汝の欲するところを行え

 蘭丸らんまるの総身は歓喜に打ち震えていた。

 別心を抱いて寺を囲んだ明智の兵をただ声と眼光のみで黙らせたその姿。

 これが、これこそが我が殿。織田おだ前右府さきのうふ信長のぶなが。やはり、この御方を死なせてはならぬ。如何いかに難事であろうと果たしてみせると蘭丸は意気込む。

 同時に蘭丸は努めて冷静に周囲の状況を探りにかかる。

 信長の一喝にひるんだ敵も寄せ手の多勢に安堵したと見えて、再び筒先に狙いをつけているらしい。弓箭きゅうせんを引き絞る音も十や二十ではないと蘭丸は判断した。

 如何いかに上様の峻厳しゅんげんたる威光、どころに凡夫を圧するとはいえ、遠間から続けざまに射かけられてはたまらない――。

 蘭丸の思案を破るように塀の先から敵将の号令が届く。その響きによって生じた焦りと苛立ちが蘭丸の花のかんばせを曇らせた。風を裂く矢音にとどろめく火縄筒。信長の肩越しに蘭丸は夜明けの空を見やる。その空を降りかかる矢の雨が覆った。

「上様、業腹ごうはらですが、ここは」

「うむ」

 鬼の形相で信長が頷き、油断なく軒の下から障子の内へと身を翻す。

 堂の外縁に次々と矢が針山を築き、飛弾が軒や濡れ縁を砕いていく様を蘭丸は一瞥いちべつする。弓や種子島だけでなく刀の打ち合う響きが塀の内側からも聞こえていた。

 門は既に破られているらしい。

 戦ではなく宴のために訪れた寺内に備えなどあってないようなもの。警護を命じられた人足にんそくや足軽は草の如く切り倒されたのだろうと蘭丸は察しをつける。

 ここにも時を置かず明智の兵が殺到するだろう。

 しかし、室には弓や鉄砲は通らない。ここから先は槍と刀の本領。つまりは血で血を洗う狂乱の生き地獄。修羅しゅらちまたの幕が開く。

 いくさばたらきは望むところと蘭丸は身を引き締め、信長とともに堂宇どううの奥へと足を進めていく。そこに小姓こしょう衆が後詰ごづめを固めるように追い縋ってくるのを蘭丸は確かめた。その途上、僅かな手勢で進む蘭丸達の行く手が人影に遮られる。

 どこから忍んだか簡素な御貸おかし具足ぐそくに身を包んだ数人の雑兵が蘭丸達の前に立ち塞がった。その中の一人が信長に向かって刀を向ける。

「大将首だ。討ち取れ!」

 その大それた振る舞いを見逃す蘭丸ではなかった。

不埒者ふらちものが!」

 目にも留まらぬ速さで蘭丸は刀を抜き放ち、身の程を弁えぬ言を紡いだ弱卒の喉を貫いた。一刀の下に切り伏せられた敵兵の血飛沫が舞い、蘭丸の白小袖を赤く染めてゆく。

「貴様らごときに上様の首は渡さぬ」

 言うやいなや蘭丸は跳んだ。早業はやわざで一人、二人と血溜まりに沈める。

「見事じゃ、蘭丸」

 蘭丸が振り向くと、信長もまたこの間に二人ばかりを亡き者にし、憂さを晴らすようにその頭蓋を踏み砕いていた。

「十兵衛め、よもやこのような奴原やつばらを差し向けるとは。易々やすやすとこの首、れるとでも思うたか。見くびられたものよ」

 血煙ちけぶりの中、信長の顔には笑みがある。蘭丸は我知らず己の主君から目を逸らした。その意味を蘭丸はまだ解さない。

 次々と現れる刺客を相手取りながら蘭丸は信長とともに堂の奥へ奥へと身を忍ばせる。

 軍勢の放つ怒号は唸りを上げ、刻一刻と信長を囲む死線が押し迫ってくるのを蘭丸は肌で感じていた。味方が幾人倒れたか、それを知る術はない。辺りに立ちこめたなまぐさ血臭けっしゅうが蘭丸の肺腑はいふを満たす。足下にはむくろが敵味方に関わらず捨て置かれたまま重なっている。その屍山血河を蘭丸は踏み越えてゆく。

 それはひとえに信長を一刻いっときでも永く生きながらえさせるため。

 いつになく身体が動く。今なら百や二百、千の敵であろうと恐るるに足らずと蘭丸は八面六臂の働きを見せた。歴戦の信長でさえ、その働きに足を止めて目を見張る。信長の顔に浮かんだ満足気な表情が蘭丸の力をみなぎらせていく。主君の道を自らの腕で切り開く喜びに蘭丸は酔いしれた。

