NFTゲームにおける経済について

宮脇シャクガ

身も蓋もない結論から言うと、「口座を作ってMATIC(ポリゴン)を買え」

理由としては、現状NFTゲーム――Play to Earn(遊んで稼げる)であり、仮想通貨を使っての課金ができ、NFTの利用が可能なデジタルゲームを本稿では「NFTゲーム」と呼ぶことにする――の独自通貨を利用したり、NFTを利用するためにポリゴンネットワークを使用し、MATICがガス代(手数料)として要求されるからだ。

エアドロップ(経済学で言うところのパラシュートマネー)を受け取る行動力としてMATICが必要となる。 なければ実質何もできない。


では次にNFTゲームは儲かるのか?

2024年8月20日現在では企業もプレイヤーも儲からない。

早々にサービス終了するところもあるくらいだ。


何故か? パイが余りにも小さいのである。

また、仮想通貨に興味のある層の外にアウトリーチできていないためである。

普通のゲーム好きならゲームのために口座を作って仮想通貨を買ってまでわざわざ

面白いかどうかわからない(忖度なく言うと、NFTゲームは現実のお金が絡むため普通のゲームより面白くない傾向にある)作業をプレイしようとまでは思わないのである。


まずはパイの拡大、アウトリーチ、デファクトスタンダード化を狙いたいところだが、ひとまずはMATICがNFTゲームのデファクトスタンダードとなり、今や乗り遅れた日本企業の戦国時代となりつつある。


※追記 MATICがポリゴンへ表記変化し、内部も変化、さらにはブラジルへ上場とのことで9/3~9/18現在までコインチェックにてポリゴンの売買停止状態が続いている。懸念材料である。(事実、一時期80円代まで上昇したが9月のメンテ突入時には60円を切っていた。)

9/20 現在、売買可能なのを確認。注視して静観に移る。


DMMがかんぱにガールズでの参戦を表明し、既存国内企業連合のOASISとどちらが生き残るのか、それともウォレットに紐づかない課金自体が消えていくのか。

今はまだ誰にもわからない。


De:Lithe Last Memories(以下ラスメモ)は非常に期待していたが、アップデートの度に再フルDL、再インストールを繰り返したので個人的には印象が悪い。

ゲーム自体はかなり面白い部類に入るが、謳い文句であった無課金からでも現金化が不可能ではないことが現状(9/18現在)実質不可能で、マーケット機能は活躍しているが、いわゆる無課金石しか入手できないのが残念なところである。

GEEK上場すれば逆転するだろうが、現状、看板に偽りあり。である。

ただし、実装に向けて一歩一歩前進しているところは強く評価したい。

(9/15プレイ引退済)


個人的に期待しているタイトルは「エルゴスム」だ。

制作がNFTゲームの実績もあり、基本無料、放置ゲームということで、現在のNFTゲームユーザーの求めるところとマッチする。

残念ながら今年のお盆にリリース予定が遅れてしまったが、期待しつつ注視したい。

お盆予定が10/17?まで伸びに伸びたので、かんぱにガールズとどこまで戦えるのか不明である。前評判は良い。

焦って出さなかったことを今は評価したい。


次に三国志大戦NFTゲームが2024~2025の冬~春シーズンに出るらしいとのとで、件のOASIS対応とのことで、キラータイトルとなりうるかOASIS自体の今後に関わるといっても過言ではないと言えよう。


最終更新 9/18

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

毎週 日曜日 11:00 予定は変更される可能性があります

NFTゲームにおける経済について 宮脇シャクガ @renegate

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る