ソードブレイブメモリーズ

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 ロビン(主人公)


 場所 山道 朝

 

 ロビン「今日は何処に探検に行こう。うーん・・・?よし、あの洞窟にしよう。普段は親達が危険だと言って、立ち入るのは禁止にされてるけど、何か新しい発見があるかもしれないな、よし行こう。」

 

 場所 記憶の洞窟 昼

 

 ロビン「ここが洞窟の入り口か。少し冷たい感じがするけど、探索のしがいがありそうだな。」

 

 ※奥に進むロビン


 ロビン「結構、奥に来てはみたものの、何も無いな。あれ、あそこに何か落ちている?剣が落ちてる、結構錆び付いているな。」

 

 ※ロビンは落ちていた剣に興味を持ち、触れようとした、その瞬間。 

 

 ロビン「うわあああぁぁぁ!」


 ※過去に剣に刻まれた記憶がロビンの頭の中に流れて、そして、その流れて来る記憶の最後に、ある少女の姿が思い浮かぶ。全ての記憶がロビンの頭に流れたとき、ロビンは泣いてた。 


 ロビン「今のは、何だったんだろう。この悲しい気持ちは・・・、それに、最後に浮かんだ少女はいったい、誰だったんだろう。」 

 

 ※ロビンは涙を拭く。


 ロビン「何故だか知らないけど、この剣を大切にしなくちゃいけないような気がしてきた、よし、家に持ち帰ろう。」 

 

 場所 ロビンの自宅 昼 


 ロビン「親父、帰ってきたぞ。」 

 

 ※ドアを開けたその先には、髭を生やしてパイプをふかしている42歳の男性、ドンがいた。ロビンの父。


 ドン「何だ、その剣は。」

  

 ロビン「道に落ちていたんだ、錆び付いていて年期が入っているし、落とし主もいないと思ったから、家に持って帰って来たんだ。」

 

 ※ドンはロビンの剣を取り 

 

 ドン「どれ、見せてみろ・・・、ふむ、かなり傷んでいるが、まだ鍛えなおせば使えるな。」 

 

 ロビン「良かった、まだなおせば使えるんだ。」 

 

 ドン「それで、その剣をどうするつもりだ?」 

 

 ロビン「落ちていた物だけど、なおして取って置きたいんだ。」 

 

 ※ドア『バタン』二人が話していると、一人の18歳の黒髪の青年、ギャビンが入ってきた。 


 ドン「いらっしゃい。」 

 

 ギャビン「おじさん、母の包丁の切れ味が悪いから、鍛えなおして欲しいんです。」 

 

 ドン「そうか、では早速、包丁を見せてもらおうか。」

 

 ※ギャビンは持ってきた包丁を父に手渡した。

 

 ギャビン「久しぶりだな、ロビン。」

 

 ロビン「ギャビンこそ久しぶり。」

 

 ドン「そうだな、これを鍛えなおすには二~三時間かかるがいいか?」

 

 ギャビン「ああ、構いませんよ。」

 

 ドン「時間を掛けてすまないな、少し待っててくれ。」

 

 ロビン「親父、包丁が鍛えなおるまで、ギャビンと遊んでていいか?」

 

 ドン「それはいいが、店の札をオープンからクローズにしといてくれ。」

 

 ロビン「分かったよ。ギャビンもいいだろ?」

 

 ギャビン「ああ、別にいいぜ。」


 ロビン「よっしゃ、そうと決まれば善は急げだ。」


 ※ロビンは外に走り抜けていった。


 ギャビン「現金な奴だな。」

 

 ※ギャビンも外に走り抜けていった。 


 ギャビン「で、何がしたいんだ。」


 ロビン「剣の稽古をつけてほしいんだ。」


 ギャビン「剣の稽古か、急にどうした?」


 ロビン「それなんだけど、実は自分はさっき、記憶の洞窟に行ってきたんだ。」

 

 ギャビン「記憶の洞窟!?そこは親たちが危険だと言ってる場所じゃないか!お前、何ともなかったのか!?一度迷い込んだら二度と出れないって言われてるのに!」

 

 ロビン「だって、気になって入っちゃたんだけど、無事だからいいじゃん。」


 ギャビン「お前・・・、このことはお前のおじさんに話させてもらうぞ。」

 

 ロビン「そ、それだけはやめて欲しい。」


 ギャビン「これだけは、兄貴分の俺でも庇うことができないからな。」


 ロビン「分かったよ。」

 

ギャビン「じゃあ、おじさんのところに戻ろうな。」


 ロビン「仕方ない、怒鳴られるだけで済むといいけど。」


 ギャビン「命にかかわるんだぞ、しっかりと怒られろよ。」

 

場所 ドンの鍛冶屋 昼


 ギャビン「おじさん。」

 

 ドン「何だ、早かったなお前ら。」


 ギャビン「実は、ロビンの奴が記憶の洞窟に入ったらしいんです。」


 ドン「何だと!?あの洞窟は入ったら二度と出られないと言うのに、お前という奴は!」


 ロビン「そんなに怒こらないでよ。」


 ドン「それで、他に言うことはないのか!?」


 ロビン「うーん、実は洞窟の中で剣を拾ってきたんだ。」

 

 ドン「なに!?この剣は記憶の洞窟の剣なのか・・・!?お前は生きて出られたからいいものの、命にかかわることだ、もうこんな行動はするな。それと、反省するならこの剣は鍛えてやる。」

 

 ロビン「え、本当に?」

 

 ドン「本当だ。」

 

 ギャビン「ロビン、良かったな。」

 

 ドン「だが、本当にもうこんなことはするなよ。」

 

 ロビン「うん、分かった。」

 

 ギャビン「反省したか。」

 

 ロビン「じゃあ、外で遊んできていい?」

 

 ドン「・・・危険なことはするなよ。」

 

 ギャビン「ロビン、お前・・・。」

 

 ロビン「じゃあギャビン、外に行こうぜ!」

 

 ※外に向かって走り出すロビン。


 ギャビン「あ、お前!」


 ※ロビンを追いかけるギャビン。

 

 ロビン「ああ、早く剣がなおるといいなあ。」


 ギャビン「お前、せっかく許してもらえた後にそれはないだろう。」

 

 ロビン「だって、楽しくてしょうがないんだ。」

 

 ギャビン「こいつ・・・、本当に反省しているのか?」

 

ロビン「よし、ギャビン、剣の稽古をつけてくれ。」


 ギャビン「仕方がない奴だな。じゃあ今日は手を抜かないからな。」

 

 ロビン「ふ、かかってこい。」

 

 ギャビン「まずは素振りからだ。俺に合わせて剣を振ってみろ。」

 

 ロビン「こう?」

 

 ギャビン「違う、もっと腰を入れてだな、こうだ。」

 

 ロビン「せやぁ!」

 

 ギャビン「そうそう、やればできるじゃないか。」

 

 ロビン「せいやぁ!とう!たあ!」


 ギャビン「はは、やっぱお前といると楽しいな。」


 ※10分後


 ロビン「ああ、疲れた。」


 ギャビン「まだ、疲れるには早いぞ。お前には洞窟へ行ったことを反省してもらわなければならないからな。」

 

 ロビン「怒ってる?」

 

 ギャビン「あたりまえだ、お前のおじさんは許したかもしれないが、こんな調子じゃ心配だからな。」

 

 ロビン「ああ、分かったよ。」


 ギャビン「今日は暗くなるまで剣の稽古だ。」


 ロビン「ええ!夕方まで!」


 ギャビン「文句あるのか。」


 ロビン「ないです。」

 

 ギャビン「ふう、もう暗くなってきたな。ロビンお前の家に包丁を取りにいくぞ。」

 

 ロビン「疲れた。」


 ギャビン「早く帰らないと、お前またおじさんに起こられるぞ。」

 

 ロビン「そうだね、1日に二回は怒こられたくないし。」


 ギャビン「じゃあ、帰るぞ。」


 場所 ドンの鍛冶屋 夕方


 ロビン「親父、ただいま。」


 ドン「おう、帰ってきたか。」

 

 ギャビン「おじさん。家の母の包丁はできあがりましたか。」

 

 ドン「できてるぞ。」

 

 ギャビン「じゃあ、これはお金です。」

 

 ドン「うむ、たしかに。」  

 

 ギャビン「ロビン、また明日な!」

 

 ロビン「親父、俺の剣はいつ鍛えなおるんだ?」

 

 ドン「またっく、お前って奴は・・・。できるまで丸1日かかる、危ないことをしなければ明日は遊んでいろ。」

 

 ロビン「そうか、早くできないかな。」

 

 翌朝

 

 ロビン「親父、おはよう!」

 

 ドン「遅い!友人を待たせるんじゃないぞ。」

 

 ギャビン「ロビン、何時まで寝てるんだ、もう昼時だぞ。」


 ロビン「なかなか、起きられなくって。」


 ギャビン「お前が起きるまで、どれだけまたされたと思っているんだ。」


 ロビン「ごめん。でも、ベットが悪いんだよ。」


 ギャビン「そんなこと言ってないで、さっさと飯食って、昼から剣の稽古だ。」


 ロビン「また?」


 ギャビン「昨日に続き今日もダメなお前には、これぐらいしなくちゃいけないんだよ。」

 

 ロビン「ああ、早く準備するよ。」


 ※一時間後

 

 ロビン「待った?」


 ギャビン「遅い!さあ、稽古を始めるぞ。」


 ロビン「わかった、やるぞ。」


 ギャビン「さあ、どんどん打ち込んでこい!」


 ロビン「たあぁ!」


 ギャビン「剣に重さがたりない、もっと体重をかけて踏み込むんだ!」


 ロビン「はあぁ!」


 ギャビン「まだまだ!」

 

 ロビン「せいやぁ!」

 

 ギャビン「そうだ、よくできたな。」


 ロビン「い、息が。」


 ギャビン「これぐらいで息があがってもらっちゃあ、困るな。」

 

 ロビン「少し、休んでいい?」

 

 ギャビン「ダメだ、お前は剣を持つんだ、これぐらいで音をあげてもらっては困る。」

 

 ロビン「厳しいな。」

 

 ギャビン「よし、今日の稽古は終わりだ。」

 

 ロビン「ふう、やっと解放される。」

 

 ギャビン「今日はなかなかスジは良かったぜ。じゃあ、俺はもう家に帰るからな。」


 ロビン「じゃあ、また明日。」


 場所 ドンの鍛冶屋 夕方


 ロビン「親父、ただいま。」


 ドン「よく帰ってきたな、お前の剣を鍛えなおしてやったぞ。」


 ロビン「ありがとう。これで真剣で練習できる。」


 ドン「あまり危険なことに使うんじゃないぞ。」

 

 ロビン「分かったよ。」

 

 場所 ロビンの寝室 夜


 ロビン「今日も疲れた。でも、これから毎日この剣で練習ができる。」

 

 ※ベットの上で剣を見つめるロビン

 

 ロビン「眠たくなってきた。もう寝よう。」

 

 ※夢の中

 

 謎の声「ロビン、ロビン。」

 

 ロビン「母さん?」


 母「ロビン、あなたには剣に刻まれた、過去を見ることができる力があります。その力で戦争を止めるのです。」


 ロビン「僕が?」


 母「アイゼアに行きなさい。」

 

 ※言葉をいい終えると姿を消す。

 

 ロビン「母さん!」

 

 朝

 

 ロビン「もう、朝か・・・。母さん・・・。」


 ※一階に降りるロビン。


 ロビン「親父、おはよう。」


 ドン「何だ、今日は早いじゃないか。」

 

 ※母が言った言葉が頭の中でこだまする。

 

 母「(アイゼアに行きなさい。)」

 

 ※少しボーとするロビン


 ドン「何だ、どうかしたのか。」


 ロビン「親父、実は。」


 ※ギャビンが店の中に入ってきた。

 

 ギャビン「おはようございます・・・。何か話し合ってたんですか?」

 

 ドン「こいつが少しボーとしてたから。心配になってな。」


 ギャビン「それは心配ですね。ロビンどうした?」

 

 ロビン「実は今日、夢の中に母さんが出てきて。」


 ドン「!?何て言っていた!?」


 ロビン「な、なんだよ、そんなに大声出して。」


 ドン「すまない、驚かないで聞いてくれ、実は俺の夢にもアメリアが出てきて、おまえが旅に出るのを受け入れてほしいと言ってきたんだ。」


 ロビン「そうなんだ、自分も母さんが旅に出ろと言っていたんだ、それに、自分には剣に刻まれた過去を見る力があって、戦争を止めろと言われたんだ。」

 

 ギャビン「これは偶然じゃありませんね。」

 

 ドン「何だ、ギャビン、お前も何か見たのか?」

 

 ギャビン「自分も、死んだおじいさんが夢に出てきて。ロビンを助けてやってくれと言われまして、ここに来たんです。」


 ロビン「・・・。」

 

 ギャビン「それに、夢のことを両親に話したら、両親も同じ夢を見ていたんです・・・。」

 

 ドン「それで、両親は何て言っていた。」

 

 ギャビン「・・・両親は、夢のことを偶然じゃないと言って、しばらく夢のことを話し合っていたんです。」


 ※回想

 

 ギャビンの父「これは運命だ、ロビン君も絶対に夢を見ている。行ってきなさい。」


 ギャビンの母「はいこれ。」

 

 ギャビン「これは・・・、俺が好きなミートパイじゃないか。」

 

 ギャビンの母「長い旅になるんだから、母の味を持っていきなさい。」

 

 ギャビン「母さん、ありがとう。俺、行ってくる。」

 

 ギャビンの母「行ってしまいましたね。」

 

 ギャビンの父「神様、息子とロビン君の二人の旅路に祝福を。」

 

 ※回想終了

 

 ギャビン「それで、ロビンも繋がりのある夢を見ていたら、ロビンと共に旅に出ていいと了承も得ています。」

 

 ロビン「良いのか、ギャビン?」

 

 ギャビン「ああ、両親も胸を張って行ってこいと。」

 

 ドン「そうか・・・、少し待っていろ。」

 

 ※ドンはそう言うと、店の奥に行き一つの剣を持ってきた。

 

 ドン「これが店で一番良い品だ、ギャビン、どうかロビンを守ってくれ。」


 ギャビン「分かりました。」


 ドン「ほら、これはもしものときに貯めておいた金だ、持っていけ。」


 ロビン「こんなにたくさん。」


 ドン「後のことは心配するな、胸を張っていけ。」


 ロビン「ありがとう、親父・・・。」

  

 ※装備一式を身に着ける二人。補足、ロビンは剣と肘までのグローブを、ギャビンは剣と肘までのテーピング。

 

 ロビン「よし、行くか、ギャビン!」

 

 ギャビン「おう!」

 

 ※外に駆け出す二人。

 

 ギャビン「目的他は?」

 

 ロビン「アイゼア!」

 

 ギャビン「よし、行くぜ!」

 

 場所 迷いの森 ミストフォレスト 昼

 

 ロビン「この森を抜ければ、アイゼアとの中間に位置する街、ジェレミアにたどり着けるんだけど。霧が濃くなってきてない?」


 ギャビン「そうだな、奥に進めば進むほど視界が悪くなる。ここは最新の注意をしなくちゃな。」


 妖精「こっちよ。」

 

 ロビン「何だ、妖精?」


 ギャビン「待て!」


 妖精「警戒しないで、正しい道を教えるから。」


 ギャビン「うーん、そうだな、よし良いだろ。」

 

 ロビン「何で!?(何か考えがあるのか。)」

 

 妖精「そうそう、警戒しないで。」

 

 ギャビン「その代わり、俺が前を行かせてもらう。」

 

 妖精「分かったわ。」

 

 ギャビン「いいかロビン、俺の後ろにしっかりとついてこい。」

 

 ロビン「分かった。」

 

 ギャビン「絶対離れるな。」

 

 妖精「うふふ。」

 

 ロビン「(視界がさっきより悪くなっている。やばい、ギャビンの姿が見えない。)」

 

 ギャビン「ロビン、ついてきているか?ロビン!?」


 妖精「うふふ。」


 ギャビン「クソ、騙しやがって!」 

 

