遠い昔、合唱コンクールで歌ったことのある『心の瞳』と同じタイトルに惹かれて読ませていただきました。
主人公と似たようなことを経験したことがあり、とても胸に迫るものがありました。
素敵な作品、ありがとうございました。
作者からの返信
広沢さん、こんにちは。
私は、合唱曲は別の曲でした。『心の瞳』を歌う他のクラスの子たちに羨望の眼差しを向けたものです……。良い曲ですよね。
そうなんですね……。
私はおばあちゃんっ子だったのですが、祖母が亡くなる少し前から、過去の記憶を追いかけるようになりました。
このお話のように想い出の歌を歌ってくれることはありませんでしたが、それでも祖母と過ごした想い出は今も私の中にあります。
時と共に形を変えてしまうものは沢山あります。ですが、その時感じた想い、心はなくならないのだとそう思います。
この度はお読みいただいた上、コメント、そしてレビューまでいただき、誠にありがとうございましたm(__)m
広沢さんの心に暖かな光が灯りますよう、陰ながら祈っております。
編集済
こんにちは。
とても素敵な作品に出会えてうれしいです。
お題「聴こえないメロディー」にこれほど沿わせられるとは。
そりゃクロノヒョウさんだって泣いちゃいます。
お米粒残さないの、きれいに食べなさい、なんて子供の頃に叱られたのに、今では自分が拾わないといけない。
だって拾えるのは自分しかいないんだもの。
そんな生活の中、ふと温かな記憶がお母さんに蘇ってくる。
ぎゅうっと胸が締め付けられます。
槙野さんは本当に傷付いた小さな思いをそっとすくい上げるのがお上手ですね。
おそらく読み手にはそんな優しさがしみていくのだと思います。
私もその一人です。
良い作品を拝読できてよかったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
祐里さん
お読みいただき、お褒めの言葉……、とてもとても嬉しいです。゚(゚´Д`゚)゚。
ありがとうございます。
出来ていたことが、出来なくなる。
当たり前ですが、生きていれば順番が回ってきます。分かっているつもりでもいざその時がやってくると、ああ、分かっていなかったんだな、って実感をしますよね……。
与えた分だけ返ってこないと、人の感情は掠れていきます。でも、想い出は眠っているだけで必ずそこにあって……。
変わってしまったものは元には戻らないけど、記憶も、想いも、心の奥底で変わらず待っていてくれるのだと、そう思うのです。
人生はままならない事が多いと私なりに知っているので、私の話を読んで少しでも小さな光を持ち帰ってくれたら嬉しいな、と思っています。書き始めるときはあまり意識してないのですが、そんな想いが知らないうちについてきているのかもしれません。
この度は数々の嬉しいお言葉、誠にありがとうございました!
泣いちゃいますね……。
介護での精神的な疲弊、優しい人であればある程、感情が歪むそんな自分の心の有り様に自らを追い詰めてしまう。
だけど……、そんな時……、こんな……。
泣いちゃいますよ……。
作者からの返信
福山さん
こちらにまで足を伸ばしてくださり、心より感謝申し上げます。
一緒に話して、笑っていた人。当たり前の毎日が実はそうではなかったんだと気付いた時には、遅くて。隣にいた筈の人は、いつの間にか遥か後方にいるのですよね……。
それでも置いていくことはできなくて必死に手を伸ばすけど、握り返されることはなくて。
苦しくて、報われない気持ちに押しつぶされそうになる。そんな時、届いた母の言葉。そして、歌。
素直に受け取ることのできない気持ちもありつつ、歩夢にとってそれは、ほのかな光でした。きっと、歩の心はこの日のことをずっと覚えているのだろうと、そう思います……。
この度はお読みいただき、本当にありがとうございました!
編集済
拝読させていただきました。
物語の題材と、文章の間がマッチしていて、
またその丁寧な描写が脳裏に映像を浮かび上がらせました。
特にその「間」は本当に素晴らしいと感じました。
こんな文章をいつか書いてみたいです。
「いつも、ごめんね」という言葉。
母親の本心かもしれないですし、一方でズルい言葉でもありますね。
その後の歩の心の声に渦巻く喜び、怒り、悔しさ、悲しさにこちらの心も震えました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
作者からの返信
下東さん
訪問いただき、そして数々の嬉しいお言葉誠にありがとうございます。
この物語の『間』は、心の余白でもあります。歩のやるせ無さや悲しさ、寂しさ……。やり場のない想いから生まれた、余白。
そこに落とされた母の謝罪は、歩の心に波紋を広げました。……本当にズルいですよね。
今更、なんで、どうして。
絶望にも似た歩の気持ち。それを優しく包み込んでくれたのが、『心の瞳』でした。
想い出は、悲しくも暖かい。
素晴らしいと仰ってくださり、本当に嬉しいです。改めて、ありがとうございました!
