第2話 初恋の人そっくりのラブドールを作りたい。

時刻は26時、今日も日課のマスターベーションを3セットこなした。 しかし何故だろう、いつもなら賢者タイムに入って、宇宙の起源や人類の進化など深いことを考えているはずなのに今日は少し違った。


賢者タイムに突入せず、まだえっちなことを考えている。マスターベーション3セットというのは体の限界スレスレのハードなものだ。

しかし今夜は俺の息子はギンギンにそびえ立っている。さながらピサの斜塔の様に。


もう1セット行おうとスマホで次のおかずを探していると、妙な虚しさが襲ってくる。


「誰かとえっちしたい...」


1人でえっちするより女の子とえっちした方が気持ちいいのは至極当然のことだ。

だが、ここでひとつ問題がある。俺には彼女もセフレも居ないため、相手が居ないということだ。

そのため女の子とえっちする方法は2つしかない。1つ目は風俗やソープランドなどのえっちな店に行くことだ。しかし、女の子とまともに会話すら出来ない俺にはそれすらも厳しい。

なので消去法で2つ目の方法しかなくなってしまう。それはラブドールとえっちすることだ。

そう考えた俺はネットでラブドールについて調べてみる。しかし、ここで1つの問題に直面する。

どのラブドールにも顔がついていないことだ。

顔がついているものもあるが、俺の求めている理想の顔は見つからない。なら自分で作ってしまおう、そう思った俺は明日に備えて目を閉じた。


俺が目覚めた時今日が始まる。時計の針はもう14時を指していた。

俺のラブドール作りはここから始動する。

まずはどんなラブドールを作るか考える、とりあえず主要ポイントは胸、太もも、下着、だろう。

だが一番大事なところ、それは...


“初恋の女の子のようなラブドールを作ることだ。”


初恋の女の子はとてもスタイルがよく、出るところは出ていて腰周りは細い。しかし太ももは少しむちっとしていてた。少し天然で誰にでも優しい彼女にジト目をしながら「キモイ」と罵られたあの日のことを思い出すと今にも逝ってしまいそうだ。


俺はそんなことを思い出しながらアダルトグッズショップに向かっていた。


「す、素晴らしい...」


そこには大小様々な胸のラブドールが並んでいた。初恋の子の胸はだいたいDカップ(俺調べ)

なのでDカップのものを買おうとしたが、大は小を兼ねるということわざを思い出しFカップの物を購入した。後ここで忘れてはいけないのはラブドールヘッドだ。これをつけて自分で顔を描くことでこの世に1つだけしかない俺だけのラブドールを作ることが出来るのだ。

等身大ラブドールということもあり5万円もしたがこれからの性生活がより豊かになっていくものだと考えると安い投資だと感じた。


そして次はお待ちかね下着を買いに行く。

別に下着は要らなくないか?と思っている人もいるかもしれない。しかし、全見せはかえって萎える、チラリズムこそ正義なのだ。

だから次の行先は下着屋さんという訳だ。


「い、いらっしゃいませ〜?」


若干、困惑気味の定員さんが不信そうに俺を見つめる。しかしそんなことは気にせず俺はブラジャーを選んでいた。前に女子高生から借りた黒の紐パンとのコントラストを意識して、あえてフリルのついた布の面積が広いものをチョイスして会計へと向かう。


「お会計4500円になりますプレゼント用のラッピングはどう致しますか?。」


そう問いかけてくる定員の目は声色とは違い軽蔑の眼差しを向けていた。

タンクトップ、半ズボンに壊れたクロックスどう見ても彼女がいる男の服装をしてないからだ。


「お、お、お願いします...」


自分と同年代や年上と話す時はキョドってしまう俺だが今日はそのキョドり具合にも磨きがかかっている。少しでも恥ずかしさを軽減するために俺はプレゼント用のラッピングをお願いして貰らった。


ようやく家に着くラブドールに頭を装着し、顔を描いていく。手先の器用さだけが取り柄の俺にとってはこの程度のことは朝飯前だった。

昔、盗撮した初恋の子の写真を見ながら写生していく。出来栄えは及第点と言ったところか自分ではかなり可愛く描けたと思う。


“俺はその子に初恋の女の子と同じ名前を付けた。”


そして俺は下着をプレゼントした。彼女は黒が好きだったこともあり喜んで履いてくれた。


「挿れるよ」


初恋の人を前に興奮を抑えられなくなった俺は彼女を押し倒しえっちを始めていた。

彼女の吐息が耳にあたる。俺が奥に入れる度にえっちな声で喘ぐ彼女の口を塞ぐようにキスをした。彼女が悶え苦しむ姿を見て俺の息子はたちまち成長していく。


「中に出していい?」


そう問いかけると彼女は首を縦に振ったような気がした。もちろん中に出す俺。最高のフィニッシュを迎えた俺はベットに横たわる。


最高の1日だと噛み締めた。本物に近い匂いや声を出せるようにこの子を改良してもっと性生活を充実させようと俺は闘志を燃やすのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ご愛読ありがとうございます。

フォローやコメントをしてくださると励みになりますのでよろしくお願いします!

皆さんはどんな体位が好きですか?僕は対面座位が好きです。えっちしてるときに密着している感じが愛し合ってるんだなと感じさせてくれます。

異論がある方はコメントください、ディベートしましょう。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

女子高生のパンツを使ってコーヒーを入れたい。 結友。 @yuu_92

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