異世界転生した私はこの世界の先駆者となる!

@asaka_tyan

第1話 自業自得…

 私は好奇心旺盛で何か一つを極められない女だ。一つを本気でやったことがないような気がする。悪く言えば飽き性なのだ。そんな自分が嫌いだし、後悔ばかりだ。

 ただやってきたことを普通に繰り返して繰り返して、一月が過ぎて半年が過ぎて一年が終わる。そして、歩きスマホをしながら駅へ向かっていた私はそのまま帰らぬ人となってしまった。


 眩し。なんだ生き返ったのか?あーはれって久しぶりだなぁ。逝った時は梅雨で雨続きだった。あ、もしかして異世界転生ってやつか。でもなんでこんな日が当たらないところにおいてるんだ?

さてと、体を動かしてみようとするが…あれ、ここめっちゃ狭い!

 そして私は光に向かっていま出る全力の力でそこから出た。お、めっちゃ緑。これが、新しい教育方ってか笑えねーな。少し周りをみてみよう。

 辺りはやはり緑しかなかった。空気は美味しいそして、自分の後ろに卵があり、体に毛が生えていた。なんか、力入んないし…ま、当たり前っちゃ当たり前なのか…。

 頭の中に女性の声が響く…

「こんにちは、マスター。私は全転生者の中に存在するゼータと申します。」

「あ、はい」

「えっとー、まずここは異世界です。紛れもない。そして不運な死に方と判断された方には特別に転生権とユニークスキルがついてきます!」

私の死因は結構自業自得って言われるやつじゃないか? ま、いいけど。

「それで、そのユニークスキルとやらはなんなんですか?」

「はいそこが今回の本題です! 貴女にピッタリなユニークスキルを今ランダムに選びます!」

 ランダムか…もしかしたらあんまり意味ないことかもあるってことか…

「お、お願いします」

「決まりました! あなたのユニークスキルは先駆者サキガケルモノです!」

「で、なんなんですかそのスキル」

「はい! この先駆者サキガケルモノは自分でスキルや魔法を作れるスキルです! これで、チュートリアルを終わります!」

チュートリアルしてないだろ!まぁ、いいや。

私はこの世界の「先駆者」になることを決めた!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生した私はこの世界の先駆者となる! @asaka_tyan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