これは泣いちゃいます。
つらくて、やるせなくて、聴こえなくなっちゃったかもしれないけど、でもそのメロディーはちゃんと二人の心には流れているんですよね。私も親を大切にしなきゃ、感謝しなきゃと思いました。
本当に素敵な物語、ありがとうございました!
作者からの返信
わわわっしぇもんごさんだ!
向日葵をお読みいただいたばかりなのに、こちらにまで足を運んでいただきありがとうございます! しかも、素敵なレビューまで。
私が泣いちゃいました。゚(゚´ω`゚)゚。
本当にありがとうございます。
今が辛いと暖かい想い出まで雲隠れして、自分を取り囲む全てに苦しめられているような気になってしまいますが、立ち止まってちゃんと目を向ければ、そこには大切な何かがちゃんと眠っているんですよね。
辛くても、苦しくても、やるせ無くても、暖かな光は必ず心の中に……。
コメント失礼します。
朝から泣いてしまいました……。
認知症の方は、全てが分からなくなるのではなく、時々ハッキリしているのですよね。近い記憶は忘れてしまうのに、遠い記憶はハッキリと覚えている。自分が迷惑を掛けているのも分かっているのかもしれません。
お母さんの記憶に刻まれた『心の瞳』のメロディと当時の自分達の姿。
切なくて優しいお話を読ませて頂きました。ありがとうございます。
作者からの返信
時輪さん
おはようございます。
そうなんですよね……。言葉にするのは一秒前のことではなく、遥か昔のこと。
まるで過去に生きているかのように。
でも、仰るとおり、見えないところにはきっと本当の気持ちが隠れていると思います。今は少し。そう。眠っているだけ……。
この度はお読みいただいた上、優しさに溢れたコメントまでいただきまして、誠にありがとうございました( ´ ▽ ` )
2000文字以内のお題企画にご参加ありがとうございます🙇
うぅ~(ノ_・、)
泣いちゃいます(;o;)
つい先日知り合いが今こんな状況でたいへんだと聞いたばかりだったのでそれとリンクしちゃって(*T^T)
認知症のサポート本当にたいへんでしょうががんばってほしいと思いました
お母さん、きっとずっと心の中で歌ってくれてるんだろうなとか想像すると(泣)アーン
作者からの返信
クロノヒョウさん
おはようございます( ´ ▽ ` )
そうなんですね……。
認知症サポートって大変ですよね……。
まるで赤子に遡るように、できていたことができなくなる。少しずつ、少しずつ何かが落ちていって、やるせ無さに包まれていく。
でも、きっと、大切なことや大切な人のこと、心の中では忘れてないと思います。
隠れてしまっただけで、きっと。
そう願いたいですね……。
この度は訪問いただき、そして素敵なお題企画いつもありがとうございます( ´ ▽ ` )
またよろしくお願いします!
この物語は、母と子の関係を繊細に描いた感動的な作品ですね。母親の変化に気づきながらもどう接していいか分からない歩の葛藤が伝わってきます。特に、母が歌い始めるシーンでは、過去の楽しい思い出が蘇り、二人の絆が感じられます。最後の米粒を拾い上げる描写が、歩が少しずつ希望を取り戻していく様子を象徴しているように感じました。感動的な作品をありがとうございました。
作者からの返信
神崎さま、こんばんは。
大切な人が自分のことを忘れていく。一方的な思いほど辛いことはありません……。
心がすり減った歩は母の向かいに座り、手を伸ばすことを諦めてしまいました。しかし、歌が、大切な想い出が再び歩と母親を結びつけてくれました。忘れてしまったのではない。失くなったわけではないのだと。そう、教えるように……。
向かいに座っていた歩が、母の隣で米粒を拾い上げる。そこには再び前を向いて歩こうとする歩の心が深く込められています。
この度は訪問いただき、そしてとても嬉しいコメント、誠にありがとうございましたm(__)m