 ※ギャビンは剣を取り、妖精の幻を掻き消す、ギャビンは魔物の策略によってロビンと離ればなれになる。


 ※場面 ロビン。

 

 謎の足音『ザッ!』

 

 ロビン「前から!?」

 

 ミストグリズリー「グワア!」

 

 ※足音と声に気づき、瞬時に剣を構えるロビン。

 

 ※剣の擬音『カン!!』

 

 ※ロビンは魔物の攻撃をギリギリ防ぎ。

 

 ロビン「うわ!!『ドサッ!』」


 ミストグリズリー「クワア!」

 

 ※尻餅をして怯んだロビンに止めを刺そうとするミストグリズリー。


 ロビン「クソ!」

 

 ※次の瞬間、剣が光り、ミストグリズリーが怯む。その間に体勢を整えるロビン。

それと同時に、剣はギャビンにロビンの状況を伝える。

 

 ギャビン「今のは・・・、こっちか!!」 


 ※ギャビンは記憶を頼りに、ロビンが戦っている場所にたどり着く。


 ギャビン「ロビン!」


 ロビン「ギャビン!?」

 

 ギャビン「こいつは!?ミストグリズリー!?クソ!さっきの妖精はこいつが見せていたのか!?」

 

 ※ギャビンは、警戒しながらロビンに駆け寄る。二人は間合いをはかりながら会話をする。

 

 ギャビン「すまない、俺が囮になって敵を誘うはずだったんだが、浅はかだった!」


 ロビン「そうだったのか、だけど、もうこんなことはしないで欲しい。」

 

 ギャビン「本当にすまない!」


 ロビン「それより、今はこの状況をどうにかしないと。」

 

 ギャビン「そうだな・・・。行くぞ、ロビン!怖じ気づくなよ!2対1だ、稽古どうりやれば倒せる相手だ!」

 

 ロビン「よし、行くぞ!」

 

 ギャビン「せいやぁ!」

 

 ※グリズリーがギャビンの剣を弾く音 『カン!』

 

 ロビン「今だ!」

 

 ※ロビンはギャビンに気を取られているグリズリーを左から切りかかるが。


 『キン!』

 

 ※グリズリーは間一髪のところで右手でガードする。

 

 ギャビン「(なかなか判断が早いな!仕方ない、相手の懐に飛び込むしかない!)」

 

 ※ギャビンは駆け出しグリズリーの間合いに入った。『ダッ!』

 

 ロビン「ギャビン!!」

 

 ※そして、グリズリーは右手から振りかぶったが、ギャビンはぎりぎりバックステップでかわす。


 ギャビン「(ギリギリだが、まだだ!)」

 

 ※次は左手が襲う。


 ギャビン「(まだだ!)」

 

 ※グリズリーは攻撃をかわされて、少し大振りになっていく。


 ギャビン「(後、少し!)」


 ※ついに、グリズリーはしびれを切らして、大振りの一撃を放った。。そしてその隙を見逃さず。


 ギャビン「今だ、ロビン!」


 ロビン「やあぁ!」

 

 ※ロビンの剣は見事にグリズリーの脇から心臓を貫いていた。


 ギャビン「霧が晴れた!」

 

 ※ロビンは剣をグリズリーから抜くが、剣に感触が伝わり、血の臭いが鼻に刺さる。

 

 ギャビン「どうしたロビン!?」

 

 ※ロビンは目から大粒の涙を流していた。  


 ロビン「モンスターでも、殺したくないよ!」


 ギャビン「・・・お前、そんな甘いことを言っていたら、この先どうなるか分からないぞ・・・、でも、お前が俺の代わりに涙を流してくれれば、俺は剣を握る理由ができる。」


 ロビン「うぐうぐ、ぐすん。」

 

 ギャビン「落ち着いたか、ロビン。」

 

 ロビン「うん、もう大丈夫・・・。なあ、ギャビン、これで少しは一人前の剣士になれたかな。」

 

 ギャビン「・・・ああ、そうだな、なれたとも。少しは俺も見習わなくっちゃな。」

 

 ロビン「ありがとう、さあ、もうすぐでジェレミアだ、ギャビン行こう!」

 

 ギャビン「おう!」

         終わり 

 


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