第20話
保護されますた。現在俺氏おんぶされて運ばれております。
何故か道中変な薬飲まされたが何だったのかね? 味はげろまずでしたわ! 流石の俺もあれはおいしみとは言えませんですね。
にしてもおっさんずが助けに来てくれるとは思わなかったお。
困ったもんだ、助けてもらったのは助かるけど、対価がねぇんだわ。俺の所持金じゃ流石に無理だろうしな。つかスラムのお餓鬼様に全部取られてたわHAHAHA☆
今は金が無いから働いて救出代払うんで待っててくれと言うと二人して金なんて要らないとかいうんですよ。何だよこの善人どもは。
だがしかし! だがしかしだ、それはそれこれはこれだろう?
俺のケツのすわりが悪いので絶対に払います。ほれ、いくらよ? 見てろよ借金してでも返してやるからヨォ・・・! 世界は対価ありきだろ?
とまぁ、話してたら話を濁された上になんか病院に連行されますた。
や、やめろぉおおお!? もう病院はいやじゃあああああ!?
苛めか!? 生前人生の8割病院のベッドで寝てた俺に対するいじめだな!!
よーし買うお、いでよチート!! ん??
なんかおっさんが言うには、俺がたべた飯の中に毒やらなにやら入ってたので診察して解毒等を行うらしい。依存性の高い麻薬なども入っていたらしいのでこのままだと社会復帰も難しくなるから、今はとりあえず診察を受けてくれと念を押されますた。
むぐぐぐぐ、しかたあるまい。何の問題もなさげだから大丈夫だとは思うが、診察自体は無料らしいから看てもらうかね。
※
けっかはっぴょーーーーー!!
これ以上ない程の健康体!!
おっさんズ達が「なんで?????」って顔してたけど、すまんなぁ。俺ぁ毒無効があるんよ。毒無効。神スキルといっても過言ではありませんね!
他にも調べてもらったけど何から何まで健康体だそうだ。
働いてからは毎日おいしみも食べてるからな、おいしみは心のエネルギー、そして体のエネルギーでもある・・・!
うむ、おいしみの事を考えてたら腹がなった。
はらへってめぅ、くいものほしいめぅ。
金がねーんだよぉぉおおおお! あのお餓鬼様たち何処にいるんです? 今なら俺のチートが唸りを上げますわよ?
てか、結局捕まった俺を蹴りまくった少女とかはどうなったんじゃろ?
その辺聞いてみたが、少女は見つからなかったそうな。
ガキーズも俺しか知らないだろうしおっさん達も知る訳ないよなぁ。いや別に感傷とかそんなのはないぞ? だってなぁ、自業自得やしなぁ。来世はいい子になるんやで? 現世にまだ生きてたら助かった命大事にするんやで? おいちゃんとの約束や。
じゃあ、おっさんずありがとな。金たまり次第払いに行くから待ってろよ! ちなみにおいくら万円ですかと聞いてみた所、子供を探す程度なら鉄貨2枚なんだってさ。安いのね子供探し・・・ま、助けてくれた事も加味して5~10枚って所やな。働いて返すからな~。
何はともあれまずは酒場のおっさんの所で働かせてもらうか。まかないが出るからな! 正直腹減ってしんどいです。おいしみが・・・おいしみが足りない(ガクガク
ふらふらしながら歩いてたらおっさんが前にくれたビスケットもどきを渡してきた。んなふらふらな状態で働いてたら迷惑になるだろと怒られますた。今日はしっかり休んでしっかり食べて明日からにしろとの事。
むぐぐぐ・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます