映画化もできそうな作品

冒頭の社内掲示文の列挙が本当にありそうで怖い。
日常を侵食してゆく怪異の書き方がうまいなあと思いました。
主人公にあたる、若い女性・芹沢さん。ステレオタイプに見えて生い立ちにひねりがきかせてあり、これが物語の終盤にきちんと生かされているのいいですね。
サブ主人公・藤村くんと、協力者・姫香さんの絡みが、もう少しあっても良かったと思いました。全編に渡って、場面を想像しやすく、映画化もできそうな作品だと思いました。