最終話 私たちは、たくさんの人にお祝いされているらしい。
◇◇◇
私たちは、想いを伝え合った。
あの後、私は大学を卒業して就職した。
カズヤもおめでとうと一緒に祝ってくれた。
そして今日。
「リルちゃん、一也、おめでとう」
「ありがとう!」
「リルちゃん、素敵!」
「花恋ちゃん、ありがと!」
たくさんの人たちに見守られながら、私はバージンロードを歩く。
振り返ると、真央、真叶、花恋ちゃん、加藤さん。
たくさんの人たちが、拍手を送ってくれる。
そして、前を向けば、カズヤがいる。
手を取りながら、私たちは誓いを立てて、誓いのキスをする。
「「「おめでとう!」」」
もう、ここでは、一人じゃない。
「日々野梨琉」として、でも中身は「リル」として。
ありのままの私を受け入れてくれる人たちがいる。
「ありがとう!」
リルらしく。
私は前を向いて歩いていく。
「おかえり!」
「ただいま!」
同じ家で、一緒にご飯を食べて、一緒に寝る。
でも、この夫婦の在り方は、ちょっと変わってる。
転生した王女と、それを拾った男性の。
私の薬指には、いつまでも輝いている結婚指輪がある。
これは、そんな二人の、ちょっと変わった馴れ初めのお話。
ーーーーーーーーーーーーーー
みなさん。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
完結します。
なんだか最後、早足になったような…とも思いますが…(>_<)すみません。
題名のセンスもなく…すみません。そこはお気になさらず〜。
たくさんの応援ありがとうございました!
「ちなみに、、、その後の人たち」
美亜と怜斗は別れたらしいです。
加藤さんは、ちょっと残念そうなお顔を?
奏人や真央、真叶はたまに家に来ているようです。
花恋ちゃんは、彼氏作りに励んでいるそう。
乃空は、リリアの転生した人を探しているようです。
本当にありがとうございました!
感謝してもしきれません。
〜end〜
異世界転生してきた王女様と出会ったら、いつのまにか住みついていた。なんで俺に懐いてるの? 月橋りら @rsummer
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