私の?」


こくりと、葵くんが頷いた。



「しんどくて足が思うように動かなくなった時。ひなるが一生懸命、応援してくれる姿が見えてさ。ひなるの応援に応えたいって思った。そうしたら力が湧いて……自分でもびっくりするくらい速く走れたんだ。ひなるからパワーを貰ったおかげ」


太陽が落ち、夕日に変わっていく。その景色をものともしない葵くんの笑顔。太陽よりも、夕日よりも、何よりもキラキラ輝いている。こんなスゴイ人に、私の応援が届いたの?力になれたの?それってなんだか、スゴイことだ。


「あの時は無我夢中だったけど……大きな声で応援して良かった。葵くんに届いてよかった!」

「うん。だから今度は、俺が勇気を出す番」

「え?」


葵くんは私の手を引いて、木のベンチに座らせる。と同時に、大きな手はあっけなく私から離れた。


(あ……)


今日一日、ずっと手を握っていたからかな。一瞬でも離れると、寂しく感じちゃう。まだまだ繋いでいたいって思っちゃう。


「ひなる、俺を見て」

「あ……、え?」


突然のことだった。まるで王子様がするみたいに、葵くんは片膝をついて、私の前に座る。そして大きく深呼吸をした後……真剣な目で、私を見た。


「ひなるが好き。

だから、俺と付き合ってください」

「え……」


葵くんがポケットから出したのは、なんと指輪。私の右手の薬指に、光るシルバーリングを近づける。



「やっぱり、よく似合ってる。ひなるの白い手に似合うと思ったんだ」

「……」

「ひなる?」

「これって、」


夢かな?私が見てる光景は、夢なのかな?そう思うほど嬉しくて、幸せで――

あぁ、そうか。


目が合うと嬉しかったり、話しができると幸せだったりするのは。カップルの言葉に敏感になったり、葵くんが近くにいるとソワソワするのは……全部全部、この言葉一つで説明がつくんだ。


「私、葵くんのことが好き。

葵くんが、大好き……っ」


優しさをもらう度、葵くんを見るようになった。笑いかけてくれる度、葵くんのことを考えるようになった。そうして私は、いつの間にか……たくさんたくさん、葵くんを好きになったんだ。


「ひなるが、俺のことを好き……?」

「うん……好きですっ」

「そう、なんだ……」


私と同じくらい、顔を赤くした葵くん。いつものクールな葵くんから、こんな表情が見られるなんて!早くも彼女の特権を実感でき、胸がキュンとはずんだ。


「葵くん、指輪ありがとう。すごく嬉しい!」

「良かった……はめてもいい?」

「うんっ」


指輪は、スルスル私の指に入った。……というか、スルスル過ぎて、腕を下げれば簡単に落ちてしまう。


「ごめん葵くん。私の指って意外に細かったみたい」

「ぷっ、違うよ。これはね、わざと大きくしてるんだ」

「わざと?」


ブカブカの指輪をはめたままの手を、葵くんはギュッと握った。そして熱っぽい瞳で、私を見つめる。



「これはね、予約なんだ。ひなるの左手の薬指に、この指輪がピッタリハマった時……ひなると家族になるって予約」

「家族……?」

「もう二度と、ひなるが一人で寂しい思いをしませんようにって。そんな願いを込めた、未来の約束だよ」

「!」


左手の薬指……すなわち「結婚」。そんな先の未来まで、葵くんは考えてくれたの?私、ずっと葵くんの隣にいていいの?

泣きそうな私に気づいた葵くんが、自分の胸に優しく抱き寄せる。


「今も、これからも、その先も。寂しくなったら、この指輪を見て。どんな時でも、俺はひなると一緒にいるから」


――シャラ

葵くんの服から出てきたのは、ネックレス。そこには、私とお揃いのシルバーリングが通っていた。


「葵くん、それ!」

「ペアリング。っていってもブカブカだから、しばらくはお互いネックレスだけど。喜んでもらえた?」

「うん、うん……っ!」


喜ぶなんてものじゃない。幸せすぎて、どうにかなりそうだよっ。


「ありがとう葵くん。私と出会ってくれて、私を好きになってくれて、本当にありがとう」

「俺もだよ、ひなる」

「葵くん、大好き!」


葵くんの背中に手を回し、思い切り抱き着く。葵くんもまた、私の腰に手を回し、力強く抱きしめ返してくれた。あの葵くんに包まれてるなんて……嬉しくて、自然と涙が浮かぶ。


「ひなる、目を閉じて」

「……うん」


そして私たちはどちらともなく近づき、キスをした。緊張しすぎて、頭も目もグルグル回ったけど……それ以上に、幸せだった。



「大好きだよ、ひなる」

「私も、大好きだよ!」


こうして私たちは、彼氏彼女になった。

初めて葵くんに会った時〝冷たい人〟って思ったのがウソみたい。気付けばいつも葵くんに助けられ、支えられていた。誰よりも一番近くで、たくさんの優しさを与えてくれた。


「葵くん、私も何か恩返ししたい。いつもしてもらってばかりだから……」

「じゃあ、一つだけ」

「なに?なになに!?」


初めて頼られたことが嬉しくて、葵くんの腕の中でぴょんと跳ねる。すると、少しだけ照れた顔の葵くん。


「もう一回だけキスしてほしい、かな」

「が、がんばります……っ」


そうして気持ちが通じあった余韻に浸りながら、門限を守るため帰路に着く。手を繋ぎ、同じ寮を目指して歩いていると……互いの首に掛けられたネックレスが、夕日を浴びてキラリと光った。この光景を、私は一生、忘れないだろうな。


「ただいま帰りましたっ」


ドアを開けると……あれ?真っ暗だ。みんなどこに行ったんだろう?

不安に思って、葵くんへ振り向く。だけど……ついさっきまでいた葵くんは、姿を消していた。


「あれ、葵くん?皆?」


不安になった、その時。

――パーン!!


「おかし調理部設立、おめでとう〜!!」

「わ!」


一気に明るくなった景色に加え、至る所でクラッカー音が鳴る。クラッカーから飛び出した紙吹雪が、私の前でヒラヒラ舞った。



「ひなる驚いた?サプライズだよ」

「葵くん!」


いなくなった葵くんは、いつの間にかリビングに入っていて。皆と一緒に、クラッカーを持っていた。


「せっかくひなるが部活を作ったのに、体育祭でバタバタしてたからさ。お祝い出来てなかったでしょ?だから今日やろうって、皆で話してたんだ」

「そうだったんだ……っ」


部屋を見渡すと、まるで誕生日のように飾り付けがされていた。カラフルな風船、長いガーランド。まるで女子がしたような芸の細さに、圧倒される。

すると葵くんに背中を押された。「こっち」とリビングに誘われると……甘い匂いが、鼻腔をくすぐる。


「下手っぴだけどさ、俺たちなりにおかしも作ったよ!」


じゃじゃーん!と手を広げる七海先輩。すると隣でパーティコーンを被った翼くんが苦笑を浮かべた。


「七海さんは焦がし担当だったくせに」

「翼クンこそ!おかしを不味くするセンスはバッチリあったよね!」

「だから材料を多めに買ったんだよ!失敗するだろうと思ってだな……」

(出かける時に大きな袋を持っていたのは、おかしの材料を買いに行ってたんだ!)


テーブルの上には、クッキーやシフォンケーキ、ゼリーやチョコが並んでいた。確かに変わった形のクッキーはあるけど、全然気にならない。むしろ……


「もったいなくて、食べられません……っ」


私のために作ってくれたんだ。みんなおかし作りなんて、初めてだろうに、一生懸命作ってくれたんだ。


「うぅ、ありがとうございます〜っ」


嬉しくて、感動しちゃって。涙がポロポロこぼれちゃう。すると紫温先輩が、ハンカチを渡してくれた。



「ひなるちゃんの歓迎会もしたかったしね。入学式からバタバタしただろうに、いつも助けてくれてありがとう。ひなるちゃんの前向きな笑顔を見ていると、俺たちも元気になれるよ」


優しく笑う紫温先輩に、もっと涙があふれる。「私こそ」と言った時、紫温先輩は首にかかるネックレスを見つけた。


「どうやら上手くいったみたいだね」

「え?」

「ううん、こっちの話。でも俺もあと一年あるし、簡単には諦めないからね」

「?」


意味を理解できないでいると、「幸せ絶頂の奴に何を聞かせてんだよ」と翼くんの声。……あれ?急に視界が暗くなっちゃった!この肌触りはタオル?


「つ、翼くん?」

「もし葵に泣かされたら俺に言え、話くらい聞くから。あと……その服、すげー似合ってる」


頭をポンと撫でられる。タオルをとると、既に翼くんは皆のコップにジュースを注いでいた。葵くんにはわざと少ない量……あ、気づいた葵くんがクレーム入れてる。

いつもの二人を見てクスクス笑っていると、いつの間にか隣に立った七海先輩が、ふかーいため息をつく。


「はぁ〜。どうして本命の女の子こそ、手に入らないんだろうね。俺の初恋、あっけなく終わっちゃったなぁ」

「本命?初恋??」

「……幸せになりなよ、ひなちゃん。俺は恋愛経験豊富だし、困ったことあったらいつでも相談のるよ!

ってわけで!何から食べる?俺のオススメはね、淀橋くん直伝の滋養強壮ゼリーだよ!」


いかにも元気が出そうな、黄色いゼリーを持つ七海先輩。思わず鼻を押さえる複雑な匂いが、ゆっくり迫ってきた。でも「遠慮します」とも言えない雰囲気!どうしよう!



「そんな怪しい物ひなるに食べさせないで。毒味役は、翼が適任じゃない?」

「おい、しれっと俺を巻き込むな!」

「でも翼くんは、本当に頑丈そうだけどね」

「ちょっとちょっと、今の会話を聞いたら淀橋くん泣いちゃうって〜」

(みんな……)


最初、この寮に来た時。なんで私がこんな目に遭うのって思った。男子四人と一緒に暮らすのは嫌だ、って。

でも……ここに来て良かったと、今なら胸を張って言える。


「葵くん、翼くん、七海先輩、紫温先輩。私のために素敵な時間をくださり、本当にありがとうございます。皆と一緒の寮で過ごせて、すごく嬉しいです!」


すると皆の顔に、優しい笑みが浮かぶ。その瞳に写る私も、満面の笑みを浮かべていた。今も、そして、これからも――



「こんな私ですが、これからもよろしくお願いします!」



【完】



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超イケメン男子たちと、ナイショで同居することになりました!? またり鈴春 @matari39

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