センチネルバース 設定
鴇六連
センチネルバース 設定
東京センチネルバースシリーズ『山狗』編、『蛇恋』編は、センチネルバースの基本設定を踏襲し、オリジナル設定を多く加えています。
傍点部分が東京センチネルバースオリジナル設定です。
◆センチネル
視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感が超発達した異能者。常人の身体能力を超越した肉体は獣身化も可能。しかし能力を自己制御できず、ガイドのコントロールがなければ五感が暴走する危険がある。日本には約300人のセンチネルが存在し、能力の強さにより17階級に分けられている。
◆ガイド
共感力と読心力を持つ異能者。センチネルの強大な能力をコントロールできる唯一の存在。身体能力は常人と同等で、獣身化できないが、ごく稀に例外がある。日本には約200人のガイドが存在し、能力の強さにより11階級に分けられている。
※五感の暴走やゾーン落ちに脅かされているセンチネルは本能的にガイドを求める。縄張り意識が強いため自分以外のセンチネルを嫌い、ガイドたちのことは甘やかす傾向がある。
◆伴獣(ばんじゅう)
異能者の精魂が動物の形となってあらわれたもの。常人の前では、姿をあらわしたり消したりすることができる。肉食動物・草食動物・爬虫類・鳥類・昆虫・神獣まで、伴獣の姿は異能者の力の強さや性格によって異なる。異能者(主にセンチネル)が伴獣に変容することを〝獣身化〟と言う。
◆PCB
センチネルとガイドが属する組織〝異能者保全局〟――〝Psychics Conservation Bureau〟の略称。世界中に点在するPCB本拠地ビルを〝タワー〟と呼ぶ。
◆階級(クラス)
センチネルは9A~1Bの17階級に、ガイドは7A~1Bの11階級に分けられる。センチネルの9クラスと8クラスは稀少。5クラス以下は細かく分けられておらず、Bのみ。
◆制御アクセサリ
センチネルの発達しすぎた五感を抑えるためのアイテム。眼鏡・ヘッドホン・マスク・手袋・煙草など多種類ある。ガイドの能力が必要不可欠な高位のセンチネルにとっては、一時凌ぎの道具でしかない。
◆ノイズ
センチネルが異能の力を使うたび発生し、精神や体内に溜まっていく不快物質。五感の暴走やゾーン落ちを引き起こす。ノイズを除去できるのはガイドのみ。
◆ゾーン落ち
能力の酷使によって五感が暴走し、痙攣や錯乱、野生化、昏睡状態に陥ること。センチネルが克服し得ない、唯一最大の弱点。ガイドの適切なガイディングとケアがなければ精神崩壊して死に至る。
◆ケア
ガイドがセンチネルの心身に溜まったノイズを取り除く行為。センチネルはガイドと触れ合うことで精神・肉体・能力が安定し、五感の暴走やゾーン落ちを回避できる。
◆ガイディング
ガイドが、ゾーン落ちしたセンチネルの精神に入り込んで現実世界へ連れ戻す行為。ガイディングに失敗すればセンチネルとガイドともに精神崩壊をきたす危険があり、ガイドに強い精神力が要求される。
◆契約(ボンド)
センチネルとガイドが〝つがい〟になること。契約が成立するとガイドの左手の薬指に模様(=センチネルの所有の証)が浮かび上がる。模様がある間、センチネルはつがいのガイドのケアとガイディングしか受け付けなくなり、ガイドもつがい以外のセンチネルたちを制御できなくなる。誰とも契約せず、ケアやガイディングをビジネスとしているガイドも存在する。
◆適合率
センチネルとガイドの相性を数値化したもの。最高値は100%だが存在した例はほとんどなく、90%台も極めて稀。契約した相手が姿を消しても、ほかの異能者と新たな契約を結ぶことが可能。しかし適合率が75%を超えたつがいを失った場合、ゾーンに落ちて死亡するセンチネルが多い。また、適合率の高いセンチネルとガイドが契約するとは限らない。
◆獣身化と野生化の違い
獣身化……センチネルが自身の意思で伴獣と一体化すること。姿をあらわしたり消したりできる。
野生化……精神の乱れや激怒により、勝手に伴獣に変容してしまうこと。姿を消すことができなくなる。適切なガイディングを受けなければ人間に戻れない。野生化はセンチネルにとって忌むべき現象。
センチネルバース 設定 鴇六連 @toki_6r
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