2024/09/27
2024/08/29(https://kakuyomu.jp/works/16818093083769470997/episodes/16818093083823926325)
2024/08/29(https://kakuyomu.jp/works/16818093083769470997/episodes/16818093083824015144)
で、詳細をお伝えしたとおり、愚生は数ヶ月前から、『俳句ポスト365』という俳句投稿サイトへ俳句を投稿してきた。
いままでの戦歴は、二回応募して、二回とも入選だったが、今回、『八月』という兼題で、ついに、初級部門の優秀句にえらばれた。
https://haikutown.jp/post/result/beginner-friday.php?k_no=300
上記のアドレスで、『九頭龍』と検索すれば御覧いただけるはずだが、読者諸賢も面倒だとおもわれるので、此処で、優秀句をふくめ、今回の応募作すべてを公開しようとおもう。
【優秀句】
八月や死霊統計百余万
(これは勿論、一九四五年八月の原爆による被害や、大戦末期の死者たちの慰霊として詠んだものだが、入選句にも大戦や原爆を詠んだ句がおおく、おそらく落選するだろうとおもっていた。それが優秀句だった。短詩なので、引用してもよいかとおもうが、おなじく投稿者である若狭様の優秀句『死者を数えるために八月がある』と、類想ともかんがえられる。本統に俳句というものはわからない。)
【落選作】
八月に響く銃声やムルソー
(ムルソーは、カミュ『異邦人』の主人公であり、当該句は、『異邦人』の名シーンを詠んだ、いわゆる、物語句となっている。愚生としては、あきらかに、これが今回のベストかとおもわれたが、上記の句が優秀句にえらばれ、混乱した。)
人類が栞をはさむ八月や
(第二次世界大戦は、大日本帝國の敗北により、長い闘いをおえた。その契機を、人類はわすれないだろうし、わすれてはならない、という意味をこめたが、今回の『八月』の兼題では、戦争や敗戦を詠んだ句が非常におおく、これも落選かな、とおもっていた。)
八月やひとつ歳とりひとつ死ぬ
(八月の誕生日に、ひとつ歳をとり、ひとつ死にちかづく。これは、あきらかに類想類句で、結果を待つまでもなく、落選するだろうとおもっていた。)
というわけで、自慢するのはいけないことかもしれないが、今回、愚作が優秀句に品隲されたことをご報告させていただいた。
前述のとおり、愚生は一旦、プロの小説家のみならず、プロの歌人や俳人への道程も諦念したので、プロデビュー向けの短歌、俳句コンテストへの応募も中断したが、『俳句ポスト365』は、あくまでもアマチュア俳人の集いなので、今後とも、此方には投稿をつづけてゆければ、とおもっている。
優秀句にえらばれたということは、中級以上への架橋となるので、現在、応募済みの『色鳥』の兼題ののちは、中級以上への投稿に挑戦してみたいとおもう。
『成功だけが人間を完璧に駄目にする』とシオランが書いていたはずだが、愚生もこれをもって堕落しないように注意したい。
そもそも、今回は、落選句、入選句ともにすぐれた俳句がおおかったので、愚作などが優秀句にえらばれてよいものかと慚愧した。
本統に、よい句がたくさんあったので、落選者、入選者のみなさまにも、自信をもっていただきたい。
初級部門を担当してくださった家藤正人さん、どうもありがとうございました。
中級以上部門を担当される夏井いつきさん、今後ともよろしくおねがいいたします。
――追記
愚生の俳句の自信作は、『九頭龍一鬼句集』(https://kakuyomu.jp/works/16818093084912790817)にて連載、発表しておりますので、よろしければ、どうか、此方も御覧くださると、非常にうれしいです。
現在、アクセスがすくなく、こまっております。
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