雨の後、虹を描いて
あげあげぱん
第1話
雨が降った後、窓の外には光が差して、空には虹がかかっていました。その風景をわたしは綺麗だなと思いました!
幼稚園の先生に紙を貰って、クレヨンで風景を描きました。窓の外の風景です。我ながら、良い絵が描けていると思います! あとは虹を描き加えれば完成です。ふふん! 素敵な絵になりますよ!
ところが虹を描こうと思って空を見ると、さっきまで、そこにあったはずの虹が失くなっていました。どうして? 虹はどこに行ったの?
探しても、探しても、虹はどこにも見つかりません。そんなの、嫌! 嫌! 嫌なのに、虹はどこにもありません。悲しくて、目が熱くなって、涙が溢れそうになりました。そんな時、一人の男の子がやって来ました。
「ん!」
そう言って、男の子は一枚の紙を見せてくれました。その紙には綺麗な虹が描かれていました。
「これを見て。虹が描けるよ!」
優しい子だなと思いました。私は男の子が描いた虹を、私の絵に描き写しました。
それから、その男の子とは仲良しです! 絵が好きで、優しくて、頭が良くて、素敵な友達です!
わたしの友達ができた、きっかけのお話です。
雨の後、虹を描いて あげあげぱん @ageage2023
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます