第3話 繋がる希望と自己紹介
ユウとカイトは、リナの微かに残った位置情報を頼りに、彼女のいる場所を探し始めた。周囲の暗闇が深くなる中、二人はお互いのことを少しずつ話し始めた。
「カイト、さっきの砂漠はどんなゲームから来たの?」ユウが問いかけた。
「俺は『砂漠の戦士』っていうシューティングゲームから来たんだ。」カイトは話し始めた。「このゲームは、広大な砂漠地帯で繰り広げられる戦闘がメインで、砂嵐や砂漠の生物との戦いが常に行われる。プレイヤーは弾薬の管理や戦略の構築が重要で、いかに効率よく敵を排除するかが鍵なんだ。」
ユウは興味深そうに聞きながら、「なるほど。俺は『エルドリッチ・クエスト』っていうファンタジーRPGから来たんだ。」と話し始めた。「このゲームでは、プレイヤーが魔法使いや剣士として広大なファンタジー世界を探索し、クエストをクリアしていくんだ。キャラクター作成の自由度が高くて、スキルや魔法の組み合わせが多彩。俺は主に魔法を使って戦うタイプで、魔法の使い方には自信があるけど、実際の戦闘はちょっと心配だな。」
カイトは頷きながら、「なるほど、魔法か。俺は主に射撃やトラップの設置が得意だけど、近接戦闘は少し苦手なんだ。でも、シューティングの経験が生かせると思うし、何とかなるだろう。」と答えた。
「それにしても、リナの声が聞こえた時はかなり焦ったよ。」ユウは続けた。「最初に会ったときも、何か異常があったみたいで、みんながどうなっているのか心配だ。」
「俺も同じだよ。」カイトは同意した。「リナさんが助けを求めている以上、彼女を無事に助け出すのが最優先だ。全員で合流するためにも、リナの位置を特定して早く向かう必要がある。」
しばらく歩き続けると、前方にぼんやりとした光が見えてきた。その光はリナが閉じ込められている場所の近くに違いないと、二人は確信した。
「この光、リナがいる場所かもしれない。」ユウは言い、カイトも頷いて前進を続けた。
光が近づくにつれて、周囲の景色が少しずつ明るくなり、リナが閉じ込められている可能性のある場所が見えてきた。ユウとカイトは互いのゲーム経験や特技を活かしながら、慎重に道を進んでいった。カイトは砂漠で培った経験を生かし、周囲の地形を巧みに利用しながら進む。一方、ユウは魔法の力で道を切り開く準備を整えた。
「リナのために、どんな困難にも立ち向かおう。」ユウは決意を新たにし、カイトも同じ思いで歩みを進めた。
二人の努力が実を結ぶかどうかは分からないが、希望を胸に、リナを無事に救い出すための道を切り開いていった。
ゲームリンク:サバイバル」 のりしろ @leekk
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