 その一瞬の油断。

 ふすま越しに突き通された槍が信長の肩に風穴を穿った。肝を潰して蘭丸は叫ぶ。

「上様!」

 よろめいた信長に蘭丸は駆け寄り、その身体をひしと抱えて後退あとずさる。そこへ精悍な顔立ちの益荒男ますらおがぬっと現れた。蘭丸はその男を睨みつける。男の鎧、その責具足せめぐそくには兜にも胴にも草摺くさずりにもあちこちに手練れの猛者であることを窺わせる数多の誉れの傷が刻まれていた。

「上様? これは重畳ちょうじょう。信長めに当たったか。大将手柄は頂いたも同然よ」

 その男の武者むしゃ出立いでたちを認めて蘭丸の腕の中で信長が怫然ふつぜんとした態度で口を開く。

「……作兵衛さくべえ。明智三羽烏さんばがらすが一人、安田作兵衛国継くにつぐか」

「いかにも。お命頂戴ちょうだいつかまつる」

 立ち上がる信長に振り払われ、蘭丸は尻餅をつく。見上げた信長の面相からは人外の魔性が漂っていた。

「この首は渡さぬ。十兵衛にもそう伝えよ」

 信長の言葉にたじろいだのも束の間、国継は楯突くように言い返す。

「織田の頭領ともあろう者が命を惜しむか。潔くご覚悟を決められよ」

ものが。賊に賜わす首などありはせぬと言ったまで。十兵衛自らまかり越したれば考えぬでもないが、臆病者には思い及びもせぬ芸当よな」

「貴様!」

 怒髪天を衝き、瞋目しんもくする国継に信長は取り合わない。この間に蘭丸は立ち上がり、刀を握り直した。そして、信長の傷を庇う位置に身体を寄せて、視線は国継へと集中させる。相対する国継を蘭丸に預けたようにして信長はその場から距離を取ると、辛くも未だ生き残っている小姓衆に命を告げた。

