時間 少女のために

広い明るいところに

一度も君を連れて行けなかった

それだけが

心残りだ。


後悔をするには

幸せすぎたな

あの時に戻りたいとは思わないけれど


ゆっくり話もしないで

ほんの一時

私は見てはいけない時間をみてしまったんだ

それが、不幸というものなのだと

かわいい瞳の悪魔に聞いた。


君とのさよならは

死ぬまでのお別れ

もう、二度と会わない方が

おたがいのためだろう

そんなさよならはもう言わないだろうから


ここからはずっと悲しいどうしようもない思い出だ


遠くなってゆく

君の面影は

思い出せなくなってゆくほど

私の命を削ってゆく

嬉しいだろう?

同感だ。


もう、時々しか空など見ないけれど

君とは明るい広い空を見れなかったな

私はさまよって死んでゆく

そして君に見つからないように地獄に行こう


ただ、

幸せだった

あんなきれいな星空はなかったから

狭い小さな四角い夜空だったけれど。

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