あと一歩、もう一歩

古 散太

あと一歩、もう一歩

周囲の状況に振りまわされることで

気づいていないかもしれないけれど

今もあなたはまっすぐ歩いているよ

お花畑には見えないかもしれないし

とても順調には見えないだろうけど

今もあなたはまっすぐ歩いているよ

あなたが決めたその目的地に向けて

立ち止まることなく前進しているよ

人は意識的に止まろうと思わないと

放っておいても歩みをやめないのさ

何もしてないって思うかもしれない

そんなのわからないって思うかもね

でもそんなのちっとも関係ないんだ

あなたが何を信じるのかは関係ない

肯定をしても否定をしても関係ない

それでも目的地を目指して前進する

それが「生きる」ってことなんだよ

どうせ生きているなら最高の目的地

夢や希望がいっぱい詰まった場所を

目指して生きてみたらどうだろうね

あなたが全てを投げ出さないかぎり

いつかかならず辿り着くその場所は

それまで生きてきたすべてを美しく

素敵な思い出に変えてしまうような

あなたの思考も心も満たしてくれる

夢や希望がいっぱい詰まった場所さ

いま起こっていることは夜明け前の

いちばん暗い時間帯とおなじことさ

そこはもうすこしかも知れないから

あと一歩、あと一歩、もう一歩だけ

なんとか足を踏みだしてほしいのさ

もしかしたらすぐ目の前に目的地が

もう見え隠れしてるかもしれないよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あと一歩、もう一歩 古 散太 @santafull

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