2-27.雪解けと共に
気温はだんだんと温かくなり、そこらに降り積もっていた雪は、歩き回れる程度にまで雪解けが進んでいる。
先日、雪により完全に封鎖されていた正面の門もようやくと開かれたため、ここ数日の間は街人総出で、交易路へと向かう街道の雪かきが進められていた。
そうしてその年で初めての交易馬車が到着した時をもって、春の訪れとするというのが、この街では習わしであるのだそうだ。
そのため街では今、そこらかしこに祭りのための飾りつけが行われており、馬車の到着と同時に始まる祭りの準備へと追われている。ちなみに、アリス達が手伝いをするとあまりに早く雪が片付いてしまいそうだと、彼女たちは雪かきではなく、街の中の飾りつけの手伝うことになっていた。
ラビは祭りのための飾りを作る手伝いをしており、初めての祭りの雰囲気に本人も大いに楽しんでいるらしい。雪おろしの手伝いなど、彼女の面倒を見るのが難しそうな日は、街の人間に彼女のに世話を頼んでいたため、今では随分と街へと溶け込んでいる。
そのため一応本人にも、この街に残りたいかを訪ねてはみたのだが、未練はあるもののやはりマリオンの傍がよいらしく、その時は大泣きをされてしまった。
それを見たマリオンには、ラビを泣かすなと怒られた。
納得がいかない。
街を貫くように走る通りの左右を飾るように、森で採取した植物や縄などを材料とした、様々な飾りを街灯へとくくりつけていく。多少高い場所につける必要があるため、結構な大変な作業ではあるのだが、アリスにとってはちょっと軽くジャンプをするだけなため、そこまで苦しい作業ではない。
おかげで、普段熱心にラビの世話を焼いてくれていた年配のご婦人に、是非とも街に残ってほしいとお願いをなどもされてしまっている。まぁ、男手が外に取られてしまっている今、女性たちだけでこの飾りをつけるのは大変だよなとは、分からなくもない。
とはいえ当然そうするわけにもいかないため、後でワンタッチで取り付けられる金具でも提案しようと、作業を続けつつも頭の中では様々なアイデアを練っている。まぁ、一応神事ではあるだろうし、取り入れられるかは分からないが。
そんなことを考えつつ、ピョンピョンと飛び跳ねながら装飾を飾りつけていると、街の正門の方から突如、大きな歓声があがった。恐らく、最初の馬車とやらが到着をしたのだろう。
予定よりもだいぶ早いようなのだが、それと同時に、大きな笛の音が街中へと響き渡る。数月前にも笛の音が響き渡ることがあったものだが、今日の音色はもっと穏やかなもので、警戒とは違う祝いの意味を込められたありがたいものである。
そしてそれと同じくして、街の各所から一斉に、大きな歓声が沸き上がる。
春の訪れを祝う祭りの、開始である。
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残りの飾りつけは街の人間へと任せ、アリス達は祭りを楽しむこととなった。
ちなみに、街の守護神もこの祭りに参加をし、今後を祝うということも検討されたそうなのだが、その話は流れてしまったらしい。さすがに彼らによる襲撃から間もないということもあり、街の人間を怖がらせてしまう可能性が高いからである。
また祭りの間はしばらくヴィルドーへの人の流れも増えるということで、当分の間、ウルフ達は森の奥へと引っ込むこととしたらしい。そうしておかないと、ウルフ達と共存を始めたと知らない街の外の人間が、彼らを攻撃してしまいかねないためである。
まぁ、何事にも、例外はあるわけだが。
「随分と、仲良くなりましたね…」
「んー、やっぱ女同士話が合うんだよねぇ。ほら、うちって男ばっかだったから。」
エルはあの連絡役として残ったウルフを横に連れ、アリス達と共に街を歩いている。どうやらあの巨大な体躯は魔法を駆使すれば可変らしく、大人の背丈よりも大きかったその姿は、今では大型の犬と言えばギリギリ通りそうな程度まで小さく縮んでいた。
ちなみにこのウルフは一応メスであったらしく、なんでも女王の直接の娘なのだそうな。特異種全てがそうではないらしいのだが、女王の子孫はその力を色濃く受けつぐらしい。
…先日結構思いっきりにモフってしまったわけなのだが、氷の女王の娘…つまりは姫君と呼べなくもない相手に、不敬だったりはしなかっただろうか。
「それで、今日はどこか目的地がある感じ?」
「あっはい、今日この日が、アレの解禁日なんですよ。」
アリス達がこの街を訪れたかったのは、なにも温泉だけが目的ではない。というより、事前の評判においてはこの街は山の幸が豊富であり、山々からとれる野生の果物は非常に美味であると、そう評されていたのだった。
だが結局ふたを開けてみれば、あの魔物騒ぎの余波により、秋の間に得られたであろう数々の山の幸や果物には、ほとんどありつくことが出来なかった。
そのため、あの魔物騒ぎを冬のうちに片をつけることが出来たのは、せめてもの幸運であっただろう。なにせ一番の目的としていたモノは、この冬明けにしか取れない貴重なものだったからだ。
もしもそれまでウサギに食い荒らされたとしていたら、アリスは山ごと全ての魔物を根絶やしにしていたかもしれない。
「こんにちわ、4人と…1匹なんですけど、テラス席は使えますか?」
「こんにちはー、アリスちゃん。…ああ、エルさんのところのウルフね。テラス席なら、大丈夫よ。」
アリス達の、ヴィルドーでの御用達となっていたカフェへと、足を踏み入れる。
この店は、甘味を探して街を彷徨っていたアリスが、仕方なしに利用したあのカフェである。結局あの後も果物は入荷をせず、とはいえ何も食べないのもおかしいということで、基本的に普段の食事ではこの店を利用することとしていた。
目当てとしていた甘味こそないものの、そのメニューはどれも悪くなく、温泉が使えるようになるまでの間は、アリスの心のよりどころの一つともなっていた。
ちなみに、僅かにしか残っていなかったレーズンはその大半をラビに奪われており、度々姉妹で喧嘩する様子を街の人間からは微笑ましく見守られていたりもする。
こと甘味に関しては、アリスの思考回路は、幼いラビと大して変わりがない。
「例のアレを、4つ!」
「ふふ、アリスちゃん、ずっと楽しみにしてたからねぇ。」
「あ、この子の分もちょっともらえます?少しでいいんで。」
「ええ、分かりました。少々お待ちください。」
そういうと、もはや馴染みとなった店員の女性が、カウンターの奥へと去っていく。そうして、次に姿を見せた女性の手には、4つのパンケーキと、小皿に乗せたいくつかの果物が載せられていた。
「おお…これが。そういえば、私も実物は初めてだなぁ。」
「ええ…ヴィルドーでこの時期でしか取れない幻のイチゴ…『スノウホワイト』です。」
女性が持ってきたパンケーキには、白く小粒のイチゴがスライスされて、その表面を覆うドレスのように、綺麗に並べられている。その中央には大きな白く透き通った一粒が、王冠のように飾られている。
この赤みの一切ない純白のイチゴは、少々特殊な生態をしており、ヴィルドーでしか栽培がされていない特別な品種だ。なんでも、深い雪の下でも生育を続け、雪解けとともにその雪の下から小さな実をのぞかせるのだそうだ。
その希少性は極めて高く、ご当地以外で手に入れようとするとその価値は大きく跳ね上がり、他の街では「雪の貴婦人」「白雪の姫」なんて別名もあるのだとか。
そしてこの果実は実のところ、かつての時代には存在していなかったものである。おそらくそれは薬草と同様に、このような世界になってから初めて誕生したものなのだ。
それゆえ当然、アリウスもそれを口にしたことは無く、ティアラさんから話を聞いた時から、一度口に入れることを夢見ていたのだ。
その念願の果実が今、アリスの目の前に並んでいる。
久方ぶりの果実ということもあり、溢れる唾液を抑えられない。
「それでは…いただきます。」
本当はもっと感傷に浸りたいところなのだが、流石にあまり、皆を待たせるわけにはいかない。ラビは待ちきれんとばかりに目をらんらんと輝かせているし、エルも、マリオンも、ウルフの姫すらも、この美しい果実を前にして、期待を隠せないようである。
そうしてナイフで、丸いケーキの一角を、小さな三角形へと切り分ける。
小さなパンケーキとイチゴのピースを、口の中へとフォークで運ぶ。
ソースはない。このイチゴは、それだけで十分な甘みと酸味を持つからだ。
そうして、口の中で甘みと酸味が、パンケーキの生地と一体になって広がっていく。
紅茶も、レーズンも、今は不要。白く小さなそのイチゴは、儚い見た目の印象とは裏腹に、強烈な甘みと僅かな酸味をたずさえ、口の中を幸せで満たしてくれる。
白雪の姫とは誰が言ったのか。こんなものが幼い、姫であるはずがない。
間違いなくこれは、女王としての威厳を既に手に入れている……。
「今年の白雪、本当においしいですねぇ。」
念願であった果実を頬張り、そのあまりの美味しさに感動に震えていると、ふと隣の席から、声をかけられた。随分と久しぶりな気はするのだが、もはや信仰対象といってもよいその声は、しっかりと記憶に刻まれたものである。
「あれ、ティアラさん!?」
「こんにちは、アリスさん、マリオンさん、それにエルさんも。お久しぶりです。それと、そちらの子はたしか、ラビさんでしたか?」
通路向かいの隣の席から声をかけてきたのは、パイオンでギルド勤務をしていたはずの、ティアラさんであった。
ちなみに、話題に出た当人のラビは目の前の一皿に夢中らしく、目を星のようにキラキラとさせながら、もぐもぐと小さな口を、一心不乱に動かし続けている。
だが、なぜ彼女がここに居るのだろうか。
それに、なぜラビの名前を知っているのだろう。
「ラビのことをご存じなんですか?」