「火をかけよ」

 それを受けて直ちに小姓衆は取り掛かる。蘭丸は小姓衆には加わらず視線を国継に定めたままでいた。

「な、なにを? 気でも狂ったか!?」

 蘭丸は国継の絶叫にも身じろぎ一つ起こさなかった。その蘭丸の背に信長の命が下る。

「任せる」

 蘭丸にはその一言で十分であった。

「はっ」

 命尽きるまで殿しんがりをきっと果たしてみせる。

 決意を固めて蘭丸は恐ろしく静かに刀を構えた。その背から再び、天啓の如き主君の声が降る。

「この先、何人なんぴとも通すでない」

 蘭丸がその意味を悟るのに時は要らなかった。噛み締めた口中に血の味が広がる。

「蘭丸、そちもじゃ。よいな」

「――はっ」

 応じた蘭丸を残し、信長の足音が遠ざかっていく。その信長に向かって国継が叫喚した。

「逃げるか信長! 織田家の首魁しゅかいが聞いて呆れる。臆病風を吹かしたはどちらであったか、天はしかと見ておるぞ! 武士の名折れぞ! 闘え! 信長!」

 大音声だいおんじょうの国継の咆哮にも蘭丸は一歩も退かぬ構えを見せる。しかし、その背後で発せられた小さな呟きが蘭丸の意識を引き寄せた。

「――わしの首は誰にも渡さぬ」

 決して大きな声ではなかった。むしろ、自らに言い聞かせているようなそんな声音こわね。けれど、それは国継の大喝に勝る響きでもって蘭丸の胸を打った。

 振り向きたい衝動を目前の敵への殺意で蘭丸はなんとか押し殺す。信長がどのような形相であったのか。何を思っていたのか。国継に向かい合っていた蘭丸には知りようもない。

 古木に火の爆ぜる音がどこからともなく伝わってくる。また、鼻をつく血腥ちなまぐささに混じって、木と屍肉の焼ける匂いまでも漂うようだった。

 ここに至り、蘭丸は凪の如く静かな心で結末を受け入れた。

 信長様はここで死ぬのだ。

 残された蘭丸の耳に堂の最奥さいおう、その戸が閉ざされる音が届く。

 上様は先に行かれた。

 その戸襖とぶすまのあちらとこちらとは既に常世とこよ現世うつしよほどの隔絶があると蘭丸には感じられる。蘭丸にとってそれは永久とこしえに閉ざされたに等しい隔たり。

 何者もあの境を越えること能わず。否、越えさせてはならぬ。それが上様から下された最後の命だ。

 蘭丸は不退転の決意を新たにする。そこへ奥に籠もった信長を嘲けり侮るように国継の豪気な笑いが響いた。

「あれで逃げ果せたつもりとは笑い種だ。見事討ち取り都中の笑いものにしてくれよう」

 そんな信長への嘲弄ちょうろうを蘭丸が見過ごすはずはない。

「先程からぺらぺらと、よく舌の回る御仁だ。音に聞く明智三羽烏とは烏のように、よお鳴くゆえに綽名あだなされたらしい」

 この時、国継の目が初めて自分に向けられたと蘭丸は感じた。

 蘭丸はその意識の全てを国継に注いでいたためにその目にこれまで自分が映っていなかったことを知っている。国継にとって蘭丸は大将首を得る手柄の功名を置いて眼中に入れるほどの価値も脅威も持たぬ存在らしい。蘭丸にとってそれは屈辱に違いなかったが、力量差に開きがあることは国継の身のこなしから蘭丸も確かに推し量っていた。だからこその挑発。国継の意識を信長から引き離すためのなけなしの策であった。その蘭丸の挑発に国継は挑発でもって返してくる。

「随分な言われようじゃ。女子おなごのような白面しろおもてに似合わず、肝が据わっておるわ。蘭丸と呼ばれておったな。さてはお主が織田の寵童ちょうどう、森蘭丸か」

「逆賊の分際で我が名を口にするか!」

「おお怖い。流石は第六天魔王の子飼い。外面げめんは菩薩、内面は夜叉を地でいくと見える」

ごとを。放言ほうげんのつけはあがなってもらうぞ。――くびもらい受ける!」

「しからば!」

 蘭丸と国継の間に火花が散る。

 突き出された槍を蘭丸は細腕に握った刀でいなす。一合の内に蘭丸は相手の力量を承知した。

 やはり、手強い。

 すかさず引かれた槍から凄まじい刺突が二の槍、三の槍と繰り出される。そのいずれをも辛うじて受け止めながら蘭丸は反撃の機を窺う。

 打ち込みを受けるたびに腕が軋む。

 尋常の手合いで敵う相手ではない。

 蘭丸の本能が逃げろと叫ぶ。しかし、蘭丸には逃げることも、死ぬことすら許されない。他でもない蘭丸自身がそれを許さない。それを許すことが一体何を意味するのか蘭丸は知っている。それは即ち、敵の兇手きょうしゅが信長に達することを意味する。

 この男を相手にしては万に一つも勝ちの目はない。

 それでも、だとしても蘭丸は退けない。いや、退かない。

 打ち合うこと数十合。

 国継の猛攻を蘭丸は紙一重で凌いでいた。だが、その手にある刀には血錆ちさびが浮かび、刃にもこぼれが見える。刀を支える腕も次第に思うように振れなくなってきた。対する国継を見やると未だ息一つ切らしていない。さらに死合いの最中さなかに国継は語る余裕さえ見せる。それが蘭丸には腹立たしい。

「死を顧みず主君に尽くすとは見上げた忠義者よ。その上、花もじらい雪をも欺く美貌の持ち主ときている。しかし、忠義も美貌もそうなっては形無かたなしよな」

 いつしか元結もとゆいが半ば解けてもとどりは垂れかかり、白小袖しろこそでは返り血を浴びて重く蘭丸の動きを鈍らせていた。肩で息をする蘭丸は国継の皮肉にもすぐには言い返すこともできない。

「誰も美しいままでは死ねぬ。せめてもの情けじゃ、この安田作兵衛国継が其方そなたの最期をその主君の死とともに美しく後々まで語り伝えてやろう」

「……その汚らわしい口で語られとうない」

 蘭丸は息も絶え絶えに反駁する。

「であれば生き残ることじゃ。まだ死にたくはなかろう」

 蘭丸だけであれば見逃してもよいというようなそんな口振りで国継は言った。それはありえない提案だった。信長を差し出して自らはおめおめと生き恥をさらす。そんな選択肢は蘭丸には最初からない。

「死など恐れるものか。恐れるとすれば上様の為にこの命を使えぬこと。それだけよ」

 自らの言葉に蘭丸は奮い立つ。僅かに残った満身の力を振り絞り、国継を迎え撃たんと刀を構えた。刺し違えてでもここを通しはしないと決然と立つ。すると不意に国継の槍の穂先があらぬ方向へと逸れた。蘭丸には国継の思惑が読めない。

 からか。いやしかし、策を弄するような男には見えない。そもそも格下相手に策など使うには及ばぬはず。

 蘭丸は怪訝に思うが、その逸れた刃から目を離しはしない。その国継の槍の穂先。鈍い光を放つその刃に映った人影を、蘭丸は見た。

 髪も息も乱れ、全身は血にまみれている。しかし、その眼に異様な光が宿っていた。爛々らんらんと怪しく光る双眸そうぼう。その眼が蘭丸の眼をひたと見返してくる。けれど、蘭丸はそこに恐懼きょうくを抱きはしなかった。不思議と身体に馴染なじむような親しみを覚える。

