第9話 時間がないので軽い設定


貨幣について


この世界では賤貨、石貨、鉄貨、大鉄貨、魔貨、中魔貨、大魔貨が存在する。


主に使われるのは【賤貨】から【鉄貨】で、それ以降は商人や貴族等が使用する事が多い。給料として渡されるのは主に【大鉄貨】となる。


【賤貨】

その名の通り、ほぼ価値のない貨幣。

日本で言えば1~5円や、アメリカなら25セントとかその辺り。

買い物をするときに足りない分を補填するなどの理由で使われる。

素材は貝などの硬い物体に【魔力】を込められたもの。

魔力を込めてない貝殻などでは賤貨とは認められない。

普通に金として使う事も出来るが、砕いて僅かな魔力を取り込む事も出来る。


【石貨】

成形した直径4センチほどの薄い石で作られた貨幣。

基本的に貨幣には魔力が込められている。安い果物や簡単な食料品などを購入するのに便利な貨幣。日本で言えば100円~300円に相当する。石である故に脆いという事はない。魔力が込められているので無理に破壊しない限りは壊れない。欠けたりはするが。それなりに魔力が込められているので吸収して魔力を回復したりも出来る。勿論その場合貨幣としての価値は無くなるので注意。


【鉄貨】

細長い板金型の貨幣。その中で一番価値が低い物。

パンなどを買ったり、小物を買ったりするのによく使われる。

日本円で言えば1000~2000円ほど。魔力を補充するにも十分な量があるので

魔法使いや魔力枯渇症の一時的な補填などにも使える。

町民などは基本この鉄貨を用いて売買を行う。


【大鉄貨】

鉄貨より一回り大きい厚さ1センチほどはあるインゴッドの様な貨幣。

大きな買い物をしたりするのに使われる。日本円で言えば1~3万円ほどの価値

町民が一月普通に働いて大鉄貨を3~5枚ほど貰うのが基本になる。

かなりの魔力を込められているが、此方は基本的に金としての価値が高く

魔力吸収としてはあまり使われない。余程の緊急時や窶れ人になりかけている人間に

使う程度だろう。


【魔貨~大魔貨】

大商人や貴族、一流のモンスター狩りが使う様な大金。

一番価値の低い魔貨で、日本円で言えば100万程になる。大魔貨は1億ほど。

大商人や貴族などはこれで商売や買い物を行う。モンスター狩りは貨幣に使う事も多いが、稀にこれを用いて魔力のブーストを行い討伐に出たりもする。

大魔貨1個もあれば小さな村なら数年以上は余裕で暮らしていけるだろう。



魔力について


この世界の存在には例外を除き魔力が宿っている。その辺の石や木々、人間、モンスターなど。魔法使いや魔剣士でもない限り日々消耗する魔力は極僅かであり、日々食事をとっていれば問題なく賄える。


ただし怪我をしたり、魔法を用いたり、精神的に疲弊したりして魔力を失っていくと精神が不安定になり、最終的に発狂し【窶れ】化していく。


これは魔力を持たない存在以外あらゆるものが同じ条件である。故に魔力とは生き続ける上で必要不可欠であり、それを失っていくという事は終わりに近づくという事である。一度【窶れ】になってしまえば例えどれだけ魔力を補充したとしても元に戻る事は出来ない。一切の例外なく魔力や血、肉を求める化け物に成り果てる。


例え高潔な騎士であろうとも、聖女であろうとも。邪神軍の魔族であろうとも全て同じである。



主人公について


とくにまだ何も考えてない。


目的はない


そして


魔力を持たない




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