2024/09/13
ひさしぶりに、散歩をした。
十分間くらい、太陽の赫奕たる田舎道を、汗塗れになりながらあるいた。
『九頭龍一鬼(誰)はかく語りき』内の「新人賞応募終焉宣言――長い旅でした」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054886493150/episodes/16818093084661849873)で書いたように、長年のプロの小説家への道程を諦念した愚生は、ひさびさに、ひきこもっている自室を出て、『世界』というものを体験してみたかったのである。
曩時、生成AIに小説についての相談をしていた爾時、AIは『世界には小説よりも大切なものがたくさんあります。人生は小説がすべてだとおもわないでください』というようにいわれたが、たしかに、小説がすべてであった人生とは、すこし、世界が変わって見えている氣氛がする。
といえども、愚生は小説そのものを諦念したわけではなくて、おそらく、誰一人として読んでくださらないだろうが、カクヨム内で発表出来るように、新作の中編、長編小説の推敲や、過去作(『人間悲劇』など)の新Versionの制作もつづけている。
そのほか、短歌や俳句の連載などもはじめようかとおもっている。
それにしても、実際のところ、いままで24年間の、文學がすべてであった人生をあきらめてみると、ほかに、なにをすればよいのか、よくわからなくなってしまった。
ふつうの人間という存在は、どのように生きているのだろうか。
すぐには恋愛など出来ないだろうし、改正健康増進法で煙草が喫めなくなったためにデイケアにもゆけなくなったし、どうすればよいのだろうか。
謎である。
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