「ええ、ヴィルドーが雪で閉ざされる前に一度、騒動の終息を知らせる早馬がありましたので。今日は、ヴィルドーに高速馬車が通ることになったので、その連絡として来ています。」
なるほど、確かに私たちは本来パイオンのギルドに所属している人間であるし、ギルド間で一度、話が通っていたわけか。
それにしても、高速馬車とはなんだろうか?聞いたことのない単語である。
「とりあえず、今はこちらの一皿を楽しみましょうか。」
「ええっと…そうですね。」
相変わらずではあるのだが、彼女はなんとも不思議な女性である。まるでその疑問を見透かされたかのように、いまはただ、貴重な甘味を味わうよう促された。
彼女と共に行動すれば、美味しい甘味にありつける。逆説的に、美味い甘味があれば彼女に遭遇する…そういうことなのだろうか。
結局、マリオンを除いた4人はもう一皿を追加で注文し、会計は金貨を軽く超えることとなった。
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『なるほど、これが高速馬車か……』
『中央ギルドから納品された、と仰っていましたね。』
食事の後、ティアラさんに案内をされたアリス達の目の前には、黒く大きな、鋼鉄製の馬車がそびえ立っていた。どうやら今日最初に到着した馬車はこれのことであったらしく、今も門前の広場中央へと置かれ、各所を祭りの装飾で飾られている。
その全体を見回しても、一般的な馬車のように木製のパーツは使われておらず、荷台も車輪も、すべてが金属製である。そして、車輪の外縁には黒いものが巻かれており、かつてを知るものであれば、あれがゴム製のタイヤであると察することが出来ただろう。
そして、その前部には御者台が無く、それを曳くための馬の姿も周りにない。まぁ当然である、この荷馬車は、それ自体が車輪を回す能力を持っているのだから。
いまこの時代で、それを知るものが居るかは分からない。だが少なくとも、彼らにとってこれは、とてもよく見知ったものである。
それは「自動車」ないしは「トラック」と呼ばれる機械、そのものであったから。
『細部は異なりますが、TM重機のTMX5000系に酷似しています。』
中央ギルドにはかつての技術がいくらかは残っているはずだと、汲み上げ機の修理を進める傍らで、親方が言っていた。
だが恐らく…それは一部などでは、ないのだろう。
『…やはり、一度行ってみる必要があるみたいだな。』
パイオンのタイダルギルド長曰く、中央ギルドは、過去の歴史を隠蔽するのに加担している可能性があると、そう言っていた。この様子では、間違いなくそこには、何らかの情報が隠されているのだろう。
ヴィルドーの深い雪は解け、白雪の姫が目を覚ました。
そろそろ隠された歴史とやらにも、目を覚ましてもらうべきだろう。
第二章:アリスとしらゆきの姫 完
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これにて、第二章は終了となります。
隔日更新で長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございます!
以下に二章や振り返りについてなどつらつらと書かせていただきます。
【第二章のふりかえり】
この章は、ラビという白い少女に出会うための物語でした。
黒い男が干渉しなかった場合、彼女は5章(想定)まで登場をしません。そうした場合の彼女は人体実験をするような人間たちの手元に残るため…非常に過酷な人生を送ることとなる運命でした。
干渉の結果としてアリス達の元に保護されたため、彼女はつかの間の幸せを手に入れることとなります。ただし因果は依然変わらず…彼女の運命はいまだ過酷です。
ちなみに彼女は、1章の終わり辺りで2章のプロットを始めた段階で初めて生えてきたキャラクターなため、どのように話に組み込むかを非常に難儀したキャラクターでもあります。
彼女は、白ウサギやチェシャ猫や▲▲▲▲や●●●●の●●●や■■■の■■■など、いろんな記号をごちゃまぜにされたキャラクターでもあります。まぁですが、彼女の最終的な性質を考えるならそれでもいいかと、正しくキメラのような存在として誕生をしています。
彼女にまつわるエピソードは要所要所で重要なものとして描かれるため、彼女がどういう存在なのか、楽しみにしていただければと思います。
【三女神について】
それとようやく、三女神について言及が出来ました。
この世界には、女神アイリス、女神マリアリリー、そしてまだ言及されていない女神が、もう一柱います。三柱目も、次章であきらかになる予定です。
他にも眷属やらが居るため、神と呼称される存在はもっと居るのですが、この世界でメインとなる神はこの3柱です。
ちなみに、白いのと黒いのも無関係ではないですが、ちょろっと言及された通りに彼らはもう、この世界の存在ではありません。
