アンタがラインを越えたんだから責任とって貰うから

#7

｢あああああぁぁぁーーーー………………｣

｢だるっ｣

｢しんどっ｣

｢やっと2人っきりに慣れた｣

｢………………いや、なんでアンタはそんなニヤニヤしてんの｣

｢はぁぁーー…………｣

｢どうしてもって言うからアンタん家の家族旅行に着いてきたけどさ……｣

｢なんでアンタ……妹が3人も居んのよ……｣

｢やたらと元気だし……やたらと絡んでくるし……やたらと懐かれるし……｣

｢ホント面倒臭い｣

｢それもこれもアンタが私の事を……彼女、だなんて紹介するから……｣

｢……いつから私はアンタの彼女になったわけ？ねえ？｣

｢……………………なに、その驚いた表情｣

｢……｢責任をとれって彼氏になれって事かと思ってた｣？｣

｢…………｣

｢……………………｣

｢………………………………いやそれは友達ってことで、そこまで求めてた訳じゃないんだけど(ボソッ)｣

｢……じゃあなに？アンタは最初っから……｣

｢はぁ……｣

｢……勘違い野郎｣

｢……勘違いさせたのは私だって？｣

｢……まあ、そうかも｣

｢なによ……急に改まって……｣

｢……………………｣

｢…………私が？｣

｢なんで｣

｢責任とらなきゃならないの？｣

｢うっ……！｣

｢それは……｣

｢あ、アンタが勝手に私の事を好きになったんでしょ……｣

｢あー……｣

｢あーーー………………｣

｢あああーーーッッッ！｣

｢あー、もう！そんな恥ずかしいセリフ連発しないで！恥ずかしいッ……！｣

｢分かったッ……！アンタの気持ちは分かったからッ……！｣

｢責任とる！責任とればいいんでしょッ！？｣

｢はぁぁああーーー…………｣

｢もう……ホント、アンタは変なヤツ｣

｢……私の方がよっぽど変なヤツだって？｣

｢うっさい。バカ｣

｢まあ……丁度いいのかもね、私ら｣

｢……アンタは私のラインを越えた｣

｢だからアンタには責任とってもらう｣

｢で｣

｢私がアンタにラインを越えさせた｣

｢だから私がその責任をとる……｣

｢これ……よくよく考えたら盗っ人理論じゃん。盗まれるのは盗まれる所に物を置いとくヤツが悪いってヤツ｣

｢……ドロボー｣

｢最低｣

｢クズ｣

｢バカ｣

｢変人｣

｢まあ、いいや｣

｢別に、アンタはこれから何が変わる訳じゃないでしょ？｣

｢……でしょうね。アンタはずっと私の彼氏のつもりだったみたいだし？｣

｢……でも｣

｢私はね｣

｢違うから｣

｢私は……今、アンタの彼女になったから｣

｢どういうことか……分かる？｣

｢もう……我慢しなくて、いいって事｣

｢いいよ｣

｢責任取ってあげる｣

｢アンタが言ったんだから｣

｢覚悟｣

｢出来てんでしょうね？｣

｢まっ、出来ていようが、いまいが｣

｢知ったこっちゃないけど｣

｢私がラインを越えたんだから責任とってあげるから｣

｢んッ……｣

｢あむっ、んっ、じゅるっ……んっ……んんっ……｣

｢んちゅ……ッ、はむっ、んッ……じゅぅッ……｣

｢ちゅぱっ、んじゅっ……じゅるっ、じゅるッ……じゅるるっ……！｣

｢んっ、ちゅぱっ……ちゅっ、んじゅっ、ちゅぱっ……んじゅっ……｣

｢じゅるるぅううっ……！ずぞぉお、んごっ、んんんッッッーーー…………！！！｣

｢ぷはぁあっ……！｣

｢はぁ……はぁ……｣

｢……ねぇ｣

｢ここってさ……｣

｢混浴の露天風呂あるみたいなんだけど｣

｢今から｣

｢軽く汗かくと思うから｣

｢後で｣

｢一緒に｣

｢汗｣

｢流しに行こっか？｣