diaphragm

Depression

「あー…。クッソ疲れたわー」

先ほどまで無限、いや永久とまで感じられた地獄の授業を終えた僕は学校唯一の憩いの部屋

「生物室」までやってきていた。

「おーい奏～！」

…何か呼ばれたかな？いや呼ばれてない大丈夫疲れすぎて幻聴が聞こえてきただけだ安心しろ。

「無視すんなよーっ」(バシッ！)

「痛っ！まーた叩かれましたよはぁ…」

「わりーわりー笑」

このｸｯｯｯｯｯｯｿ忌々しいこいつの名前を皆にご紹介しよう。こいつは村下夕輝。同じ生物部所属のメンヘラDV男の素質を持った友達だ。

なぜ僕という人間がこの男といなければならんのだ、僕は誇り高き疫病神なのに…。

「そーいえばさ」

僕が物思いにふけっている内に夕輝があることを聞いてきた。

「お前、なんで疫病神連れてんの？」

……は？

続く