 蘭丸は国継の刃に映った自らの執念を見ていた。

「――恐ろしや。窮鼠きゅうそどころではない。信長ともまた違う魔性。ものでも憑いておろうか……」

 呟いた国継が二の足を踏むように躊躇いを見せる。

 おののく国継に蘭丸は僅かな勝機を見出した。

 この機を手放してはならない。

 蘭丸は一層、眼力がんりきを込めて国継を睨み据える。

 その視界の端に火の粉が舞った。炎の熱が頬を撫でる。いつしか蘭丸は国継とともに火に取り巻かれていた。火の手はもうそこまで迫っている。その火の揺らめきに国継の意識が削がれた。僅かな隙。その刹那を蘭丸は見抜いた。

 跳ぶようにして一息に国継との間合いを詰める。そして、渾身の一太刀が一閃した。

 った。

 蘭丸の心中を喜色が満たす。切っ先は国継の佩楯はいだてを貫き、左腿を捉えた。刀身を介して伝わる感触は確かに死の脈動である――はずだった。

 蘭丸の一撃は国継を捉えた。そこに間違いはない。けれども必殺の傷を与えるには至らなかった。国継の恐怖の色を読み違えたのだと蘭丸は一瞬の内に悟る。蘭丸の見通しよりも国継の取った間合いは広く、穿うがった一撃は浅かった。

 渾身の一振りを蘭丸は仕損じた。刀を振り抜いた蘭丸には第二撃に回す力はもう残っていない。そこへ血風けっぷうの中に一命を拾った国継が応撃の槍を返す。

 蘭丸の身体は袈裟けさりに薙ぎ払われた。

 返り血に染まった白小袖が初めて内側より溢れる血を吸ってゆく。身を苛む苦悶に顔を歪めながら、それでも蘭丸は膝を屈しはしなかった。

「なぜ倒れぬ。なぜ死なぬ」

 国継の声は怯えているようだった。

 身を震わせながら国継が蘭丸を見ている。蘭丸もまた国継だけを見ていた。その蘭丸の視界が突然、炎で埋まる。崩れて焼け落ちた小梁であった。蘭丸と国継の間に落ちた小梁が堂を揺らす。その衝撃に耐えきれず身体ごとのめるようにして蘭丸は倒れた。炎の向こうから国継の声がする。

「この首、持ち帰れば祟られかねぬ」

 火を巻いた梁はさらに火勢を増して燃え上がる。その炎の壁から足を引きずるようにして去って行く国継の足音を蘭丸は聞いた。足に傷を負ったため深追いは避けるらしい。もとより国継にとって蘭丸は捨て首であるようだった。それでも信長に迫る敵を退しりぞけた事実に変わりはない。

 務めは果たした、と蘭丸は静かに目を閉じる。

 床に這いつくばりながら、しかし、蘭丸は絶息したわけではなかった。だが最早もはや、そのまま死を待つ他ない。直面する死に臨むように蘭丸は為す術なく痛みの底なし沼に沈んでいく。痛みの他に蘭丸が知り得るのは床の冷たさと火の熱だけだった。けれど、火になぶられる堂の悲鳴に混じって蘭丸の耳に朗々と響くものがある。音の源は奥の間。疑うべくもなく主君信長の声であった。

「“思えばこの世は常の住処すみかにあらず。草葉に置く白露しらつゆ、水に宿る月よりなほあやし”」

 信長の好んだ敦盛あつもりの一節。それを聞くや蘭丸は痛みを押して立ち上がった。明確な目的があったわけではない。ただ、向かわねばならぬ。その一念だけがあった。

「“人間じんかん、五十年、化天げてんのうちを比ぶれば、夢幻ゆめまぼろしの如くなり”」

 かすむ視界の中で火の手に損なわれた堂宇どううをなんとか進み、どうにか永久とこしえの境に辿り着いた時、ふすまの向こうに落ちた鈍い音を蘭丸は確かに聞いた。

「……我が殿との。……上様。命に背くことをお許しください」

 蘭丸が襖を開くと、腹を召した信長が倒れていた。死のきわにあろうと主君の面貌を見違えるはずもない。信長は既にながの眠りに就いていた。その亡骸に蘭丸は身を寄せる。堂の奥にまで達した紅蓮の炎が一面を照り染めて二つの影を一つとした。そうして蘭丸とその主君信長の亡骸は燃えさかる炎に包まれていく。

 煙焔えんえんてんみなぎる如く、果てない猛炎は朝の空を焼き、煙はどこまでも高く登っていった。

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