まぁだいぶ情報はばらまいているので、既に誰なのか察しがついているとは思いますが、少なくとも白については3章で明言されます。黒については、最短で3章の閑話ですかね…。
どちらも本当に色々とあった結果にその形へとたどり着いたため、ただその人物たちの未来の姿というわけではありません。そこに至るまでにどんな事があったというのかを、描いていければと思います。
ちなみに白黒の回で少し説明しましたが、神格に至ると時空間の制約が無くなるため、物語の時間軸とは関係なく干渉してきたりもします。
この物語における神というのは、それだけ強大な存在です。ただ、制約も多いために好き勝手に何でもできるわけではありません。
まぁ、割と好き勝手にやってる神も居るんですけど。
【影響をされた作品について】
この物語を書く際に影響されたという漫画作品ですが、それは「ファイブスターストーリー」です。
あのお話にも、最高神だとか運命の三女神だとか、そのまま行動すると物語が壊れるような存在がぽこじゃかと登場しています。それゆえに作者の先生曰く、あれは御伽噺なのだそうです。
ちなみにもともとはそれを意識して書いていたわけではなく、三女神や神性存在の設定が出てきた辺りで、これなんか影響受けてる…?と気付いたため、今では結構意識的に書いていたりもします。
物語の結末があらかじめ提示されていたり、遥か未来の神様たちがちょいちょい出てくるあたりなんかが、分かりやすく影響を受けている部分ですね。
あちらはなんと、物語の年表自体が既に開示されています。ですが、そこに至るまでの経緯や登場人物の人生は年表にはないため、どうしてそうなったのか、何があったのかというのを楽しめる作品となっています。
ちなみに自分はMHもGTMもどちらも大好きで、プラモもガレキも両方買っています。自分の作品にもそのうち巨大ロボ出したいですね…一応、考えてはいるんですが…やるなら巨大なゴーレムかなぁ。みんなも買おう、ダッカス・ザ・ブラックナイト!
ちなみに初期の没アイデアでは、バイクやキャノンや飛行ユニットなども、研究所から持ち出している予定でした。ですが、さすがにそれをやると色々ぶっ壊れるので、今のアリスは基本的に徒手空拳です。
おかげで今では、あれこれアラレちゃんじゃね?と思うに至りました。大丈夫、拳で星は割れません。今はまだ。
【次章について】
この物語は、3章で大きな節目を迎えます。
まぁ、色々とばらまいていたものの回収ですね。1章からちょいちょい撒いてはいましたし、特別隠すつもりも無いため既に察している方も多いと思いますが、そちらの詳細が描かれることとなります。
それと、過去に何があったかについても、大きく開示されることとなります。
当然、それらはすんなりと行くわけではなく、色々と大きな事件だったり、過去の話だったりが絡むこととなります。それにもちろん、神性存在も絡んできます。
過去については三章でおおむね回収されるため、4章以降は未来に向けての話となります。とはいっても、4~6章はシーン単位のアイデアしかないため、ほぼノープランなんですけどね。一応頑張る気は満々ですが、評価をとかいただけるとやる気が爆上げなのでぜひぜひ是非是非。
【次回以降の更新について】
3章がかなり大事な話になるため、ちょっと一度流れを詰めるために、しばらくお休みをさせてください。
と言ってもうんカ月停止というわけではなく、3章のプロットと下書きを書き溜めつつ、進捗報告がわりとして閑話を投稿する、というのを考えています。
二章開始までは3日に一度ペースで閑話を更新していましたが、あれをしばらく不定期とさせてください。
ちなみに、初期の投稿文が今読むと結構つらいため、文章の調整もしていきたいと思っています。カクヨムだと良く分かるんですが、離脱率をもうちょい落としたいなと…。
物語の流れ自体は変わりませんので、すでにここまで読んだ方は気が向いたら読み直してもらえればなと思います。閑話投稿の際にどこまで修正をしたかを報告します。まぁ、今の段階でも文章にはまだ満足できていないため、あんまりやりすぎない程度に修正する予定です。
以上、まただいぶ長くなりましたが、2章は完結とさせていただきます。
ここまで読んでいただいた皆様、大変ありがとうございます!
いいねや評価等、大変励みになっております!
それと、いつも忘れているこれも入れておきます。
『よろしければ、評価やブックマーク等、お願いいたします!』
書籍化のお話とか、どこかください!まってます!!
では、次回更新までしばしお待ちください。
女神アイリスの加護のあらんことを。
【二章完結】TS美少女メイドゴーレムはデウス・エクス・マキナの夢を見るか 寝る狐はそだつ @GrowingSleptFox
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