9月4日
世界で一番嫌いな行動は片付けです。片付けしろと言われても、どこに何が置いてあるかわかるし、物が机から溢れてるだけで別に生活できるよ。と思っていたのですが、やっぱり絵が描けないので二日かけて片付けました。
片付けて思ったことは、思ったより画材が多くてかさばることです。どうして透明水彩とアクリル絵具と水干絵具と岩絵具があるんですかね。どうしてこんなに筆も木製パネルも紙もパレットも絵皿もたくさんあるんでしょうね。
これで油絵やってたら、この二倍の画材の量になってそうですね。やめて良かった。
油絵やってない理由は溶き油が工業用の油の臭いがして、鼻がもげそうになるほどの臭いだったからです。溶き油によりますが無臭のものも一応あります。でも、速乾性を求めたり、透明性を求めたりで油の種類が違ってくるので、あの激臭からは逃れられないと思うと無理になってやめました。
絵を描くだけなら、チラシの裏に落書きでもしてればいいんですけど、たくさん画材集めたくなってしまう性でしてね。気がついたときには、こんなにたくさん集まっていました。
デジタル絵師ならパソコンやiPadに収まるんだけどなぁー、iPadに絵を描いても描いてる感じがしないんだよなぁ……。今生一番の謎です。
デジタルで描いても楽しいんですけど、楽しさのレベルがアナログ画材使ってると違うんですよね。私は透明水彩を主に使っているんですけど、やっぱり紙と画面に描くのは違うとは思います。水彩ブラシの入り抜きと筆の感覚は全く違いますし、色と絵具の広がり方も違います。でも、きっと微妙な違いなんだろうな、としか思えないくらいの違います。その微妙な違いが描いてる感覚なんですかね。あと、絶妙にiPadのペン先が太いのも理由かもしれません。iPadを使い始めた頃はペン先が太くて、どこに描いてるのかわからなくて、線を描いてもなんか違くて、よくわからないと思ったまま描いては全消ししてました。デジタル音痴なので、設定を開いては頭をかしげて、わからないまま閉じるボタンを押してました。
今は線画は描けるようになりました。でも、色塗りをすると、感覚が違いすぎて頭を毎回かかえてます。水彩ブラシはもこもこするし、水彩境界は思ったんとちゃうし、普通レイヤー透過しないし、デジタルさっぱりわからん。あと厚塗りやりたい。
という訳で、最近日本画を始めました。日本画良いですよ。和紙は日本産だから水彩紙より安いし、絵具と膠を指で混ぜるので、ちゃんと指が汚れて描いてる感覚がします。楽しいです。
色が混ぜられないのが難点ですが、厚塗りもできるので、色がいい感じに透けて良い感じにまとまります。私の好きな筆も日本画用なので、ずっと使っていられるのも良い。でも、絵具が混ぜられないから、たくさん色数が必要になります。それと、膠を準備するのが少し手間です。
アナログ画材使ってると手間は増えるほどいい、みたいな感覚になるので、全然気にしてないです。まあでも、水彩と同じくらいの手間なので、あんまり気にしてないですけど。面倒なのは膠と下書きをきちんと用意する点くらいですね。それ以外は楽しい着彩タイムなので、ずっと楽しいが続きます。
日本画特有のぽてっと感を出すのも楽しいし、薄塗りで厚塗りするのも楽しいです。ぼかしの表現がまだ苦手なので、筆の形が残ってしまうのが少し気になりますけど、画材に慣れればなんとかなる気がしてます。
デジタル画材にいつまで経っても慣れない人達は、アナログ画材というのも手だと思います。でも、手間はかかるし、臭いするものもあるし、指も服も汚れるし、物が増えてかさばるので、デジタルできた方が楽です。
執筆練習のための日記 朝日 めぐ @meumeu_9421
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。執筆練習のための日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
須川庚の日記 その3最新/須川 庚
★15 エッセイ・ノンフィクション 連載中 236話
「私」の話最新/mil
★4 エッセイ・ノンフィクション 連載中 663話
詠み人の、浪人日記。最新/うたた
★21 エッセイ・ノンフィクション 連載中 214話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます