謎の男と少女の正体はいったいなんだったのか

主人公の土屋文一は、親から継いだボロくて小さな不動産屋をたった一人で経営していた。そんなある雨脚の強い日、傘もささずに佇んでいた謎の男と出会う。男は立ったまま、書類も何も書かず聞かず、高額で山の中にある民家を買い取らせて欲しいと言う。
この時、隠れ家を引き渡してしまったことが原因なのか、はたまた、男と出会ってしまったことそのものが原因なのか。主人公はとある奇妙な事件に巻き込まれてしまう。

終始ドキドキハラハラさせられる展開に、読む手が止まりませんでした。最後の主人公の選択は、本当に正しいものだったのか……。
そして、女の子は男と男の妻の間にできた一人娘だったのでしょうか。それとも、会社から抜け出した際に連れ出した訳アリの子どもだとか……?

謎が残るストーリーで、考察の捗りそうな興味深いお話でした!とても面白かったです!